着実に、根を下ろす。花咲き実ること
昨日の誕生日に沢山のお祝いメッセージをいただきました。ありがとうございます。とても嬉しいです。
そんな誕生日の翌日に、池袋での自動車衝突事故によって2人のいのちが亡くなったという報道があり、いのちというものは生も死も日々起きていることなのだということを、より一層感じています。
交通事故で亡くなるという報道を目にする度に、亡くなられた方のご家族や友人の皆様の事を思います。
それは私が夫を交通事故で亡くしたことが、かなり影響していると感じています。
私自身は、夫が事故で病院に搬送されたと警察から電話があった時に、とても本当の事とは思えず、詐欺ではないかと思いながら話を聞いていました。そのくらいショック過ぎて事実と認識できませんでした。
けれど、病院へ行って待合室で待っている間に少しずつ現実感が増してきて、不安や恐怖や無事でいて欲しいと祈るような気持ちなどがごちゃ混ぜになっていたと思います。
そして、死亡の診断を受けたときには・・・あまりにも苦しすぎて、実は詳しく覚えていないのです。ただ、涙がずっと止まらなかったことだけは何となく記憶しています。
そういった自分の経験を振り返る度に、今回の事故で亡くなられたお二人を大切に想う人達が、必要な支えを受け取れますように。そしてそのための仕組みが、日本で着実に出来上がっていきますように。そう願ってやみません。
そしてそれらが実現するために、リヴオンという団体が存在しているということを改めて感じています。
私は亡くしてから約1年半後にてるみんこと尾角光美さんと出会って、そこから自分の心身に起きている様々な状態がグリーフというものだと知ることが出来て、とても安心しました。
「自分だけがおかしくなったわけじゃないんだ。何か大切なものなくしたら、誰にでも起こりうる自然な反応なんだ」と。
だからリヴオンでの活動がタンポポのように、種が地に着いた場所で着実に根を下ろし、葉を広げ花咲き、また種を実らせて、その種が風に乗ってまた新たな地で根を下ろす・・
そんな風に活動が広まっていくことを願っています。
そのために私に出来ることは微々たることなのですが、1ミリずつでも着実に動き続けていきたいです。
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