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脳内メモ88「みにくいアヒルの子 〜高IQの人の生き方」

この物語は
フィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係がありません。


── ラーマと黒猫は「童話」を読んでいる。

あらすじ
アヒルの群の中で、他のアヒルと異なった姿のひなが生まれた。アヒルの親は、七面鳥のひなかもしれないと思う。

周りのアヒルから、あまりに辛く当たられることに耐えられなくなったひな鳥は家族の元から逃げ出すが、他の群れでもやはり醜いといじめられながら一冬を過ごす。

生きることに疲れ切ったひな鳥は、殺してもらおうと白鳥の住む水地に行く。しかし、白鳥たちの意外な反応にひな鳥は水面に映る自分の姿を見る。

いつの間にか大人になっていたひな鳥は、自分がアヒルではなく美しい白鳥であったことに気付くと、それまでの悲しみから解放される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あらすじ みにくいアヒルの子
黒猫: 自分は "アヒル" だと思ってたけど 

本当は "白鳥" だったという お話ですかにゃ?

ラーマ:「これは神々の転生体である『おさるさんたち』と似ていますね」

黒猫: そうなのかにゃ?


── 高IQの人の生き方とも似ているねラーマ……


ラーマ:「その物語のように『神々の転生体である"おさるさん"』は、まず1人になることから始めなければいけません」

「一般の"人々"とは違うのですから」

「高IQの人は集団にいると安心しますが、それは脳がくもって思考停止をしているに過ぎません。私もそうでした」

「1人になると、脳がクリアになり、自分の本来の力に気づきます」

「その後、自然と『高IQの人々』はお互いに引き寄せ合い、その物語のような群れとなります」

── 主語が錯綜さくそうしているよ、ラーマ……


黒猫: ラーマの周りにはいつも 

"おさるさんたち" が たくさんだにゃん

ラーマ:「わたしは『おさるさん』が大好きですから、
一般の"おさるさん"も、神々の転生体である"おさるさん"も」

黒猫: 吾輩も "おさるさんたち" と 仲良くするの 楽しいにゃ 

ラーマ:「黒猫さん、『一般の"おさるさん"』を散々さんざんいじってたじゃないですか……」

黒猫: それとこれとは 別ですにゃん 

だって きゃつらは "UN!" 投げてくるんだにゃ


顔に "UN!" 付いてたり

頭に "UN!"乗せてたり しますにゃん

吾輩 "綺麗好き" にゃので

── そう言うと黒猫は 毛づくろいを始めた。
しなやかに体をねじり、ブラシのような舌で、器用に背中まで毛を整えている。

ラーマ:「カウンター猫パンチぐらいなら許しますよ、黒猫さん」

黒猫: もう わかったにゃ……

── ラーマはいつもより優しく微笑んでいる。


ト書職人:神々の転生体である「おさるさんたち」か……

第7話




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