脳内メモ88「みにくいアヒルの子 〜高IQの人の生き方」
この物語は
フィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係がありません。
── ラーマと黒猫は「童話」を読んでいる。
黒猫: 自分は "アヒル" だと思ってたけど
本当は "白鳥" だったという お話ですかにゃ?
ラーマ:「これは神々の転生体である『おさるさんたち』と似ていますね」
黒猫: そうなのかにゃ?
── 高IQの人の生き方とも似ているねラーマ……
ラーマ:「その物語のように『神々の転生体である"おさるさん"』は、まず1人になることから始めなければいけません」
「一般の"人々"とは違うのですから」
「高IQの人は集団にいると安心しますが、それは脳が曇って思考停止をしているに過ぎません。私もそうでした」
「1人になると、脳がクリアになり、自分の本来の力に気づきます」
「その後、自然と『高IQの人々』はお互いに引き寄せ合い、その物語のような群れとなります」
── 主語が錯綜しているよ、ラーマ……
黒猫: ラーマの周りにはいつも
"おさるさんたち" が たくさんだにゃん
ラーマ:「わたしは『おさるさん』が大好きですから、
一般の"おさるさん"も、神々の転生体である"おさるさん"も」
黒猫: 吾輩も "おさるさんたち" と 仲良くするの 楽しいにゃ
ラーマ:「黒猫さん、『一般の"おさるさん"』を散々いじってたじゃないですか……」
黒猫: それとこれとは 別ですにゃん
だって きゃつらは "UN!" 投げてくるんだにゃ
顔に "UN!" 付いてたり
頭に "UN!"乗せてたり しますにゃん
吾輩 "綺麗好き" にゃので
── そう言うと黒猫は 毛づくろいを始めた。
しなやかに体を捩り、ブラシのような舌で、器用に背中まで毛を整えている。
ラーマ:「カウンター猫パンチぐらいなら許しますよ、黒猫さん」
黒猫: もう わかったにゃ……
── ラーマはいつもより優しく微笑んでいる。
ト書職人:神々の転生体である「おさるさんたち」か……
第7話
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