見出し画像

3足から2足のわらじへ

ここ2年ほど3足のわらじを履いていたのですが、(日本語の)メディカル校正・校閲者というわらじを脱いで、医薬専門の翻訳者(英日・西日)+文字起こしリライター(日本語)という2足のわらじに収まりました。

理由はいろいろありますが、一番大きいのはスケジュール管理の難しさ。あと、もう一つの副業である文字起こしと比べて、校正案件を受注したときになんか自分のテンションが低いというか。中途半端な気持ちで続けられるほど甘い仕事ではないので、これは見直しどきだなと。

翻訳者が「校正」と聞くと、翻訳原稿のチェックを思い浮かべますが、私がやっていたのは、製薬会社のプロモーション資材など、元々日本語で書かれた原稿のチェック。「ファクトチェック?素読み?」というレベルから始めて約2年。得るものはたくさんありました。最新の医薬情報に触れられるし、人が書いた原稿を読むことで、自分が翻訳した文章をより客観的かつ厳しく見る目が養われたように思います。

3足のわらじを履きこなすのは、なかなか緊張感もあったので、一つ手放したら気分的に少し楽になりました。手放すことで入ってくるものがあるともいうので、これからまた何か良きご縁に恵まれるとよいな。


*上の写真は、京都秋の特別公開で訪れた祇園閣。祇園祭の山鉾を模した屋根、シュールな内装、展望台からの絶景。特別公開ということで拝観料1000円しましたが、Vale la penaでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?