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ここを知ってたら通? "畑毛温泉"

東京から新幹線で1時間弱の静岡県三島は、熱海と箱根、沼津という有名な観光地に挟まれているけど、あえて訪れる人は少ない街。
由緒ある「三嶋大社」くらいしか名所がないせいかも。
実はじっくりお散歩してみると、いい街なのだけど。

その三島から車で20分ほど行くと、函南(かんなみ)町というマイナーな街があります。
箱根山の別名「函嶺山」の南側という意味で函南と呼ばれているそうです。
この街に人知れず穴場の温泉があります。

箱根から南へ連なる山脈のふもとにある「畑毛(はたけ)温泉」。
箱根や熱海の温泉街と比べたら、もうホントにひっそりと。
住宅街の中にぽつりぽつりと地味な宿がある感じ。

ここのお湯が昔から、いろいろな病やケガに効くと有名なのです。
源頼朝が傷ついた馬を癒したという言い伝えがあったり、江戸時代にも湯治場として多くの人が訪れたそうです。

私のお気に入りの温泉は「誠山」。

日帰りだけでなく長期滞在湯治プランもあります

畑毛温泉のお湯の特徴は、源泉は30℃程度の「ぬる湯」。
ふつうはぬるい温泉の場合、沸かし湯として入るのですが、畑毛温泉の場合は、源泉そのままの温度の湯舟、35℃の湯舟、40℃の湯舟と3つあるのです。
暑い時期は30℃と35℃の湯舟を行ったり来たり、寒い時期は35℃と40℃の湯舟を行ったり来たり。
のぼせることはなく、長湯ができて、湯治にはぴったりなんです。
いろいろな病やケガの方が長期間滞在して、1日に何度も入浴されるようです。
私も事故の後遺症で腰や肩が痛いとき、通ったらよくなりました。

手前から40℃、35℃、30℃の湯舟
温泉の歴史
露天風呂もあります

成分は、低張性弱アルカリ性の単純温泉、ph8.7でお肌がつるつるになるアルカリ性泉質です。
透明で無臭で、なめらかで、肌にやさしいお湯。

成分表

ロビーは屋久杉の大きな切り株を使ったテーブル。

こんないい温泉が自宅の近所にあるなんて、幸せです!

ほかにもこんな温泉があります。

①源泉駒の湯荘
ここもぬるいお湯で、温度の異なる湯舟が複数あって、露天風呂がいい感じです。

②竹倉温泉
こちらは赤茶色の鉄分の多いお湯で、畑毛温泉と比べると熱め。
建物が昭和レトロな風情の温泉。
年配のご夫婦?がやっています。


そのほかの温泉の紹介はこちらを!


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