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2023/8/18

本日は、木住野佳子@渋谷 JZ BRAT。

今月のJZ、2日目。
ベース西嶋徹くんとのトリオは、たぶん6〜7年くらいぶりなのでは。
あ、先月赤坂でやってました。

その頃の譜面を、木住野さんが持ってきた。印刷は薄いけど、まだ見えないほどではない。
あと3年もしたら、完全に見えなくなるのだろう。
まあそれはそれ、あとは勘で演奏するのみ。
しょうがないもん。
最近はみんなiPadに譜面をダウンロードして、アプリで書き込んだりしながら、iPadそのものを譜面台に置いてるけど、A4の紙でも見えないのに、もっと小さい画面で読めるわけがない。
おまけに、フットスイッチで譜めくりしなきゃならない、ダルセーニョするときなんか、左のスイッチを踏まねばならぬ。
自分はだいたい、左足をハイハットのペダルに載せている。右足は遊んでるんだけど、左側にある譜面台上のiPadの譜めくりを右足で行う、ってゆーのは、ある意味完全4ウェイのドラマー並の、手足がバラバラに動かないと無理。
てゆーくらいの、ストレスフルな動き方なんじゃないか、って気がするのだけど、いまの若いミュージシャンは、平気でサクッとフットスイッチを踏んで、譜めくりしたりしてる。
とても音楽的でアーティスティックな部分と、完全に冷静でないと貫徹できないタスク、を同時進行できる能力って、自分たちの年代から見たら、まるで超能力みたいに感じるわけだ。

さいわい、今日のライブのメンバーは、完全紙派の3人。
アナログ万歳。

自分には、Bluetoothで飛ばしてるので、どこに置いたか分からなくなるくらいの、小さなフットスイッチを、無尽に華麗に踏みながら演奏できる才能が、羨ましい。
なんだけど、まあそんなことどーでも良い、って思っちゃえばそれだけのこと。

とゆーわけで、今日も紙の譜面に鉛筆で書き込みしたりして。
その昔は、写譜ペン、とゆー譜面書き専用の万年筆があったり、写譜屋さん、てゆー職業もあったり。

写譜屋さんの仕事は、アレンジャーが書いたスコアを、それぞれの楽器のためのパート譜に書き直す仕事。
弦楽器だけでも、バイオリンはト音、ビオラはハ音、チェロとコントラバスはへ音、にしないと読んでくれなかったり。
管楽器に至っては、これが、ド、ですよって教えられた押さえ方が、実音ではB♭だったりE♭だったり、なんて矛盾を抱えながら演奏してるので、譜面に関しては、そのために移調しなきゃならない。
そんなことをアレンジャーが担当するヒマは無いはず。

そういった移調やらを、瞬時に書き直せちゃうスキルの持ち主が、写譜屋として仕事をしていたのだ。
いまはもう、PC上でサクッと移調できちゃって、そのままプリントアウトしてミュージシャンに渡せば良い、てのも便利だけど、なんだかね。

明日から小淵沢に缶詰め。
なので、なぜか上野原のルートインコートに宿泊。松戸に帰るのは面倒だし。上野原は渋谷から1時間の場所なんだもの。
大浴場でサッパリして、部屋でセブンイレブンの麺をアテに、氷結のロング缶を2本空けちゃった。
この麺、山梨県限定商品の、甲府の初志貫徹プロデュース、ネギ味噌麻辣麺。
か、辛い!

明日から小淵沢でレコーディング作業、なんだけど、当方はどちらかとゆーと料理担当になりそう。
さて、明日夜はどうなるかな、楽しみ。

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