エリコのニューハーフクッキング

はい、みなさん、今日もエリコのニューハーフクッキングをご覧になっていただいて、ありがと。
わたくしニューハーフのエリコが、あ、もちろん源氏名よ、本名は剛太、っていうんだけど、みなさん、とくに男性の視聴者の方々に、おいしいお料理のレシピを教えちゃうのよ!
さて、今日は、「ビッグバン丼」て名前をつけたお料理よ。ビッグバン、って宇宙が始まる時の大爆発、のことじゃないわよ。「ビッグバンド」とひっかけたお料理よ。随分前にあまちゃんてゆう朝ドラがヒットして、テーマソングを演奏したのが、あまちゃんスペシャルビッグバンド、だったでしょ、ああやって大人数で演奏するのって楽しそうよね。そういうコンセプトで、和洋折衷でいくわよ。
さて、まずご飯だけど、白米に黒米を混ぜて炊くわ。ベニー・グッドマンやグレン・ミラーと、デューク・エリントンやカウント・ベイシーを混ぜちゃうの。スイングジャズ全盛時代はビッグバンドが大人気だったでしょ、そんなイメージよ。
さて、ご飯にのせる具材なんだけど、まず豚のスペアリブに塩胡椒してオーブンでじっくり焼くの。こんがり焼けたら、フライパンに移して面倒くさいから市販のバーベキューソースに絡めちゃう。ショービジネスとして盛り上がったジャイヴのイメージね。キャブ・キャロウェイやルイ・ジョーダンなんかの。ニューオリンズとか、メンフィスとか、セントルイスとか、黒人が多かった街を想いながら焼いてちょうだい。あたしは行ったことないけど。
あとね、エンドウ豆をね、ニンニクとトマトピューレとコンソメで煮ちゃうの。塩を多めに振ってねー。で、あったらグリーンチリを入れちゃいましょ。これは、ラテンのビッグバンドのイメージ。ペレス・プラードやら、マチートやら、日本ではキューバンボーイズ、ノーチェ・クバーナとか、ちょっと体があったまるくらいに辛くしてみてね!

ここから先は

1,395字

パーカッション奏者、岡部洋一のFacebook等で書き溜めた文などを、随時アップします! もちろん書き下ろしもあり、短編ドラマなんかもあり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?