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知らなきゃ勝てないFXの基礎:リスクリワード編

知らなきゃ勝てないFXの基礎第二弾!今回はリスクリワード(損益比率)編。

リスクリワードについて理解できれば、リスクに対してどれくらいの利益が見込めるかの目安が分かるため、エントリー後の利確に迷うことがなくなります。

「利確できなくて利益を逃してしまう!」という方に役立つ情報となっていますので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

リスクリワード(損益比率)とは

リスクリワード_①

リスクリワードとは、損切り幅(リスク)に対する利確幅(狙える利益)の比率のこと。

FXにおいて、最適な利確ポイントを決めるためには、リスクに対する狙える利益の比率を最適なものにしなくてはなりません。つまり、リスクリワードを理解することで、最適な利確ポイントを見極めることができるのです。

リスクリワードを表す際には、1:1、1:5のように〇:〇の比率で表します。どうやってその比率を計算するのか、具体的な金額で考えてみましょう。

リスクリワードの計算式は、

『勝った場合の利益』÷『負けた場合の損失』

で表すことができます。

たとえば、勝ったときの利益が1万円、負けた時の損失が1万円なら、リスクリワードは1:1です。利益が2万円、損失が5000円の場合は、リスクリワード1:4となりますね。

また、「勝った場合の利益」は利確ラインまでの幅、「負けた場合の損失」は、損切りラインまでの幅、と言い換えることもできます。つまり、リスクリワードを調整するためは、利確ラインと損切りラインのどちらかを上下させればいいわけです。

「リスクリワードが高い」の意味と勝率との関係

リスクリワード_②

では続いて、リスクリワードが「高い」「低い」とは、何を表しているのかを見てみましょう。

「リスクリワードが高い」とは、リスクに対する利益が大きいこと。
これは、利確ラインが遠いor損切りラインが近いと言い換えることもできます。

損切りラインが近いと少しの変動で決済されてしまい、利確ラインが遠いと利益が出ていてもなかなか決済されないため、勝ちにくくなってしまいます。

つまり、

リスクリワードが高い:勝率は低い(損切りされやすい)が利益は大きい(利確ラインが遠い)

リスクリワードが低い:勝率は高い(損切りされにくい)が利益は小さい(利確ラインが近い)

ということですね。

勝率を上げるためにリスクリワードを低くしすぎても、1度のトレードの利益が小さすぎて稼ぐため時間がかかり、大きな利益を狙ってリスクリワードを高くしすぎても、勝率が下がって勝つことができない。

最適なリスクリワードと勝率を見つけることが、最大限の利益を得るための最もシンプルな方法なのです。

最適なリスクリワードは1:3

リスクリワード_③

ここで、僕自身の5年のトレードから導き出した最適なリスクリワードを紹介します。

僕の経験則から導き出した最適なリスクリワードはズバリ、1:3 です!

その理由は「勝率25%以上を維持できれば利益がでるから」です。

まずは、この図を見てください。

リスクリワード_説明①

リスクリワード1:3の場合、4回トレードして1回勝てば損益±0となります。つまり、勝率25%以上を維持することができれば、勝ち続けられる計算になります。

4回中1回の勝率なら自分でも達成できそうな気がしてきませんか?

では、リスクリワード1:1の場合はどうでしょう?

リスクリワード_説明②

リスクリワード1:1の場合、1勝1敗で損益はとんとん。つまり勝率が50%以上なければ利益を出すことはできません。これで勝とうと思ったら、リスクもそれ相応に高くしなければならないのです。

次にリスクリワード1:5の場合

リスクリワード_説明③

1:5だと、6回に1回勝ち、勝率17%以上で利益を出すことができます。しかし、リスクの5倍の利益で勝つことはなかなか難しい。正直、10回トレードして1回勝てるかどうか・・・

このようなトライアンドエラーを繰り返した結果、リスクリワード1:3が最も最適な比率だった、というわけです。

リスクリワード1:3の理想的な活用方法

リスクリワード_④

リスクリワード1:3と言われても、実際のトレードでどう生かせばいいのかって難しいですよね。

ということで、実際のチャートを見ながらどのようにリスクリワード1:3を活用していくのか見ていきましょう。

以下のチャートを見てください。

リスクリワード_チャート①

赤丸のタイミングで売りエントリーを仕掛けようと考えています。損切りラインは、エントリーポイントから14.2pipsの位置に設定しました。

さて、、、利確ラインはどこに設定しようか、、、、、

そんな時に使うのがリスクリワード1:3の考え方。

この場合、損切りラインまでの幅が14.2pipsですので、利確ポイントの目安は3倍の42.6pips。このラインを利確ポイントとして考えます。

とはいえ、最初に設定した利確ライン以上にトレンドが伸びていくことも少なくありません。

「あの時利確しなければよかった・・・」なんて思うこともありますよね。

そんな場合は、利確ラインを1つの目安として捉え、さらに利益を伸ばすことを考えます。

利確ラインを超えても、トレンドが伸び続けている場合は利確を見逃し、トレンドが終ったタイミングで利確します。

利確ラインを超えてすぐに反転した場合は、再度利確ラインを超えたタイミングで利確します。


実際に行ったトレードでは、このトレンドは大きく伸びず、利確ラインを再度超えて戻って来た画像の矢印のタイミングで利確しました。

リスクリワード_チャート②

このように、トレンドの勢いとリスクリワードを合わせて考えることで、最適な利確ポイントを見つけることができるのです。


まとめ

リスクリワード_⑤

このリスクリワードの考え方を使えば、利確タイミングを迷って手に入れたはずの利益を失ってしまうことは少なくなるはずです。

この記事が参考になったという方は、ぜひ自分のトレードでも試してみてください!


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