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他人と関わる困難に立ち向かう、か。

ポワロシリーズのナイル殺人事件、吹き替えのポアロの声が草刈正雄さんじゃなくてショック。そんな土曜日です。

「やりたい仕事をしたい」のは、ここ最近のテーマでした。「自分に向いた楽しい仕事がしたい」というのもその一つ。向いてる仕事ってなんだろうなって考えてました。

でも、Twitter(X)で「やりたい仕事しかやらないのは金持ちの所業」というのを見つけて、あー…私随分調子に乗ったことをしていたんだ…と思い知らされ。
なんだか切なさというか落胆というか、ドロドロっとした黒い気持ちに足を取られた想いで、疲れがドッときました。

自分に何が足りないのかわからないまま、楽しそうだと思ったものに応募していったけど、案の定ダメ。私じゃなんの役にも立たない…頑張るしかないけど、でも先が見えない…
頑張る気持ちはすごくあるんだけどなあ。

ああ、世界を嫌いになりそうw
というかむしろ、世界が私を要らないと言っているw

なんてちょっと悲観的ですけど、まあなるようになるとは思っています。なんとかする、とも。とりあえず情緒が不安定な記録をしておこう。一年後にそう思ってたこともあるなあって振り返り用と、今後広げる方向性の話です。

底辺のよくあるパターン展開

こないだお話しさせてもらった美人のお姉さんから、目から鱗の話を聞いたんです。単価を上げるためには、横に広げる努力よりも上に広げないとって。横に広げても、成れるのは便利な人ってだけなのよって。

なんとなくよく言われることだけど、今まで私は上とか横とかの方向感覚がなくて、できることが増えればそれでいいのでしょ?って思っていたんです。

でもちょっと違う、な?と言われて初めて思いました。

むしろ経験上、便利になれって言われてきた気もします。競争社会の会社からすれば、下から越されるのは好きじゃないし、便利な部下がいたらいいに決まってる。なるほど、そうか…となんとなく腹落ちしました。

私はデザインについて全然理解が追いついていないせいでできないことが多いから、単価が低いし下働き的な仕事しかないのだとも思っていました。自分がまだまだだめだから。

それは確かなことだけど、でも先々見た時に、デザインの腕が良くなったとしても結局単価が上がるかって言われたらそれは他人のデザインを見る軸に頼ることで、自分的にはデザインのレベルが上がったように思えても人からの評価は千差万別なのであって。
それじゃあ階段式に単価が上がるわけではない、んですよね。

ジャア、ナニヲスレバ??

上に広げるというアンサー

今まで「頑張る」と思ってきたことの方向性が違くなってきて、頭に「????」となったんですが、何をするかっていうと

「上に広げること」。

上に、とは?

それは「もっと高い視座で見ること」。

これを完成させるには、どんな設計図でどのスケジュールでどんな人に動いてもらって、どんな風に話を持っていって、そして今はどこなのか。

それを踏まえて、「理由のある動きの精度を上げる」ということ。

この間読んだ山口周さんのnoteにも書いてあったんです、デキる人は「頑張る」のレイヤーが違うのだと。あーこれかー!ってなりました。

とりあえず頑張るんではなく「なぜやるのか」「狙って動く」まで戦略的に考えて動く。深く掘りさげて、何をしたいのかの狙いを定めることで、最短ルートが見出せる。自己戦略ならもちろん自分一人でも考えたらいいんだけど、今すぐ仕事を生み出せない私は、もっと「人と関わる」という、困難に立ち向かわねばならないわけです。

だってお金が動くことろには、人がいるものだから。

人の心が理解できれば、お金が動くもの    だから?

人と関わる大変み

相手も自分も人間で、いい時も悪い時もあって、好きな人もいれば気に食わん人もいる。でも、30なん年生きてきて、人と関わるって本当に、本当に、神経をすり減らす。

いつも同じトーンでいるのって大変。どの立場でものを言ってんだと思われるのが怖くて意見が言えない。距離感を掴むのが難しくてテンパって、いつも発言に後悔する。人の気持ちを慮るのって基本想像でしかないし正解がわからないからすごく労力を使う。悪意をぶつけられるのがしんどい。自分が期待に応えられない、求められていないと気づくと辛い。

あーーーーしんどい、想像しただけでしんどい。

だからなるべく一人で作業していた方がいい、黙々とやれるものがいいと思ってました。子供達のそばにも入れるし一人でやれるし、リモートなのがいいと。喋ってないで働けって言われてきたし、集中してやるのも好きだし。

でも、意見は欲しい。相手が何を好きかわかったら、理解したい。ほんで好きなものが一緒なら、めっちゃ話したい。ディベートしたい。いろんな意見があっていいと思うから、たくさんアイディア出しまくりたい。夢的なこと言いたいし聞きたい。未来的なこと言いたいし聞きたい。自分語りストーリー聞きたい。人の人生の軌跡を見たいし、なんだったら本にして出してくれたら全員読みたい。

人が好きな気持ちもある。あるにはある。

なるほど、じゃあもっと視座あげてみっか

私は「伝える」の手段をライティングからWEBデザインに増やしたけれど、それは横展開。残念なことに、一人でやれる単純作業は基本的に単価が低い、そして将来的に大きくなりにくい、のだそう。まあ、確かに。

結局誰かの作った船の補強でしかなくて、いつでも入れ替えができる使い捨てクルー。こうなると、いつぞにAIがとって変わる仕事になっちゃう。

しかも、恥ずかしいことにすごく私は他力だったと思います。
こうやってレベル上げを地道に頑張っていたら、いつか誰かが気づいてくれて、引き上げてくれるんじゃないかなって。誰かが、私の隠れた才能を見出してくれるんじゃないかなって。シンデレラか。仕事にも王子様思考ってあんのね。

どうしたいか、どうするべきか、どんな手段があって、どんな風に広がるのか。もっと深いものを作るために、もっと頭の中のクリエイトを出しまくった「伝える」が必要、なのかも。

もちろん地道なレベル上げはいつだって必要だから、やり続けるけど。

もっと話す、もっと出す。

いい仕事になるには、スキルとスキルの掛け算と、ソフト面の強化。ソフト面とは、つまりコミニュケーションや認知、思考、理解力など。

ソフト面の強化として、人と関わることを恐れちゃいけないのだ。

ちょっとへこたれそうだったけど、所変われば使えるスキルも変わってもしかしたら私の元々あるなんかのスキルや知識が掛け算できるかもわからんし!(あ、すでに戦略がないw)

やりたい仕事、楽しそうな仕事の枠をもっと広げて、前のめりにトライしてみようかなと。かなり内目に張っていた防御線を、少し拡大して、人と関わる仕事も見てみようかなと考え始めた次第です。


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