スゴイ人になる
高校生の頃は、国立大学生になるというだけでめちゃくちゃカッコいい気がした。しかもその当時は国立に受かる事しか頭になくて、その先なんかどうでも良かったし、こんな将来の悩みは、大学生になるとすっかりなくなると思っていた。
だって私が高校生の頃思い描く大学生像は、みんな遊び呆ける毎日で、勉強はしなくていいし、ゲームはし放題、女の子とも遊び放題だと思っていたから。
こんなこと言うと、目的を持って大学に入ったほうがいいとかなんとか言ってくる奴がいるけど、そんなこと初めからわかってるし、目的持って大学行ってるやつはその時点で偉いやつ。
いざ大学生になって、すぐに将来のことを考え始めた。理想の大学生にはなれなかった。このまま会社に入って面白くない日々を過ごすのかと、そんなことしか考えられない。
スゴイ人になりたいとみんなが思っている。みんなから頭ひとつ抜けた存在になりたい。有名になりたい。稼いで好きなことしたい。そんな風に思っている。
私もそう思う。
スゴイ人にならないといけないって焦りがどこかであって、スゴイ人にならなくてもいいって方向に考えが向かない。
これってある種、周りの考え方につられてしまっている所が多いと思う。将来何をしたいかあと2年くらいじっくり考えたい。
社会全体で苦手な所を補完していくようになれたらいいのに、今の時代、これからも個人が勝ち抜くよう求められる。そうでなければ、無能と切り捨てられる。
好きなことに関われる仕事がしたいし、仕事がそんなに面白くなくても、お金を稼いでそのお金で好きなことが出来たらそれでいい気もする。
好きなことってなんだろう。やりたいことってなんだろう。人生ってこんな感じで終わる気がして毎日怖くなる。やっぱり私は世界の真理が知りたい、それから死にたい。世界はどうなっているのか、本当に秘密結社は存在するのか、死ぬ前に答えが判るようになっていると毎日生きる気力が湧いてくるかも。逆に早く死にたいと思うかも。結構この話は面白いかもしれない。