一般就労を諦めたら途端に"仕事できる人"扱いされて困惑してる
嫌みなタイトルで恐縮ですが、心の内を吐き出させてください。。
この時点ですでに不快な気分や負の感情を抱いた方はすぐにブラウザバックで戻ることを推奨します。苦情は受け付けられないので…
ということで、表題の件について。
僕はうつ病になってから、一般採用正社員として働くことを諦め、障害者枠で生きていくことに決めました。もう健常者としてやっていける気がしなかったから。
人生の再出発として就労移行支援施設に通い、障害者雇用として今の会社に入ったわけですが…
そしたら急に「能力ある人」「優秀な人材」みたいにチヤホヤされるようになったんです。生きてる世界がまるでガラッと変わった。
そりゃあクズとかゴミとか無能とか言われるよりは、デキる奴って言われるほうがいい。
他の利用者からは「めっちゃ仕事できる人」と言われ、職員からは「A型(作業所)に進むのは能力的に見ても正直もったいない」と言われ…
そういえばTwitterかnoteかのコメントでも優秀な人みたいに言われたこともあったなぁ…
自分としては戸惑いの気持ちです。
率直なことを言うと「あんたに何が分かる?」って感じです。まあ他人にはほんの切り取った一面しか見えないから仕方ないところもあるんですが…
こんなこと言うのもなんですが、障害のある人には、どうしても作業が遅かったり、理解したり考えることが難しかったり、そういう人はいるみたいです。
実際今の仕事で新しい業務頼まれた時に、「失礼な話、療育手帳や発達障害のある人にはお願いしていない。数字を見て理解する、ということが必要なので」と上司も言ってたし
ここで僕の学生時代の無能エピソードを紹介することにします。
物流の倉庫でバイトしてたんですけど、そこで凡ミスを繰り返して、商品のバーコードを読み取るリモコンみたいなやつを使用禁止で没収されたんです。
飛ばされた先でも、緊張からミスがミスを呼ぶドツボにハマって先輩社員に怒鳴られ、「これ以上迷惑掛けられないので辞めさせてください」と申し出たほど。
自分は働くことに向いてない、社会不適合者なんだと、ここで悟りました。
このバイトの件がトラウマになり、「できることなら働きたくない。ニートしたい。生活できる最低限のお金があればそれでいい」と思うようになったのです。
試験監督とかポスティングとか、ラクそうな仕事ばかり探してやってました。接客なんて死んでも嫌だねです。まあ元からコミュ障を自覚してたのでする気はなかったですが。
それから大学卒業して就職しても、これまで2社半年ももたずに休職→退職してるので、僕が言う「社会不適合者」にはそれなりの説得力はあると思います。
で、なぜ人からと"できる"と言われるようになったのか、自分なりに考察してみました。
今の仕事(就労移行支援での作業も含む)は単純作業でマルチタスクがなく、要領の悪さがバレない。
あとノルマもないので(最低限これだけはやってね、というのはあるけど)プレッシャーがかからず、のびのびとできる。
仕事内容もPCでのデータ入力業務で得意分野でもあるので(前職退職後の2年間を使って練習した)、総合すると
自分に合った仕事を見つけた
これになるのかなあと思います。あとそして身も蓋もないことを言うと
難易度がベリーイージーまで下がった
だって短期間とはいえ、営業ノルマ40万やワンオペ責任者代理の世界で生きてて、そっから「体調優先で、ゆくゆくは週5できてね」までランクが下がったら、そりゃもう…ねぇ。。
例えるなら、高校の野球部では3年間ベンチにも入れなかった選手でも、町の草野球チームに入れば一気に強打者になるようなもんです。
ただ、仕事の難易度がイージーになったら、それ以外はめちゃくちゃハード。将来とか世間体とか、失うものも数知れず。
でも生きやすくなったのは事実。
心身負担もなくワークライフバランスが保てています。
もし僕のような方で、一般の社会人でやっていくのが苦痛なら…手帳を取得して働くフィールドを変えるというのも1つの選択肢として持っておくといいのかなと思います。
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