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東大生ライバー・伊藤真莉さんとの対談 前半 【ライブ配信を始めるには!】

同世代対談シリーズとして、医療分野に身を置く自分が様々な他ジャンル・分野で活躍している同世代の方々の活動についてお話を伺い学びながら、共にこれからの未来を創っていく試みです!
第一弾は箕輪編集室で出会った東大生ライバー・伊藤真莉さん!
【医師・村本】 Twitter  ブログ
【東大生ライバー・伊藤真莉】Twitter  ミスコン投票
【撮影・駒月】Twitter  インスタ

東京大学に所属しながら"SHOWROOM(ショールーム)"というライブ配信アプリで毎日配信を行ってイベントで優勝したり、
"KOS"という会社でSHOWROOMのライブ配信者をマネージメントするかたわら、
東大のミスコンに出場して2冊目の写真集を出す東大生ライバー・伊藤真莉さんと対談させていただきました!

(村本)
ーー宜しくお願いします!
自分がいとまり(伊藤真莉さんの愛称)さんのことを深く知ったのは以前TwitterのヘッダーになっていたSHOWROOMの記事で、
「SHOWROOMのライブ配信で一番をとった時の話」を読んですごい熱量を持ってる人だなと純粋に尊敬しました。

(伊藤真莉さん (以下、いとまり))
ーーSHOWROOMマガジン!

(村本)
ーーすごいなと感じたのは「負けず嫌い」という素質を貫いて最終的に結果を出しているところです。
元から負けず嫌いってだけではなかなか熱量って続かないと思うのですがそれをなぜSHOWROOMのライブ配信にぶつけようと思ったのか気になりました。

(いとまり)
ーーえ〜なんででしょう?
SHOWROOMってみんなが思っているより、配信している方はただ単純に勝負で全てが戦いだからかもしれません笑

(村本)
ーーアスリートですね笑

(いとまり)
ーーそれに1位を目指して頑張るってめちゃめちゃ単純な仕組みだからわかりやすいし1位をとるために色々できることを考えるんです。

(村本)
ーー人によってライブ配信をする目的は違うと思うのですが、生配信自体は動画として残りませんよね?
例えば"Youtuber"だったら動画に残るものを作るイメージですが、生配信はイベントのような一瞬の価値を作っていて、まだそういうことをしている人は少ないから面白いと感じます。

(いとまり)
ーーうん、残らないからこそ熱量が生まれると思います。
Youtubeとかだと観る人は自分の暇な時とかにサクッと流し見すればいいからそんな大変じゃないけど、ライブ配信を見るのって結局自分の生活の中の30分とか1時間を割いてるわけなので相当熱量の高いファンが見てるわけです。

(村本)
ーー確かにライブ配信は見るためには、意図的に自分の時間を切り取らないとその時間に見れませんね。

(いとまり)
ーーYoutubeってコメント欄がめっちゃ荒れるんです。
誰でも書き込めるし匿名だしだから何書いてもいいから。

生配信は本当にその熱量の高いファンが同じ場所に集まってるから荒れたりとかはないし本当に応援しようというコミュニティができています。

(村本)
ーーいいですね!
自分も音楽やってたから音楽ライブの空間をインターネット上に作るのは楽しいことだなと感じます。
社長の前田裕二さんも路上ライブから着想したとおっしゃっていました。

ライブ配信で応援されてたり人前に出てたりする自分と普段の自分って感覚的には同じですか?
例えば昨日イベントでステージでピアノ弾き語りしてる時と今のいとまりさん。

(いとまり)
ーー本当に飾ったりとかはなくて言葉が違う一応違うだけでだいたい一緒です。
気を抜くと言葉遣いが悪くなるから笑

偽ってると疲れてしまうし偽ってる姿を応援してくれる人たちって結局は本当に自分を支えてくれるわけじゃないから普段と全然変わりません。

(村本)
ーー今までのアイドルって「偽る」ではなくともプロデュースされた姿だと思うんのですが、今後はSNSや生配信も多くなってきて偽ってるのはすぐ見抜かれてしまうかもしれませんね。

(いとまり)
ーー今までの芸能は大手のプロダクション入って大きな事務所にプロデュースしてもらう形がほとんどですが、それって結局自分の意思は薄いので本人も楽しくないと思いますし、なんか自分が目指している姿とは違います。

絶対セルフプロデュースの方が楽しい!


(村本)
ーーそれでいうと、いとまりさんは現在、ゆうこすさんの"KOS"という会社でライブ配信者のマネジメントをしてますよね!

今までは大手でもマネージメントとプレーヤーがの部署が全然別れていたと思います。マネージャーはプレイヤーにならないしプレイヤーはマネージャーにならない。

(いとまり)
ーーそう。そう。
マネージャーのことをSHOWROOMではオーガナイザーって呼びます。
ライブ配信をしたことない人がオーガナイザーをやっても配信したことないのにどうやって配信者の気持ちをわかってアドバイスできるのかってめっちゃ思ったので自分で作りました

(村本)
ーーすごい!ビジネスでもそうですが、芸能でもプレイングマネージャーが今後必要なのかなと感じます。
今所属は何人くらいですか?

(いとまり)
ーー元からライブ配信していた人もいますが今は14人くらいで、今後増やしていきます。増やしていかないとマネタイズも難しいから。

(村本)
ーー人によって更新頻度も違いますか?

(いとまり)
ーー基本的に毎日やってもらってますが成長のスピードは人によって差を感じます。

(村本)
ーーどういう人が伸びるのかが気になります!

(いとまり)
ーー吸収力がすごい人地道な努力ができる人
逆にあまり伸びない子はなんとなくふわーんと毎日1回配信してるだけで
見てもらう努力とか人の配信を見て学ぼうとしないので、結局仕組みとかわからなくて伸びません。

伸びる子はめっちゃ人の配信も見るし自分も考えて1日に何回も配信しています。

(村本)
ーー今後どこにいとまりさん的にはどういうポジションを目指しますか?

(いとまり)
ーーわたし的にはプレイヤーとマネージャーのどっちかってことではなくてどっちも続けたい!

いろんな人に言われます。
「いとまりはどうするの?芸能に回るの?サポート側に回るの?」って。

でも自分が配信するのも配信者を育てるのも『ライブ配信で世界を面白くする』ための手段の一つだから「どっちもやらせてよ!」って思います。笑

わたしにとっては一緒だからそんなに区別してません。

(村本)
ーーここでいとまりさんに相談なんですが、自分は医療にエンタメ性を取り入れて健康に対する行動変容を起こせたら良いなと思っています。今は動画制作とか、地方でローカルイベントを企画しています。

(いとまり)
ーー何をするんですか?医療知識を広めるの?

(村本)
ーー医療知識だけあっても行動が変わらないと本当には意味がないので、
イベントを通じて一緒に運動やウォーキングをしましょうということを考えています。まだ企画段階ですが...。

(いとまり)
ーー生配信したほうがいいよ!SHOWROOMやったほうがいい!笑
医療って正しい知識とかわからないことも多いからリアルタイムで聞けたらプラスになります。
例えばそれが可愛い女の子だったら絶対見るから絶対やったほうがいい!
ライブ配信でファンがついてくれたらリアルのイベントにも人がきてくれると思う。

(村本)
ーーありがとうございます!
でもライブ配信って最初の一歩が難しいなと...。
スタートするのは機材があればできるのですがそこから最初にコメントをもらうまで・視聴者数が伸びるまでは時間かかるしどうすればいいのかわからないのも現状です

(いとまり)
ーーそれはプラットフォームによるかもしれません。
SHOWROOMは初回の配信は一番上に表示されて初めから人がきてくれるので優しいと思います。他だと埋もれちゃうけど。

(村本)
ーー実は自分もSHOWROOMで弾き語りやってました。

(いとまり)
ーーえ!?いつ?いつ??

(村本)
ーー結構前です。笑
前田裕二さんに影響を受けて10回くらい配信しましたが、やっぱり難しいなって感じたんですそこで。

最初のコミュニケーションとか1コメントをもらうまでが大変。
自分は音楽のライブをイメージしたのですが、実は音楽のライブって双方向というよりは見る側と演奏する側に別れてて、観ている途中に話たりしないなって。

インタラクティブなライブって難しいなって思って、それが路上ライブとか何だと思います。できたら面白いですけどね。

(いとまり)
ーーでもわたしのライブ配信なんて実はわたしからは何も与えてなくて、
コメントが来ないと配信ができないんです笑

(村本)
ーーライブ配信でよくあるのは声優さんになりたい人とかアナウンサーになりたい人とかは原稿読んでみるとか一人でもアクション取れますが
もっと何もない人とか
ノンジャンルな人とか医療の人って何をやったら響くのかってわからなかったんです。

そこで前田裕二さんに直接聞いてみたのですが、まずはやっぱりやって見るしかないっていう結論になりました。

「とりあえずやって見て」って言われてまだやれてないんですが。

(いとまり)
ーーやってよ。笑
でも医療とかは新しいジャンルだから人少ないしいいかも。
アイドルは多いから。

(村本)
ーー1つ企画を考えたんですが「ウォーキング配信」ってどうでしょう?
自分は歩きながら配信するんだけど、同じ時間に歩きながら聞いてくれたら面白いかなって、自分の健康にもみている人の健康にもつながって。笑

(いとまり)
ーー同じ時間を共有する人もいます!

例えばコンビニアイスが好きな子がいて
「今日はこのアイスを食べます」「みんなもお気に入りのアイスとかお菓子買ってきてね」って事前に告知して
そのアイスを食べながら配信することで、リスナーさんも一緒に好きなアイスとか配信者と同じアイスを食べるっていう配信です!

(村本)
ーー同じ行動を共有するっていいですね!やってみようかな。。
最近、体重が増えたから1日30分歩いてるんです。

(いとまり)
ーーそれだけ汗かいてて?笑

(村本)
ーーあとラジオ体操とか。テレビ見ながらとかラジオ聞きながらやってる人がいるからそれを動画付きで生配信できたら楽しいかなって。

(いとまり)
ーーラジオ体操してたら笑っちゃいます!笑
生配信してるエステも見たことあります。
正しい運動のやり方を配信してて「こうやってやるんだよ」って。

もう一回ゼロからやったらなんとかなるよ!

(村本)
ーーありがとうございます!チャレンジして見ます!
(前半終了)

後半の記事は東大のミスコンの話と2冊目の写真集についてお話を伺います!


誠にありがとうございます! 病院で医師として働きながら、医療にITを導入することでより早くから医療サービスを提供して医療リテラシーの向上を図るとともに より医療者にとって働きやすい医療環境が作れるように活動しています! 今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます☺️