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『領解文』/蓮如上人 さん
もろもろの雑行雑修自力のこころをふりすてて、
一心に阿弥陀如来、
われらが今度の一大事の後生、
御たすけ候へとたのみまうして候ふ。
たのむ一念のとき、
往生一定御たすけ治定と存じ、
このうへの称名は、
御恩報謝と存じよろこびまうし候ふ。
この御ことわり聴聞申しわけ候ふこと、
御開山聖人御出世の御恩、
次第相承の善知識のあさからざる御勧化の御恩と、
ありがたく存じ候ふ。
このうへは定めおかせらるる御掟、
一期をかぎりまもりまうすべく候ふ。
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