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私の大好きな島、インドネシアのロンボク島

振り返ってみると、2023年は8週間インドネシアのロンボク島で過ごした。ロンボク島はバリの東隣にある島で、最初にやってきたのは3月。サーフ&ヨガリトリートに参加するためだった。聞いたことがない島だったけど、インスタ広告で美しい島の風景と、サーフィンを楽しむリトリートの様子が流れてきて、絶対に行きたい! と思い即参加を決めた。出産後初めて一人旅をして、この地のおだやかさと自然の豊かさに一瞬で恋に落ちた。

このサーフヨガリトリートを終えて、ジャカルタに戻っても青い空と輝く海、そして島の穏やかでピースな雰囲気が忘れられなくて、7月から娘の学校の夏休みに舞い戻った。5週間という長期間、もう旅とは言えない時間を過ごした。

9月にはシンガポールの友人とまた1週間弱過ごし、そして2023年の締めも再びロンボクで過ごしている。周りの友だちにはロンボクロンボクと鼻息荒く伝えているが、まだその知名度はバリ島に比べるとかなり低い。そこで私がロンボクを好きな理由を思いつくままに書いてみようと思う。


心がおどるレストランもカフェもちゃんとあるのです

バリの30年前の様子だとも言われるロンボク島。今はまさに開発途上段階で、いたるところでヴィラ、ホテルや、飲食店などの開発がすすんでいる。長期滞在するときにいちばん大事なのは食のバリエーション。私がいつも滞在するクタエリアのメインはピザなどの洋食レストランで、どこも本当に美味しい。そして数少ないけれど、日本食レストランや中華レストランもある。そこにインドネシア料理の食堂を時々挟んでいけば、食事内容はとってもバリエーション豊かになる。おいしいご飯はそのままその場所で過ごす生命力になるので、かなり大事なのである。


パーティを卒業したあなたにピッタリの豊かで素朴な自然

ロンボクのクタエリアのビーチは、ローカルの海の小屋が連なっている。大きな音をブンブンと鳴らすパリピチックな店もないし、簡素だけどゆっくり時間を過ごせる雰囲気が大好きだ。また道路を走っていてもいたるところで鶏や牛の行列を見ることができる。その光景は都市では絶対見ることができない。のんびりと道路を横切る動物たちを、私たちは同じくのんびりと待つしかないのだ。このゆるやかな時間、プライスレス。派手なディスコもバーもほぼないクタエリアは、パリピ的な旅を卒業した私たちに最適なのである。


インドネシア人の優しさレベルが最上級

インドネシアで過ごしたことがある人なら、うんうんと納得してくれるのが彼らのおおらかさ、優しさ。大都市のジャカルタの人たちも十分にやさしいが、ロンボクのそれはさらに上を行く。怒ったりイライラしている人を誇張抜きで見たことがない。3歳娘が走り回ろうが、注意するどころか一緒に遊び始めてしまう。子連れ旅行にはありがたすぎる環境なのである。


観光客がまだ少なく、長期旅行者が多い

ロンボク島へインドネシア国外から行くには、クアラルンプールとシンガポールからしか国際便が運行されていない。多くの観光客はバリとセットでやってくる。そしてその多くは欧米からのロングステイの旅人たちだ。私がここで出会った人たちの多くは最低1週間はゆっくりとロンボクのクタエリアに滞在していた。みんな時間がたっぷりあるので、せかせかしていない。エリア全体がのんびりペースで満たされているのだ。またアジア人が少ないのも特徴的なのかもしれない。日本人にはほぼ会わないし、世界最大級の人口を持つ中国人にもインド人にもあまり会わない。だからこそ、ローカルの人たちからはレアキャラということで覚えてもらいやすいという利点がある。

星がキレイとか白浜のビーチがあるとか、美しい離島への日帰りトリップができたり、他にも数え切れないほどの推しポイントがある。20年ほど前は、日本人のサーフ客しかいなかったと、年配のロンボク人は悲しがっていた。なぜあなたたちは最近来なくなちゃったの?と。なので2024年は少しでもロンボク島の魅力を知る日本人が増えたら良いなと願い、島の魅力をもっと発信していきたい。


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