ステロ選手権まとめ

はじめに

去る11/29(土)にステロ選手権と銘打って大会を主催しました。今回はその大会のレポート?もかねてどんなルールだったのか、環境や結果について書いていけたらと思います。
今回のルール自体、ざっくりと下に書きましたが、とにかくステロなので簡潔で、出たとこ勝負で参加できる&楽しめるラフな大会として企画していました。肩ひじ張らずにサクッと参加できる大会になっていたらよかったです。(実際はメタゲームの様相が強かったですが…)

大会のルール

ドミニオンオンラインでの4人戦です。
各自「縦向きカード1種類(アクション・夜行・特殊勝利点など)+イベント・ランドマーク・プロジェクト・習性から1種類」をあらかじめ決めておき、各Matchごとに一斉公表、サプライ設定を行い対戦を行います。
選ぶアクション・イベント等は試合ごとに変えて構いません。
属州・屋敷場とします。(避難所・植民地は無し)
※今回はステロ選手権なので寄付と植民は趣旨に反すると判断して禁止としました。
マッチング・得点はスイスドローで行います。全4回戦です。
1位:6pt 2位:3pt 3位:1pt 4位:0pt で最もptが高かった人が優勝とします。
※カードごとや細かいルールはDiscord上に記載してあるので気になる方がいらしたら見てみてください。
https://discord.com/channels/382141735662387200/699795700514553967/908697760637779979
このチャンネルでは4人戦の対戦会や今回のような不定期の大会開催もあったりしますのでもしよければ参加してみてください。

大会の結果

1位:kazumaru0828 さん
総得点: 19.5 (4.5(1位)ー6(1位)ー3(2位)-6(1位))
使用戦術:物乞い-ギルド集会所、物乞い-ギルド集会所、建て直しー渡し舟、物乞い-ギルド集会所
物乞い選手権だったのでは?と話題になった元凶。
ですが、大会前に事前に様々な手段を検討し、そのおかげで物乞いーギルド集会所を選び続けることができた、ということでメタゲームに対して一貫した考えを持っての文句なしの優勝でした。

2位:urihari さん
総得点: 15 (3(2位)ー6(1位)ー6(1位)-0(4位))
使用戦術:城ーギルド集会所、黒猫ー立案、黒猫ー縁日、望楼ー大聖堂
2位のうりはりさんは物乞いを一切使わずの2位ということで表彰しました。(実は物乞いは偏った人しか使ってないことに気づいたのはこの記事を書いているときだったり。。)
2ー3戦目の黒猫戦術は呪い耐性のあるひとがほとんどいなかったため非常に強かったです。建て直しと嚙み合って物乞いーギルド集会所を沈めたのはお見事でした。

3位:WJ11 さん
総得点: 14.25 (2.25(2位)ー3(2位)ー3(2位)-6(1位))
使用戦術:辺境伯ー大聖堂、仮面舞踏会ー壁、神殿ー壁、ネズミー馬の習性
初戦が3人卓だったことが影響しましたが見事3位はWJ11さんで、この方も物乞いーギルド集会所を使わずこの順位でした。
特徴的なのは物乞いーギルド集会所、大使ー壁等の事前予想でのトップメタに対応した戦術を用意していたことです(壁採用・廃棄採用)
壁は物乞いとはタイミング的に噛み合いませんでした(1・4戦目に物乞いと遭遇)が、対策を取っていない人に対して非常に強く出られていた印象です。

大会での採用戦術や印象

箇条書きで、今大会で出た戦術のなかで印象的だったもの、参考になったものを私の主観で書いてみます。

  • 物乞いーギルド集会所は強すぎた
    他の戦術に対して2ターン程早くから属州行動ができる戦術で、5T目から属州を買える&出力が衰えにくい&アタック耐性がある(大量の銅貨のおかげで出力が落ちにくい)ため、事前からわかっていたもののカード枚数制限(壁)以外でこの戦術に勝つのはほぼ不可能でした。
    また、初戦で物乞い戦術を取って1位となった場合、上位卓での戦いとなるため、壁のようなリスクの大きい戦術が出づらくなったことも影響しました。
    物乞いーギルド集会所の採用回数は全9回、その平均得点は3.8、順位にして1.8位であったことからもその強さがうかがえました。
    逆に、初戦を除いて物乞いーギルド集会所は最上位卓以外では1回もいなかったため、最上位卓以外ではほかの戦術を使いたいという傾向が強かったように感じます。
    ちなみに、物乞いーギルド集会の使用者は3/11人だけでした!上位卓にいた人がひたすら選び続けていました。

  • 呪い撒き(黒猫)の強さ
    限られた戦術で戦うということもあって、呪い撒きが非常に強かったように感じました。特に勝利点行動が早くなることから発動も早くなる黒猫は、相手への妨害速度と自身の勝利点行動をアシストするため非常に強力な戦術でした。うりはりさんの3試合目は建て直しに反応してターン5に呪いを6枚撒いています。廃棄手段を持たない場合これだけで負けに直結してしまう試合でした。

  • 壁は最下位メーカー
    壁戦術は、物乞い用のトップメタと考えていました。本大会でも1試合だけ物乞いーギルド集会と壁ー大使が対戦して大使が勝っています。
    しかしこの試合の2着は物乞いーギルド集会所でした。結局アタック耐性が高く、ごみ許容の大きい物乞いが2点(属州6点+物乞い銅貨3枚・属州自身で-4点)になる属州を過半数集めて2位でした。
    むしろ壁サプライにおいては、廃棄手段に乏しいほかの戦術と、アタック採用者がいた場合、一方的に点数と平均金量を減らされ続けて最下位になるケースが多かったです。(壁採用者は1.7位程度、ただしn=3)

  • 壁メタの大使ー探査
    壁採用は上記のように全3試合/12試合でしたが、3試合の中でcider01さんが壁メタで大使ー探査を採用して勝利していました。WJ11さんが神殿ー壁で僅差の2位でしたが、思い切った戦術で勝利を収めたのはお見事でした。(神殿側が墓標採用だった場合も気になりますが)
    こういったメタゲームでメタをきっちり決められるのはとても気持ちいいだろうな、と思いながら見てました。(大使ー壁もそうですが)

  • 物乞いvs物乞いvs物乞い
    それは第二試合の最上位卓でのこと。4人中3人が全く同じ戦術を取り、まったく同じ得点でゲームが終了しました。今大会のルールで下位手番を上位にすることにしていたので最下位手番のkazumaru0828さんが1位でしたが、全員同じタイミングで属4という結果だったのは印象的でした。やっぱりこの戦術良くないですね。

  • 1戦術へのこだわり
    今大会、3名の方が(ほぼ)同一戦術で最後まで駆け抜けていました。結果が振るわなかった方もいらっしゃいましたが、それぞれが明確なコンセプトを持って挑んでいらっしゃる姿勢が個人的にとても好印象でした。多様な戦術を用意するのももちろんいいことですが、初志貫徹も大事ですよね。

おわりに

まずは、無事に開催出来てよかったです。不慣れどころかドタバタな運営にもかかわらず、11人もの方に参加いただきました。ありがとうございました。
またこの場を借りて、運営時にいろいろアドバイスをくださったチャーシューさん、しーそーさん、auto_ppさん、本当にありがとうございました。
また、大会自体も盛況だったと思う&ルールをいじってもう一度やってみたい&自分も参加したい、ということでほとぼりが冷めたころにもう一度開催したいと思います。たぶん物乞いーギルド集会所みたいな戦術にメスが入っています。
何かご意見やこうしたらなどありましたら是非教えてください。

おまけ

最後に、下に使用された戦術を添付します。
興味のある方は開いてみてもいいかもしれません。


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