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わたしの領解文/一人ひとりの領解文

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わたしの領解文/一人ひとりの領解文をあつめました。それぞれの方のお領解を味わい、自らの領解も味わい、深め、そして、言葉にしてみたくなるような…おみのりにであう場を、ゆるやかに繋い…
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2023年6月の記事一覧

わたしのりょうげ

子どもが家に帰るのを待ってから午後のご法話に間に合うよう車で向かう。 お経がはじまっていた。 窓際の隅に座る。今日は正信偈のようだ。 正信偈が終わり途中からどこをよんでるのか分からなくなったので、 皆さんの声を聞きながら日常勤行聖典の白骨の章を読んでいた。 なもあみだぶつ、なもあみだぶつ、という人の声 鳥が鳴いた。庭を見ると、雨音と、 生い茂った木の葉から雨粒がしたたって、 地面の黒い石をつやつやと濡らしている。 鳥は飛び立ち枝を揺らしている。 ああ、なにも欠けてない。完璧だ