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数学考究.その2

ベルンハルト・リーマンという人をご存知だろうか。この人について勉強していくと、数学に対するセンス(感受性)が変化していきます。リーマンが大学教師就任に際し、1854年6月10日、ゲッチンゲン大学哲学部でなした試験講義「幾何学の基礎をなす仮説について」を記録した論文を一部ご紹介したい。文量としては多い訳ではないが、内容の豊かさ・歴史的な意義に関してズバぬけて重要であり、皆さんにも目を通して頂きたい。私も文章はコピぺではなく、本を読んで自分で書き出している。なので、私の勉強ノートの断片と思って読んでみて頂きたい。自分で氣がついたことや、アイデアがあれば、写しの後ろに書いて添えようと思っている。

岡潔は「リーマンのつづきがやりたい」と学問の理想を掲げ、そして部分的ではあったが、実際に為し遂げてみせた。この研究は未だ継承者が現れず、数学の世界に放置されたままである。この事と、非ユークリッド幾何がリーマンの後、モデルは構成された一方で、内容的に深い本質的な研究はこれまで為されてこなかった事と大いに関係するのではないかと私は思っている。そして、人類を惹き付けてやまない、あの『素数』についても、必ずや繋がっている氣がしている。つまり、多変数ゼータ( ζ )函数論の研究にもいづれ着手したいと思う。
ともかく、リーマンは大切だという事が言いたかった。私と共に、リーマン(幾何学の基礎をなす仮説について)を勉強して頂けたら嬉しい。私にとっても有意義となるにちがいない。

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