おれは少年院出身でもゲットー出身でもないけど
これはバンドの頃から変わらずなんだけど
ふと自分の音を振り返るとあまりのチープさに真っ赤になることが多々ある。
やはり才能の無いおれなんて何やってもだめだったのに何を期待して世間に何を発してしまったんだ。先輩たちは興味無さげだったし後輩たちはめちゃくちゃ褒めてくれるけどアレはリップサービスであって純粋な気持ちで言ってくれてるのでは無かったんだ。それなのにおれは気分なんて良くしちゃってアホみたいだ。なんて事をしでかしたんだ。音楽なんて天才のモノなんだから辞めた方がいい。絶対やめたほうがいい。ギターのローンどうしよう…売れば完済するかなぁ…でも最後にもっかい聴いてみよう…最後に…
ってなって自分の音源を聴いたら
な〜〜〜〜〜んだチョー良いじゃ〜〜〜〜ん!!wwwwwwwwアゲポ
ヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜(HiHiA)
ってなるのでアホに産まれて良かったなと思います。さっきもなった。ウケる。
なんかライブしたり作品出したりした後ってナーバスになるよね。なんだろうあれ。不思議だね。
ナーバス?ナイーブ? ん? まいいや。
おまけ
昔小説家を目指していたので短編小説がたまに出来ます。
小◯館のなんとか賞に応募したりネット小説サイトに投稿したりしていた頃が懐かしいと感じる思い出があれば良かったな〜。
と思う日々です。ストックたまに出すので見てってください。
煙突の街
晴れた日いつもおれは放課後のチャイムが鳴るといちばんのりで学校を飛び出る。
街一番の煙突を目指して、煙突とは反対方向の、これまた街一番の砂山を駆け登る。
途中まで一緒だった登山道を横目に秘密の獣道を行く。
草木を掻き分け、木苺の木を左に、三叉のツツジを潜り抜けるともうすぐだ。
開けた丘に腰掛け落ち着かない鼓動とうるさいくらいの息を落ち着かせる。ここはおれだけが知っているおれのための場所だ。
やがてその、一瞬がやってくる。
まだ月は見えないのに、白黒煙突のてっぺんにせっかちな星が乗ってキラキラ光り始める。
おれのこころもキラキラ光ってる。
大人になってもこんな日が続いて欲しいな。
4:30
イヌのご飯代にします