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わたしの領解文/一人ひとりの領解文

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わたしの領解文/一人ひとりの領解文をあつめました。それぞれの方のお領解を味わい、自らの領解も味わい、深め、そして、言葉にしてみたくなるような…おみのりにであう場を、ゆるやかに繋い… もっと読む
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2023年5月の記事一覧

わたしの領解文/松下蓮 さん

わたしの領解文、考えているけど、私が領解をしていることを表明しようとしたら、何にも領解してないことに気づく。「こういただいた」と思ったことも次の瞬間には忘れる。しかもそれを人に読んでもらおうとすると、カッコつけた言葉しか出てこないのがわかる。私はわからないというわからなさを武器にしたりする。 南無阿弥陀仏と聞いたその時一瞬が信心だと言われるが、その一瞬さえも掴めないのだ。だから私の知らないところで阿弥陀様のはたらきがあるんだろう、と想像するしかない。 南無阿弥陀仏。 5月2日

再生

ラップで歌ってみた自分の領解/Shunki&enju

(【新しい領解文】に触発されてラップで歌ってみた動画です) 領解の強制 ナンセンス とっちゃいねえぜ コンセンサス 法話聞く 感動 沸き起こる 反応 如来の声に 応答 突き動かす 衝動 千差万別いろんな耳に  響きわたるはおんなじ願い  それぞれの思い乗り越えて  願成就一実 満ちたりる如来の功徳 非意業の信心 わが思い介入せず されどその報恩は それぞれの三業 恒常に不可思議の徳海を称念 変わらぬ願いを  喜び 悲しみ 絶望 悶絶  すべての思いは 如来の願海へ 受け入れられ 1人1人の味わいとなり あらわれでる 青色青光 黄色黄光 ゲタのカスに味わい書くやつ 48本の木の上でねるやつ 赤色赤光 白色白光 本堂で逆立ちするやつ 御門主のそでをひっぱるやつ 妙好人もみんなそれぞれ  おんなじねがいをこの身で表現  多様な領解が 伝道に貢献 口にだそうよ 自分の領解 分かちあおうよ みんなの思い 自分の思い押し付けるおっさん  まじめな人ほどそうそうに退散  反対する高僧に賞賛  これを機会に聖教を研鑽 口にだそうよ 自分の領解 分かちあおうよ みんなの思い (Lyrics written by Syunki/Music by enju)

―私のつぶやき領解文―/瀬戸垣内清美 さん

今現在説法 何に於いても 阿弥陀さまのお手回し それは自分の都合ではない 今、為す全ては ナマンダブツ ナマンダブツを言わしめるため 全てはナマンダブツに通ず 今現在説法 耳もとにナマンダブツとささやく声 どこからか聞こえてくるナマンダブツ ああ、ご催促 忘れ詰めの私に 誰かを通し 何かを伝(つて)に 私に届くナマンダブツ 腹が立つ 腹を立てさせる奴は誰かと 怒るこころ 怒りの先に ナマンダブツを言わしめん如来様 ああ、そうであった はた、と気づかせるおはたらきがあった 今現

私の領解文/住寄真道 さん

 救われることのないこの私にも、すべての人々を必ず仏にすると願う念仏の風が届いていたことに気がついた時、私もお念仏の中にいた。  もう迷うことなく、もろもろの雑行を捨てお念仏の道を歩みます。  これは ひとえに七高僧並びに宗祖親鸞聖人、僧俗問わずお念仏を喜ぶ善知識との出会いのたまものであります。  うれしい時も悲しい時も、どんな時でもお念仏を称え、仏を呼び、その仏の呼び声を聞いてこの人生を生き抜きます。  そしてお念仏を称える瞬間、瞬間に還相の菩薩となってあなたに念仏の風を

私の(伸び縮みする)領解文/恩知らずの猿候 さん

(縮んだ状態) 不思議だなあ 驚きだなあ  地獄行きのまま お浄土参りとは! 南无阿彌陀佛 なもあみだぶつ なんまんだぶつ! (伸びた状態) 疑い取られるままが 信(まか)せたことになる 不可思議な南无阿彌陀佛の救い その信じ難いお謂れを 親鸞聖人さまをはじめ 多くの善知識方の導きによって 聞き開くことができました その結果、 顕かになったことは この私は 息が切れる瞬間まで 地獄行きの種を蒔き続けながら 息が切れた瞬間、 この上ない覚りのお浄土に 辿り着くということです!