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KaILI 自分が自分でいられるリュック

ぼくがまだ20代のころ、バックパックは生活の必需品でした。自転車やバイクに乗ることが多かったこともあってお気に入りのリュックに財布、携帯電話、読みかけの本、ハンカチを突っ込んで毎日のように、どこへ行くにも使っていました。
当時は、リュックだけでなく服装についてもアウトドアブランドを取り入れて日常使いしているだけで、ちょっと周りと差がつくみたいな時代だったので、流行のファッションといった感じで少しばかりの優越感みたいなものもありました。
それから、何年も経ってぼくの生活や服装も変化して車を使うようになると、リュックの登場回数はかなり減ってきました。それでも両手が空いて、荷物をたくさん運べるバックパックは便利なアイテムだったので、いくつかは手元に残していました。

40代になり開業に向けての準備のため、東京に出向くことが増え、久しぶりにリュックを引っ張り出して背負ったときに衝撃を受けました。圧倒的に似合わない!とにかく服装とのバランスが無茶苦茶で、浮きまくってとんでもない状態になっています。
リュックはしばらくアップデートされていなかったので、当然といえば当然なのですが、それにしてもサイズが大げさ、ブランドロゴもドーンと目立って、まるでリュックだけが歩いているみたいな見え方になってしまいました。

そこで、改めてぼく自身が納得して使えるバックパックを探していたところ、たどり着いたのがKaILIのバックパックだったのです。GAMEPOCKET
GAMEPOCKETは20リットルとやや小振りですが、使い勝手の良い大きめなポケットは容量以上の収納力を発揮してくれます。ハンティングジャケットのポケットをモチーフにしたサイドのポケットも、リュックを背負ったままの使用を想定した便利な機能です。ぼくの場合はすぐ取り出したいハンカチや折り畳み傘の収納に使っています。
表地の素材であるCODURA NYLONは、撥水性があり太い糸を使えば軍隊でも使用できるほど強度のある素材ですが、敢えて細い糸を使い、しなやかさと柔らかさ、軽さを重視しています。
肩のハーネスパッドも柔らかく身体に沿うので、ストレスを感じにくくなっています。

そして、ぼくが特に気に入っているところは性別、年齢、服装を選ばない点です。サイズ、容量だけではカバーしきれない使う人それぞれに寄り添ったデザインは、GAMEPOCKETの最大の魅力です。
全体に丸みのあるシンプルな形は、女性の方にも受け入れてもらいやすいデザインと言えます。
カジュアルな服装、スーツでの使用、少しデザインの凝った服装にも馴染む理由は、デザイナーのきめ細かい配慮にあります。バッグと使う人の装いが自然に調和するように固い芯材を避け、柔らかく身体に馴染むデザインにしたり、異素材が隣接することによる極端に目立つ見え方にならないように素材の配置を考慮することでバッグだけが浮いてしまわないようにしています。

そもそも、服装が決まったあとでバッグが決まることが普通の流れではないでしょうか?バッグが浮かないように、服装を変更していては本末転倒と言えるでしょう。装いによる自己表現を邪魔しないKaILIのバックパックを使うことによって、ぼくはその時の気分に従って安心して服装選びができています。

タブチヨシタケ




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