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Notionを活用したZettelkastenの運用について

これは「Notion 大学 Advent Calendar 2023」の 12/15 の記事です。

昨日は秋人さんの「Notion大学のイベントと制作記録」でした。
私も参加しているNotion大学のしかも私が参加したイベントについて
書かれていたので感情移入して読ませて頂きました。
秋人さんの人柄が滲み出ている良い記事でしたね!
さて、今日は円谷さんに教えて頂いたZettelkastenについて書きたい
と思います。

始めに

私がZettelkasten(以後ZKと表記)を始めて約9ヶ月が経ったところです。
私が所属しているNotion大学にはZetttelkasten部があり、部長であるToshi
さんが11、12日にZkについての記事を投稿されました。
自称副部長である私も現時点で感じている効果や運用について書いてみたいと思います。運用の仕方は一つではないと思いますので、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

用語のおさらい

まずは改めてZKに関係する用語のおさらいをしておきます。

走り書きのメモ(Fleeting Notes:FN)
 頭に浮かぶあらゆるアイデアを書き留めるメモ

永久保存版のメモ(Parmanent Notes:PN)
 自分の考えや知識を整理し、公表できるレベルのテキストを格納したメモ。これは、一時的な思考やアイデアをキャプチャするための「Fleeting Notes」や、読んだ本や文献の内容をまとめた「Literature Notes」を元に作成される。これらのメモを整理し、清書したもの。

文献メモ(Literature Notes:LN)
 何かを読むたびにとるメモ。忘れたくないことや自分の思考、後で文章に使いたいことなどを書き留めたもの。 読んだ言葉の意味を真に理解するために、書き写すさずに自分の理解で書くことが重要。

索引のメモ( Index Notes :IN)
 いわゆるタグ付けのことです。

Zkの効果

実際やってみてどんな効果を感じているのか気になる人も多いと思うので 現時点で感じている効果をここで書いてみたいと思います。

  • LNを作ることで要約力がつく

  • 自分で要約するため、知識の定着が図れる。

  • 言語化する力がつく(後で説明するつながりを言語化していくため)

  • つながりを見つけようとその都度PNを眺める結果、PNの定着につながる。

  • 自分の考えや主張を持つことが出来る。
    (PNはLNに自分の考えを加えたアイデアにしていくため)

Zkの難しさ

一方、Zkには独特の難しさもあると感じています。
ここではそれを書いてみたいと思います。

  • LNは自分の言葉で要約する必要があるので時間がかかる。

  • 全てのLNがPNになるとは限らない。その判断が最初難しい。

  • 既存のメモと関連付けるという行為が最初ピンとこない。

  • PNがある程度の数になるまでは必ずしも関連メモが作れる訳ではない。そこの判断が 正解がある訳ではないので難しい。
    (これまで作成したPNと違うジャンルの場合、関連メモは無く単独のPNになる。)

全体のページ構成を紹介する。

ここからは私が作っているZkのNotionページを紹介してみたいと思います。

下の画像のようにタグ毎にLNとPNをギャラリービューで表示させている。

PNを作るまでの一連の流れについて

ここではインプットしてからPNが完成するまでの流れを説明したいと思います。

  • まず日々、情報をインプットしていき、覚えておきたい情報があったらそれをLNにします。LNはそのまま写すのではなく、自分の理解しやすい
    流れや言葉で書くことを意識して下さい。

  • そこから下にあるPNと関連させて新たなPNを作成する。

  • 作ったPNは関連するメモの後ろに配置する。

作っていく中で気づいた点と運用の改良

 次に私がZkを継続していく上で工夫している点について書いてみたい
と思います。

  • その日のうちにPNまで作れれば一番良いが、そうもいかない。

  • LNが増えてくるとPNを作るという習慣作りが難しくなる。

  • あまりに数が多くなり、どれを作りたかったか分からなくなる。

そこで、、、

  • 1日の振り返りのページに作成する作業を組み込んでいます。

それでも終わらない時もある。その場合の育てる部屋が必要だと感じ始めました。

そこで今度はPN栽培室というページを作りました。


PNに至る4つの段階について

PNを作成していると、完成するまでに4つの段階があることに気付きました。 それをグループ分けすると作成がスムーズになります。
ここでは、それについて説明してみます。

LN作成中
 その日のうちに作成が終わらなかったメモのこと

LN作成済
 LNは作成したが、関連メモが作成されていないメモのこと

関連メモ作成済
 関連するメモまでは見つかったが、PNが作成中のメモのこと

推敲中
 PNは作成したが、自分の中でしっくりいっていないメモのこと

PN栽培室は少し時間に余裕がある時にそれぞれの段階にあるメモを見ながら
進めれそうなものから少しずつ作っていってます。
イメージとしてはそれぞれの鉢植えに水をやる感じです。
育てていく感じにやっていくと楽しくなっていきます。

またなぜつながりを感じたのかを言語化した方が良いと考えました。(後から見返した時に分からなくなる。)そこでつながりDBを作成しました。

このつながりDBについては、最初は作成していませんでした。
ここはTake Notesにも載っていないのでオリジナルの部分になります。
必須では無いのですが、関連メモは作った時は自分の中で何かしら共通点を
感じて関連付けするのですが、時間が経つとなぜその時そう思ったのか
忘れてしまうことも多いです。そのためにも言語化しておくと後から見ても
分かりやすくなります。

実際に作成したPNの一例

最後に

ここまでPNを作るまでの一連の流れと運用の工夫について説明しました。
最初はPNを作るのに苦労すると思いますが、徐々にLNを作った時に「あれ、これ以前のPNと似た部分があるな」と気付くようになるはずです。
そうやって脳の回路が繋がっていく感覚が分かってくるとPNを作るのが楽しくなってくるはずです。ぜひ皆さんもこの感覚を味わって欲しいと思います。

私の記事はここまでです。最後まで読んで頂いてありがとうございました。

次回はわたゆーさんの「継続できないズボラ人間がNotionで克服した話」です。お楽しみに!!

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