[楽曲解説]左足
おそくなったね。4:30です。
・一緒に作ろう!第22回楽曲コンテストプロセカNEXT 参加曲です。お題「チルい曲」
左足
Prod by 4:30
Singer 鏡音リン
@プロセカ運営
プロセカめっちゃ楽しい。ありがとう。おれの曲も仲間に入れて
運営媚び媚びはこの辺にして解説にうつります
今回今まで通り歌詞に言及して楽曲解説を仕上げたんだけど、直せども直せどもなんだかテーマも相まってチャチな仕上がりになってしまって…
今方向性変えて急いで書き直してます(実際にはキーボードを打っている)
今回お題の""チル""って概念は元はアレをアレしてあーなる所謂「アレ」が元だと思う。違法だから書かないけど…
それを少々ボカして上澄だけ吸い取ったのが少し前日本で流行したチルいって感じなんだとおれは思ってて、おれはソレが反吐が出るほど嫌いなのでシティポップ聴きながらベランダでタバコ吸ってる奴を見つけるたびに麻袋に詰めてリサイクルするバイトをしてました。
じゃあなんなのよ。チルってなんなのよ。
って答えが正にこの曲のテーマである「精神の安寧は一重に生物としての理を全うした後の出涸らしから滲む一滴またはそれを概念諸共緊縛されし存在との芯-芯で行うシナプスレベルでの共有」であると言える。何言ってるかわからない?おれも。てか長えよ。te'か。
要はアレよ。LOVEよ。もう何やっても裏目に出るこの世はLOVEしか残されてないよ。円と同じくらい物凄い速さでLOVE安になってるじゃん。うんざりするほど金で売り買いされてんだろ?もうそれしか無いから飽和するんだよ。
なのでテーマはLOVEです。チルとはLOVEです。
みんなスペックとかじゃない所でLOVEやろうな。それしか無いよおれたちはもう。
「左足」
何もないような顔をしてさ
泣いてしまうような事もあったよね
星が降る夜は明日に掛かり
2人の時は増え続けて行く
でも、どうしようもないな
こんなじゃ
こんなじゃ
何もないような街の隙間
僕らの居場所は風の吹き溜まり
星が散るような寒い灯り
2人の心は飢え続けて行く
でも、どうしようもないな
こんなじゃ
こんなじゃ
ねぇもっと前から
僕らはひとつだったのかな
今でもまだ
忘れられず、ひとり
昨日ついた嘘、実は本当
後悔の隙間に少女の残り香
何もないような顔をしてさ
これからも1人
君と同じ1人
サビ以外の所、なんかこの感じ聴いたことあるよね。おれはこう言う極限まで絞ったオケが大好き。今回ギターとボーカルのみ。リバーブはギターがやや深めで「どうしようもないな〜」の所はより突っ込んでます。
ギターはテレキャスのMIXポジ、アンプ直です。
本当ノリが出る音だけ鳴らした感じ。弾き語りすると気持ちいいよ。
有名所だとこのへんのイメージ
シン…とするの好きなんだよね。
そのあとにくるのは
バーーーーーーーーン!!!!ってサビ!
男の子は
みんな
バーーーーーーーーン!!!!
ってサビ!
が大好き。
プロセカの関係上2分前後に収める必要があったので思いっきり対比つけちゃえ。っつってやりたい放題詰め込んでます。
とにかくここは歌詞の通り気付きから来るカタルシスなのでもうすんごいグルグルグルーーってなる脳内を表現してます。
頭痛みたいなオシレーター的シンセとリバースのシューシュー言うやつの下にディストーションギターとクランチの激深リバーブトレモロギターが重なって、そのリズムの間を南米の音階が有る打楽器のオブリで埋めるマァ〜〜〜〜〜凄まじくおれ好みのオケになりました。
後半「今でも、まだ」からギターソロ終盤ににかけては徐々に現状を受け入れ諦めて行くのでオケも少しずつ大人しくなって行きます。マジ頭の中そのまんま出せた。最高。ンギモヂイィ
そんで、ギターソロい〜〜〜〜音出たわ。GibsonのSGってギターのトーンを思いっきり絞って出すウーマントーンってヤツなんだけどピタンコ。なんでもエリッククラプトンさんって人がヘロインの向こう側で鳴らした世界の音らしいよ。すげー好きこの音。
↓本人による分かりやすい解説
てかクソかっけぇな若い時のクラプトン
そしてリズムが何やらおかしな事になってるのに気付いたかな。気付くわな。
前半突っ込んで真ん中思いっきりモタらせて最後にかけてBPM変わるくらい突っ込んだ感じ。
かなり分かりやすく崩してみたんだけど、コレは折角リズムゲームに乗るならユーザーを騙くらかしたいなって思ってやっちゃった。エヘ。
プロセカやってるから分かるんだけどサビ終わったくらいの所ってめちゃくちゃ集中力途切れるのよね。あそこでフィーバーチャンス来ると本当緊張する。
だからもし実装されて、おれの曲やってくれた人がAP、フルコン逃してブチギレてるの見たら超気持ちいいだろうな。4:30リズム感ゴミ!!!AP取れない!!!!◯ね!!!ってツイートを見かけたら画面の向こうでおれが兵藤和尊になってると思って。
おれはこう言うリズムトリックがすごく得意なんだよね。
なぜかって言うと若い時やってたバンドに正式なドラマーが居なくて、ライブのたびに色んなサポートドラマーを迎えてたからで、その中で上手い下手問わず弾きやすい人とそうじゃない人が居たんだよね。
何でか考えたらやっぱその人その人が気持ちいいリズムの癖が一人一人違うことに気づいてクリック練習のやり方を変えたんだ。
具体的にはクリックの前に乗ったり後ろに乗ったり1/3で乗ったりする練習なんだけど、これが効果テキメンで実際バンドで合わせた時にカチっとハマるようになったんだ。
自分のノリで弾くよりピックでドラムのビートを刻むと言うか、アンプから出る遅延も微妙に有るから少し早めに乗って出音でビートを刻むに近いか何と言うか…バスとスネアと金物の時間の距離感をモチっとするかシャキッとするかとか…そんな感じ。わかんね!バーーーーン!
それを悪用したのがコレ。この絶妙にやるのが悩み揺らいでる感じがしていいんだよ…ギターソロはクリックだけ鳴らして後からドラムを合わせる感じで作った。
やっぱ音楽はちょっと気持ち悪くないと面白くないよね。グリッド線を騙すんだ。
さいごに
要はプンプンみたいな愛され方したいよな。って歌詞
※浅野いにお著 おやすみプンプンのネタバレが含まれます。
冒頭で言った「精神の安寧は一重に生物としての理を全うした後の出涸らしから滲む一滴またはそれを概念諸共緊縛されし存在との芯-芯で行うシナプスレベルでの共有」って話に繋がるんだけど、12巻まで読んだ上で13巻に全てが詰まってる。あんなに人と繋がれたらもういい…全部いい…ってなるよ。
ただ、この漫画の大罪は散々プンプンに読者を自己投影させて誰もが抱えているであろう恋愛のコンプレックスを引き摺り出してグチャグチャに掻き乱した挙句「ま、君はプンプンにすらなれなかったけどね」って放り出されるあのラストシーンだよね。ホラ、あの交差点のとこ。
この人、漫画で人を殺す気だ………って本気で思った。
今だに読み返すのに準備が居る呪物みたいな漫画だけど、懲りずに何度も何度も読み返してその度に毛布かぶって震えながら発狂してる。故に超名作。
本当にずっとひとりなんだよね。ひとりじゃないような気がするけれども、何だかんだ。
あ、タイトルの「左足」は愛子ちゃんが自殺した時のシーンで そいえば左足が下だったな。ってサラで思い返した事にゾッとしたからです。
Stargazer lily は彼女から出たモノによって咲く歌なのでこの花の名前にしました。
短いですが今回この辺で。また来月、初のラブソングを投稿します。
4:30
イヌのご飯代にします