脳内メモ61「厳格対位法、コラールと芸術音楽のすすめ」
「厳格対位法」と「コラール」の試験導入に、当時、世間では批判があったそうですが。僕自身は「厳格対位法」の再学習と「コラール」の研究ができて、楽しかったのですが。
最近では生徒と一緒にバッハのコラールの詩との関係性を研究したり。「詩の意味」と「音程や旋律」が関係していたり、ほぼ絵のように意味が「音型」に込められています。
また「マタイ受難曲」の分析を持ってくる生徒もいて、「音楽記号」や「音型」に意味が込められています。「シャープや回音的な音型=十字架」、「弦の高域のロングトーン=後光」、キリストの捕縛シーンはタイが多く使われていて「タイ=キリストに繋がれている縄」と見ることもできます。
(譜面と別の何かを比較する、アナロジー的スコアリーディング。「AとBは何か似てるよね」という感覚)
「12弟子」の時は長3和音だったのに、「ユダ」が出てくると短3和音になったりと。
当分楽しんで研究できそうです。
また、厳格対位法がある程度進んだら、実際のパレストリーナの楽曲を見たり、同じ時代であるルネサンスの作曲家の楽曲を生徒と一緒に見ていこうとしています。
それと、20〜21世紀の芸術音楽の文脈を学ぶために、どの順番で曲を見ていけば良いか(場合によっては写譜)。楽曲分析の学習進行テキストを作っているところです。
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