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父の新生活

奄美に住むのが夢だ!!
と父がずっと前から、言っていた。
お正月の絵駒にも

奄美に永遠に住みたし
と書いていた・・・。

そう思うのは、いつも私がここにいる時は、全てお世話してるからだよ。

住むのと訪ねるのとは違うと思うよ。

と何度も諭した。

私の活動中、父を5回ほど奄美に招待したので病み付きになってしまったのか・・

それにしては、来る度に、別に観光したり、海に行くわけでなく、うちで読書、ゲームなどをするだけで、進んで奄美を満喫しているとは見えない・・笑

買い物行く時や、食べに行く時、私の車に乗って、外に出るだけ・・・笑

本気?・・

が、しかし・・・

遂に、コロナの様子を見ながら
自粛要請のタイミングを見計らって、
父は、7月20日 無事に奄美に到着。

移動中大丈夫かとヒヤヒヤしましたが、
感染も無いようで、

住所を奄美に移す予定で

父の奄美生活が始まる・・?!みたいです・・。汗

私自身、4年間 私の全てを注いだ活動は
この土地には受けいられなかった・・・
敗北感で、燃え尽きてしまい、コロナ前の1年間、早々奄美で自粛していました。

人にも会わず、
唯一 外に出るときは、私のレッスンの価値をわかってくださる数人の生徒さんたちに教える時。しばらく 静かに、細々と生活させていただいてました。

でも、こんなに引きこもってばかりもいられないし、そろそろ奄美を出て、次のチャプター見つけないとなぁ・・

長年海外活動と、長年のオーディションから、ありがたい、海外の仕事も入って、次への活動開始だ!

・・というところで、コロナに突入。
ドイツ公演も、ここで、教えることも 全てダメになりました。

そんな状況を一番近くで、見届けてくれてた父だと思ってたのに、
私の現状の話を聞いているのか、いないのか、
それでも、奄美が好きなんだよ。と言い続けました。

そんな言葉を聞いていくうちに、

私自身は、夢を失ったけど、
父の夢を実行しなかったら 
一生後悔するだろうな・・・と頭のどこかに自責の念が生まれ始めました。

・・・・ということで、
父の夢手伝いを一応してみる・・ことにしました。

あくまでも、努力はしてみようぜって事です。

そして家探し始まりました。

意外と奄美は住宅難でうちを見つけるのは 難しい。
そして、家賃もそんなに 安くはないので、
県営、市営や町営を狙って、探してました。

けれども、県営、市営、町営を手に入れるのは、
そんなに甘くない、
市営は3〜5年待ちと聞いてたので、
最後はダメだったね〜で、
終わらせるつもりが・・

さすが、戦火で逃げまとう中、友人が死んでしまっているのを、横目に、大変な時期に生き残ったという

強運の持ち主、父。アキラ。

旧居の契約が終わる、ギリギリに町営が奇跡的に一番で、当たり、そして驚くことにすぐ、空きが出ました。

さらに、その場所は、

島一番の大型スーパーの徒歩圏で、

目の前がバス停・・・。空港にも名瀬の街にもすぐ行ける。
(1時間に一本くらいかな。)

それに斜め向かいには、新しい診療所ができて、いざという時 診てもらえそう。

うちの目の前は父の大好きなラーメン屋さん!!

(この辺りで島の人はもうどこだかわかってしまう・・笑)   

全て父のために条件が揃っている!!
なんて父はラッキーなんでしょう・・・。

龍神様がきっとお導きくださったに違いない。

東京の田舎(と父が言う)に住んでる、父のうちは、5階建団地で、普段は、リュックを背負って、私だったら歩いて20分の距離を、毎日買い物に2〜3時間くらいかけて、行ってたので、近くの大型スーパーは、救いの神。車がなくても、私がいなくても安心。(逆に、島生活っぽくないかもけど・・)

ここ近年、親戚や友人も、父の生活を心配してくれて、私に
なんとかした方がいいよと、いつも言ってくれてて、
かなりプレッシャーに感じてました。

母が生きててくれてたら違っただろうなあ。

でもどうしたらいい?

東京の別の場所に、引っ越すのだって今の私には無理だ。

・・・・それに今は、コロナ・・

やっぱり、今は、龍神さまのお導きに従おう。

・・ということで、
急遽決断しました。

引越しお手伝いしてくださった生徒さんの皆様、ありがとうございました。

さあ、私にとっては大きな決断でしたが、

あんなに覚悟があるんだ!
と言っていた父は・・
休暇気分で、まずは来たようです・・
(引越しの苦労もわからず・・苦笑)

父は7年前、心臓の大手術をしているので、
検診には、しばらくは 馴染みの、東京の病院に、行き来するつもりなので、まあ、とりあえず、ボチボチとかな・・。

奄美の人曰く、そうは言っても
都会の人は半年で飽きるよ。笑・・って。

そうかも・・

私自身 父とは海外生活になってからは、一緒に住んでません。
父が背骨が折れて絶対安静の時くらいかな。

しばらくは、父が自立できるまで
毎日 父のために行動することになりそうです。笑

それとも、私のためを思ってここに住もうと思ってくれたのかな?

ん〜〜〜〜・・・・

子供時代、私のバレエは猛反対だった父。今は応援してくれてるけど。

ぶっちゃけ、昔の父と今の父は全く違う。昔から、今の父だったら昔の私はどれだけ人生が変わっていたろうと・・(ややこしい・・笑)

私のキャリアを知ってる知り合いの方は、
自分らしい活動も出来ず、目立たぬよう ひっそり 暮らそうとしてるのを、密かに心配してくれてます。笑

辛いと思いながら挑戦して行くのと 何もしない事を、辛いと感じながら我慢する人生とは、違うよって。w  もうこれ以上は傷つかないかもだけど・・。

さて、どうなるのでしょうね。

先が読めない時代。

やってダメだったら次ですね。そういう風に考えないと動けないですね。

人生 未知未知。

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