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高卒公務員からVCへ、半年経ちました。

夜遅くに見ていただいて、ありがとうございます。
現在、スカイランドベンチャーズでキャピタリストとバックオフィス担当しております。横山タクミと申します。

高卒で入社した公務員を6年半勤務の後、2024年1月よりスカイランドに入社し今日で半年が経ちました。
スタートアップ界隈には、高卒公務員からのVCへのキャリアチェンジの方はいないかと思うので、その辺も記載しつつ。
個人的もお話も多くなりますが、良ければぜひ読んでいただければ幸いです。


バックオフィスで入社した社員にも、平等にチャンスがあった

スカイランドへの入社経緯ですが、Wantedlyに募集の出ていた学生インターンの枠から応募して、正社員のキャピタリスト志望で面接していただき、バックオフィスとして採用していただきました。
(初期よりNextBaseの管理人もしております。)

木下さんのことはもちろん、スタートアップ業界のことも、VC業務のことも知らない状態でしたが、採用理由の主要因は「前職を退職し2日後に渋谷に引っ越した後、転職活動をしていたこと」と聞いてます。振り返るとこれで採用されたという事実は驚きしかないですし、本当にタイミング等含めて運が良かったなと思います。


入社したての僕、背景が良い感じです


そんなこんなで入社して、始めはバックオフィスとしてファンドの管理業務や、契約書や管理周り、NextBaseというコミュニティスペース運営業務などをしていました。誰にでもできる作業や雑用なども率先して行っていました。

そして入社時、下記目標として掲げていました。

・Skylandの内部課題に対する新しいアプローチを見つける。
 行政での経験やこれから得ていく事でコーポレート業務に触れ熟せるようになった後、キャピタリスト業務も関わっていきたいと考えています。
コーポレートとキャピタリストを繋ぐ存在になる。
を掲げて、日々の業務に取り組み、SV内でのロールモデルを目指します。

入社して1週間の時のnote

常に意識はしていたものの、そんな簡単に2つのポジションを繋ぐなど出来る訳もなく、業務や業界に慣れることを中心に3か月ほど過ごしていました。

そんな中で、荒波(スカイランドで行っているプレシード向けのインキュベーションプログラム)で人を集めるソーシングが大変、という呟きを聞き、自分も少しお手伝い出来ればと行動したことがキッカケで変わりました。
業務時間外であればと学生にひたすら会い、荒波の代表者である中村さんに繋ぐことを行いました。

上記スケジュールの3週間のインキュベーションですが、なんと3か月に1回開催しております。



1か月間の間で時間外で200人ほどの学生に会い、MTGをして、20人ほど荒波参加エントリーをしていただきました。
そんな中でソーシングに関して認めていただき、現在ではキャピタリスト業務とコーポレート業務を兼任し働いております。

スカイランドベンチャーズの現在、ソーシングしていくという観点ですと、平等に価値を出せるチャンスがある体制でした。
時間外とはいえ、起業家との面談をガンガンさせてもらえて、かつ許していただける環境であったこと感謝しかありません。

何も持たない自分には、時間の投下と即行動しかない

この話をすると、時間外で100人?どんな方法でやったのかと、よく聞かれます。

特に凄い事などなく、ほぼ毎日時間の許す限りオフラインの学生イベントや起業家のイベントに行き声を掛け、後日オンラインでお話をしていただけでした。

なぜそこまで時間を使えたのか
入社前の段階で、僕と僕以外のメンバーには圧倒的にスキルや経験の差があることは明白でしたので何か対策しなければと考えていたので
食事や睡眠以外の時間を、いったん全てVCに関するものに限定して生活を送ろうと決め行動していました。
(入社タイミングで、過去関わりのあった友人知人に、2年間ほどは仕事に集中したいので遊びには誘わないでほしい旨を周知し、一旦距離を置くようにしたりしていました。)
それと同時にNextBaseに毎日いるとも宣言しています。(冠婚葬祭やイベントを除きます。さすがに。)

こんな事に大きな意味はなく効率よく働くことが優先なのではないかと突っ込まれたこともありますが、自分自身への意思表明ケジメとして即行動しました。

今後も、時間の投下量を意識して意思決定し、自分の仮説と基準をもち、迅速な行動を徹底します。

若手VCとしての自分の色を出していくことは簡単ではない

現状の仮説ですが、若手シードVCの課題であり命は、情報と起業家に本心から尊敬し寄り添えるマインドかと思います。
いかに有益な情報を起業家に提供できるか。そこでVC(キャピタリストなどポジション関係なく)としての価値もある種、決まると思っています。

起業家が課題を打ち明けてくれたときに、プロダクトなり、マーケティング施策なり、営業なり、その時々で最適な打ち手を提案できるかどうかで、企業の運命が変わることもあり得ます。
常にアンテナを張って、引き出しを増やすことを意識していきます。

​​起業家から信頼してもらえるVCになるためにも、投資の有無に関わらずこちらの意見を押し付けたり不義理なことはせず、一人の起業家として誠心誠意向き合う事は一生忘れずにキャピタリストとして行動していきます。

印象に残っているものとして、先輩の面談に同席した際、起業家のテンションがどんどんと上っていくのを目の当たりにしたことがあります。
先輩が、事業の課題や悩みを引き出し、その上で的確な情報を提供すると、相手の表情が変わり、先輩VCと起業家の間に信頼が産まれた瞬間はVCとして介在価値になりうるのではないかと思います。

私も、信頼してもらえるVCに、そして自分がわからない領域に関しては適切な人材をつなげるよう情報と起業家の向き合い方は見誤らないように。

そして僕だからこそ出会える起業家がいて、君と話せてよかったとFBいただくと、介在価値はあるんだと自信になりました。
今後お話する方も、せっかく貴重なお時間を割いていただくので、お互いにとって有意義な場にしたいと思ってます。

僕が現状投資したい興味領域も載せさせていただきます。

他にもエンタメ系などで、複数追っているテーマありますので少しでも気になれば気軽にお声がけくださると嬉しいです。


そして意思決定の際、1番優先していることですが、スカイランドベンチャーズという組織に属する中で社内に無いアセットになるべきと、新しい価値提供が出来るようにと常に考え行動しています。

独立系VCの究極目標は企業の成長でありファンドリターンです。
そこで最重要となるのは、企業の価値と成長性を見極め、投資を行うことに他なりません。

NextBaseという僕にとって居心地の良い場所

ちらほら出てくるNextBaseってなに?と疑問符浮かべている方もいるかと思います。

NextBaseは、XTech VenturesとSkyland VenturesのVC2社が提供する、渋谷桜丘にあるスタートアップ向けシェアオフィスです。
僕はNextBaseの2代目管理人も兼任しております。
24時間365日管理人が常駐するシェアオフィスとなっています。
イベント開催も完全無料で受け付けております。お堅い勉強会から、学生の新歓イベントまでとても柔軟に対応できますのでぜひご連絡ください。

うーん最高ですね!

こちらが申し込みフォームですが、興味を持っていただけたのであれば、申し込まなくてもいいのでとりあえず渋谷に来てください。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScgTHuhBFkeof0ViLMUpFSAlLPz5GbemevYYhsS2o3WlVyp9Q/viewform

平日の夜でも、土日にスポットで勉強会が行われたり、気が向いたら行きたくなるシェアオフィス・コミュニケーションスペースです、と好評を各所からいただいております。本当にいつもありがとうございます。

そんなスペースであるNextBaseですが、起業家やVCやスタートアップ界隈の方が毎日来てくれており、とても活気がある場所であると認識しております。

僕の現状の思考プロセスや知識はNextBaseに来てくださっている起業家VCその他の皆様のお陰で形成されているものが多数存在します。
そう言い切れるほど僕にとっては有ってよかったと思える場所です。

起業家の近くで過ごしていると、やはり泥臭く行動していることを肌で感じます。僕はVCとして当たり前のように、起業家の基準値には遠く及びません。
誰よりも起業家の近くで時間を共に過ごし、自分自身の当たり前の基準値を底上げしたいなと強く感じさせられます。

そしてSVのMISSON&VALUEにある「起業家から学べ。起業家と暮らせ。」の意義はここにあると勝手に思っています。

SVのMISSON&VALUEなんです。荒波もここから来てます。

常々、自分の無知を痛感します。
追いつかなければと毎日思うばかりです。

それと同時に、起業家と話をして彼ら彼女らの熱量に触れるたびにこの界隈に来れて、SVに木下さんに拾ってもらえて、いつも面倒みてくれている中村さん、コーポ業務を教えてくださる佐々木さん、初田さん、本当に今の自分は恵まれているなと感じます。

現状のスカイランドに無い要素×ファンドリターンになりうる要素
なものがあれば必ず飛びついて、即行動していけるよう徹底していきます。

駄文でしたが、読んでいただきありがとうございました。





今までの話と関係あるようで全く関係ないのですが、現状のスカイランドに無い要素が必要だ!という判断軸だけで急いだ意思決定をした結果、電動一輪車を即決し現在通勤をしています。
渋谷付近を滑走していますが、遠巻きで写真を撮らず、見かけたら声をかけてくださるとても嬉しいです。

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