見出し画像

【チャレンジカップ 2023】重賞展望~古馬への挑戦、古豪vsニューカマー!~

▼ご覧いただきありがとうございます。参考になったらフォロー・いいね頂けると嬉しいです!

開幕週で迎える阪神芝2000m重賞・チャレンジカップ。重賞戦線で活躍してきた古豪やクラシックを終えて成長著しい3歳馬たちが激突する。芝2000mでの開催となった2017年以降、馬券になった18頭中15頭が5歳以下。特に3歳馬が4勝を挙げるなど夏を越え伸び盛りの時期を迎えた若駒の活躍が目立つ。血統面ではSS系とキンカメ系、特にステイゴールド直系の馬が好成績。スピードとパワー、そして若さを兼ね備えた実力馬を狙いたい。


過去6年比較(芝2000m開催のみ)

〇前走別
好走馬の多くは重賞からの臨戦だが、勝利を挙げている馬のうち、半数はオープンクラスからの出走。ただし、前走重賞組ならば大敗からの巻き返しもあるが、前走オープンクラスで好走できた馬の大半は前走で勝利している。若い馬の好走が目立つだけあり、格だけでなく勢いも重視されるレースと言える。

〇脚質別
開幕週の小回りコースゆえにペースが落ち着きやすく前有利の傾向があり、勝ち馬のうち5頭が4角5番手以内だった。一方で逃げ馬で馬券になったのは2019年トリオンフのみで、4角10番手以下に位置していた馬は一頭も馬券に絡んでいない。先行から中団で良い脚を伸ばせるタイプを狙いたいところ。

〇騎手別
C.ルメール騎手が(3-0-0-2)、川田将雅騎手が(1-2-0-2)と好成績。両騎手の出走があった場合は注目しておきたい。

〇好走ファクター
①3歳馬の活躍が顕著
②極端な競馬より先行・中団から長く良い脚を
③SS系とキンカメ系。特にステイゴールド直系の馬には注目

人気馬考察

※想定人気から選定

ガイアフォース
前走天皇賞(秋)では日本随一のメンバー相手に5着と健闘。能力は間違いなくメンバー中でもトップクラス。3歳のセントライト記念以降、勝ち星から遠ざかっているが、相手関係が楽になる今回は最有力。不安材料はワンターンコースを得意とする馬であること。コーナーが4回あるコースでは明らかにパフォーマンスを落としている。東京や京都のような広い直線のあるコースを得意としていることもあり、好走には小回りコースへの対応が鍵。

ボッケリーニ
前走京都大賞典では好位から脚を伸ばして勝ち馬とタイム差無しの2着。ディープボンドにも先着する好内容だった。チャレンジカップと同条件となる3走前の鳴尾記念で勝利しており、舞台適性は高い。不安材料は馬齢。過去6年で6歳以上の馬で好走できたのはG1連対経験のある馬のみ。能力の衰えが無いとはいえ、G2・G3番長としても有名な一頭。3歳馬が勢い付く中でベテランの格を見せられるか。

べラジオオペラ
今年の日本ダービーでは勝ったタスティエーラとタイム差無しの4着。さらに上がり最速となる33.0秒の末脚を見せ、ポテンシャルの高さを示した。同レースで5着だったノッキングポイントが新潟記念で勝利したことを考えれば、古馬相手でも能力は引けを取らない。不安材料は臨戦過程。前走から半年近く開いていることに加え、3歳馬の中で唯一斤量有利が無い。重賞戦線をくぐり抜けてきた古馬相手に太刀打ちできるかどうか。

注目馬

フェーングロッテン
チャレンジカップと同条件の鳴尾記念では勝ち馬のボッケリーニと0.1秒差の2着。同レースの直線で見せた二枚腰のように前で粘り強く走るのがこの馬の持ち味。近走は行きっぷりの悪さが目立つものの、ハナを取れれば好走は十分に可能。開幕週の利点を活かして巻き返しを図りたい。今年、日本では初重賞となるB.ムルザバエフ騎手のエスコートにも注目。

マテンロウレオ
気性面で難しい所のある馬であり、オールカマーと札幌記念では走るのを止めてしまったとのコメントも見られた。今年の大阪杯で4着、天皇賞(春)で5着とG1でも健闘を見せており、心身共に状態が整えば勝負になるポテンシャルは持っている。大敗続きでオッズが落ち着きそうなので穴で狙ってみたい一頭。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?