赤ちゃん入院で搾乳生活に。乳腺炎予防のための対策メモ
「今夜から入院しましょう、付き添いはできません」
救急外来でその言葉を聞いたとき、恥ずかしながら一番先に頭に浮かんだのは「授乳ができなくなる、どうしよう」ということだった。
産まれてからちょうど1カ月の息子。近所のクリニックでRS感染が確認され入院対応の病院への紹介状を渡された。息子と自分の荷物を大急ぎでスーツケースに詰めて紹介された病院の救急外来を受診した。
待っている間にどんどん呼吸が悪くなる息子を見て、「入院のほうが安心、乳児だから間違いなく付き添いだろう。」そう思っていたのに、数日前に私も発熱していたという理由で、付き添いができないらしい。このご時世、それは理解できる。仕方ない。
息子のことは病院に任せよう、私は自分のオッパイに全集中するしかない。とにかく私の乳は詰まりやすい。ちょうどクラスター授乳の時期で母乳量も増えているタイミングだから注意が必要だ。
突然授乳ができなくなった時に注意すること
1)乳腺炎を起こさないように乳を管理する
赤ちゃんが頻回に吸ってくれるから、乳が詰まった時と、胸がパンパンで痛いときだけ手で搾乳していた。でも今、せっせと乳を吸ってくれる息子はここにいない。定期的に搾乳するしかない。
先日母乳外来で、「夜間に赤ちゃんが寝ちゃってても4時間以上あきそうだったら起こして吸わせてね、それが乳腺炎予防よ」と言われたのを思い出した。もう一つよく聞く3時間おきに授乳というフレーズ。ここから3~4時間に1度搾乳するのがよさそうだ。
搾乳は慣れるしかない。その他にできることは何だろう?
できることメモ
・搾乳の前は乳を温める(今回はレンジで温めるヌカぽんを使用)
・温めながら腕をぐるぐると回す(私は前後に20回くらい)
・温め終わった側のオッパイマッサージをする(その間に反対側を温める)
・搾乳の時はシコリのあるところを軽くマッサージする
・搾乳後に熱を持っていたらアイスノンで冷やす
・白湯をこまめに飲む
・お風呂で湯船に入った時に乳頭を少し擦って先端のお掃除をする
②母乳量を減らさないようにする
入院は1週間くらい。この1週間でミルクに慣れてしまって母乳を飲まなくなったらどうしよう、吸われずに乳量が減ったらどうしよう。色んな不安があるけど、できることは定期搾乳しかなさそうだ。
乳が張ったら搾乳するというのは、授乳を辞める時の方法だそう。確かに、長男の育休復帰の時に夜だけ授乳に切り替えたが、助産師さんに定期的に日中も搾乳したほうが良いか確認したら「定期的に搾ると身体がドンドン母乳が必要と思って作り続けちゃうから、張ったらちょっと絞るくらいにしてね。」と言われたのを思い出した。今回はその逆のようだ。
③なるべくストレスがかからない搾乳を検討する
搾乳はつらい。手で搾ると指と手首が、搾乳機は手と腕がパンパンになる。こんな短期間でもったいないと思ったけど、思い切って電動搾乳機を買う決意をした。さんざん迷った末、王道のMedelaのスイングシングルポンプを購入。定期搾乳だと1日7-8回、一回当たり左右で20-30分かかる。長いと1日4時間も搾乳していることになる。
いいよね、これで楽になるなら。。。(なるのか?)
購入から24時間、もうこれは買ってよかったの一言に尽きる。やや慣れは必要だが、何より楽。ただ時間は手搾りのほうが短時間な気がする。
デメリットもある。カップを抑える手が疲れて肩と首が凝る、4時間も乳からカップが離れないように密着して抑えているのだから疲れるのは当然だ。
理想は両手が開いて、搾乳していないほうの腕はストレッチをし、搾乳しているほうの手で同側の乳のしこりを確認しながらマッサージしたい。
一番必要を感じたのは夜中の搾乳。ウトウト寝てしまってカップを保持できない。
ここまで来たら、と思い切って搾乳ブラをポチっとした。こんなの↓
1年以上前にネットで偶然見かけて正直、「冗談でしょ?」と笑ってしまったが、まさか自分が本当にこれを買いたいと思う日が来るなんて。到着したらすぐに使ってみよう。
まとめ
突然来た搾乳地獄、入院当日はもうこの世の終わりかと思うくらい辛かった。乳が、指が、腕が、首がとにかく痛い。
自然に吸ってくれる息子がいるから、フワッと授乳していたけど、調べれば調べるほど奥が深い。
まだまだ研究をしてみよう。人生のたった1年、オッパイのことを真剣に考える時間があっても、きっと面白い。
あまりの不安と恐怖を整理したくて、noteを書きました。同じ不安を抱えるママにそっと寄り添えますように。
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