深夜のコンビニ、狐面と【短編小説・前編】
時計を見ると「0:00」と出ていた。今日だと思っていた日付は昨日になって、新しい日付が時間の下に表示されている。
なんとなく学校に行けなくなって、ついに一か月が経ったのだと、僕は気が付いた。
行った方がいいのはわかってる。中学校。小学校の頃みたいに、あまり遊んではいられないと、わかっている。
でも、なんとなく行きたくなくて、僕は結局どうしていいかわからずに、ベッドの上で、炒められている野菜みたいに転がる。
もう深夜。本当なら寝なくちゃいけないけれど、学校にも行か