見出し画像

松永久秀が信貴山城で爆死した件の考察①

みなさま、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。昨年は皆様に支えられ、三好まんがをたくさん量産することができました。

松永久秀が爆死したという逸話

「戦国時代のボンバーマン」など様々な逸話が残る松永久秀ですが、最近の研究では松永久秀は爆死ではないという方が大きいですよね。
ところで、死因としての爆死ってちゃんとあるんですよ。皆様が考える爆死ってこうボカーンと爆発するイメージじゃないですか。その爆死について、真面目に考えたらどうなるのか?っていうのを実は「勝瑞へようこそ!」という本には入れていますが、こちらでもちょっぴりご紹介したいと。割と真面目に考えるものだから…。

爆死の位置付け

爆死という位置付けなのですが、いわゆる内部に爆発物があったためにそれが起因となる爆圧を死因とする一次爆傷、爆発により物体の破片などが引き起こす裂傷が死因となる二次爆傷、よくみてください、爆傷なんですよ。
爆発による傷なんですよ。なんにせよ爆傷なので、それが原因になると、爆死という位置付けをしてしまいましょう。

同人誌にも入れましたが、こちらでも引用

松永久秀が爆死ってどっちなの?

そう考えると今度が、どういう傷ができたかによるので検視が必要な上に現場検証が必要になるという…。でも、どっちにしても「爆発が起きる」という状況を今度は鑑みないといけないので、まあまあ大変になるのです。
だって、爆圧か爆発により裂傷だとすると、後者は「バッと高速でなんかこう尖ったものが刺さって、失血したか、致命傷を与える箇所に刺さったか」という話になりますよね。あれ、この頃の火縄銃の速度ってどれくらいだっけ?
装薬のグラム数と口径を考えて、拳銃くらいの速度だと思ったら340m/s位ってことになるけど…あれここ、城じゃね?
そうなると、何かこう鋭利なものが高速で刺さってくる状況(爆風で鋭利なものが飛ばされるイメージ)って、特殊じゃないか?ということを考えると「刺さったとしても、木が吹き飛んだり刀が吹き飛んだりして刺さった?とか?」
いやいやいやいや・・・それはないかな。あるとしても結構偶然だぞ。

爆発で何が起きるか

爆発というと色々なことを想像するんですよ。爆死という状況で想像するとなんかこう爆発した中という背景が爆発のようなものや、爆弾を投げられて吹き飛ぶイメージなんですよね。イメージって重要よね。
でも、真面目に考えると「何で爆発が起きたの?」を先に調べる必要が出てきてしまうわけであります。

続きはまた次に。

松永久秀略歴はこちらを作成しましたのでどうぞ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?