イタリア全般
イタリアはショーペロ(sciopero)と呼ばれるストライキを本当に実行する。普段の平日もメトロが全部動かない日がある。といっても、9-18時の昼間は動くことが多いので、17:55くらいになると、「ショーペロ、ショーペロ!」といって学校から、Barから、本屋から、人が走って帰る。
今まであった驚きのショーペロは、ミラノあげてのイベント、ミラノサローネのときのTrainitaliaのもの。各国からサローネを見に来た人が集まっているというのに、土曜の夜から日曜の夜までミラノから出れないという事態に。ちなみに、わたしの友達はその間にチューリヒまでの終電が終わり、もう一泊することに。おかげで、予定より多くの場所を回ることができて、本人は大喜び。
また、海沿いの街、アマルフィに行ったときにも、突然プルマン(バス)のショーペロが。2時間かけてサレルノへ戻るはずが、もうバスがこないとのこと。2時間タクシーか、、と青ざめたところで、街の人に船をお勧めされた。アマルフィ港から船に乗り、サレルノ港まで40分ほど。カンバーニャの港町は海から見てこそ真価を発揮するので、大正解。
このように、ショーペロは予定が狂って驚くことも多いけれど、アクシデントで生まれた時間はだいたい予想以上の体験をもたらしてくれる気がする。イタリアにきてから、分単位で生きていた東京での暮らしは息苦しかったんだな、と再認識。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?