IT×医療「わんわんラジオ」より:システム開発と医学生教育の共通点

わんわんラジオ第3回から。

システム開発の4ステップは、ざっくり

①仕様(設計図を作る)

②開発(プログラミング・ごりごりコードを書く)

③テスト(ユニットテストと統合テスト)

④リリース


システムはパーツの組み合わせであり、例えばツイッターは ①ツイートする機能 ②タイムラインをみる機能 ③画像をだす機能・・・などの組み合わせになっている。

車に例えると、タイヤ・ドア・エンジンなどの部品を組み合わせるイメージ。


システムのテストでは、システムの部品のテストと組み立てた後に走るかのテストがある。

プログラムは基本、インプット→関数→アウトプットの集まりで、予想通りの動きをするかを確かめる必要がある。



一方、医学生教育に関して、以前は部品を個々に作って(各授業は担当教員に任されている)最終的に組み上げる方式をとっていた。

しかし、それだとタイヤがない車・エンジンがない車など、最低限の技能や知識を持たない医師ができてしまうというリスクがあった。

そのため、今後の医学生教育は欧米になぞらえて、医師に必要な技能・知識をあらかじめ設定しておいて、医学生教育の中でそれをどれだけ達成したかの指標を作る流れになっている。

アメリカの医学部が、その条件をクリアしないと留学させないと言ってきたのもその流れを加速させた。(というか発端になった。)

部品の一つ一つといえる「コンピテンシー」の作成が各大学独自で行われている。

誠にありがとうございます! 病院で医師として働きながら、医療にITを導入することでより早くから医療サービスを提供して医療リテラシーの向上を図るとともに より医療者にとって働きやすい医療環境が作れるように活動しています! 今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます☺️