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刀ステ 禺伝 矛盾源氏物語を見た記録

※ネタばれあり
※思い出したところとか印象に残ったところ当たり

全体

・殺陣は技術、って感じでしたな。これまでがある程度物量で魅せる殺陣だったのが今回は技術とか音とかで魅せていた感じがします。好き嫌いはあるとは思う
・女性で演じた理由としては熱心な名もなきファンへの紫式部への一方的な愛情シーンとかを男性でやるといろいろクレームきそうだなってところもあるんですけど
・紫式部も彰子も小少将の君も自分たちの「役割」があって。その役割から抜け出すことが難しい時代だったからこそ物語から「六条の御息所を演じたら…」とか想像するだけで楽しかったんじゃないだろうか
・現代の女性も割とそうっすよね、「役割」を周りが求めがち。昔と違って自分たちで選択権はあるように見えても社会をはじめ周りからその「役割」を求められがちな気もするし。そういうところを男性キャストが演じれるかというと…うーん男性も役割を求められがちだけどどうなんだろ?ちょっと苦手かな?と個人的には思ったり(根拠はない
・あと物語の地獄はねぇ、そうよねぇって感じで。。こう、キャラが自分たちの設定に疑問を持つとこんな感じなんかなって思ったりしますよね、すまんな、って作者的には思うと思うんですが。出会い書いてなかったり序盤で死んだりとか。そりゃ恨まれるがな
・熱心なファンの暴走、でもあのファンすごいよ。愛だよもはや。紫式部と源氏物語への愛であんなことしたし
・弥助っぽいTwitterで見た後に「あ…」ってなりました。弥助と同じよね熱心なファン…。
・小少将の君のキャラめっちゃ好きでした
小「よかったーーー!ほんとよかったーーー!光源氏に愛されなくてほんとよかったー!」みたいなこというてはったり元気よく登場したり。
実際は儚い人で紫式部より先に死んでしまったといわれていたからこそせめてこの世界では。という紫式部の願いがあったのかもしれない。
でも小少将の君なら熱心なファン殺せない?と思ったのは内緒。
・短刀はやはり人間のそばによくいるんですねぇニコニコ
・あの三日月宗近は結局なにしたん??って思ったんですけど何したんですかねあの三日月宗近とまんばちゃん。

各キャラ

歌仙:
・いやーーー雅ですねぇ、でもちゃんと殺陣は腰落としてるんですねぇ
・というか忠興の映像を見てガラシャ様を演じていたこの方にその名前を呼ばせる??地獄??
・彼なりの最後を選んだのは物語に寄り添おうとする優しさかも
・髪型ちょっと違いましたよね??ね???

からちゃん:
・光源氏の設定が乗り移っている時のからちゃんとても面白かったけれどどこか皮肉があるのがとてもとても。
・ちゃんとこの本丸との歌仙とやり取りができていてよかったね(どっかの本丸を思い出す
・なんやかんやで「お前を呪い殺してやろうか」的な発言を受けてたはずのからちゃんのシーンとてもよかった

南泉:
・MVPでは??突っ込みMVP???
・多分取りつかせてたのは鳴狐か小夜ちゃんかなあ…そこだねって言ってたような。。。うーん。
・殺陣が猫っぽくて花丸。
・個人的にベストオブMVP

姫鶴さん:
・姉御な兄貴…
・姫鶴さんって男性でやると一番難しいと思うんですよ。線の細い中世的な顔立ちの人だし、それが実現できてたのがにこにこにこ
・殺陣の時にバサァってなってるのがあー鶴ここにきてるっていう理解。わかりやすい。
・最後に歌仙が熱心なファンのとどめを打とうとしたときにだけ「歌仙兼定!」って言うてた気がする、かーちゃんだったのに。
・清涼剤ですよ姫鶴

お頭:
・足が長い
・股下何センチあるんです??定規をもって図りたかったよ舞台中。
・殺陣を見てるとき「その殺陣ありなんですーー!?刃こぼれとか大丈夫なんですーーー!?」って思ったけど
・お頭はなんか足の記憶が多すぎる、口上もう一回頼みますよ
・最後舞台からはける時(2回目?)客席を見てサングラスを少しくぃってした瞬間ほほえんでいなくなったのだけ覚えてます。お頭罪な人

御前:
・や ば い
・加州ちゃんとの匿名調査出ません…?すえみつせんせー絶対好きじゃん御前のキャラ
・もう御前なんですよ、私の想像している御前なんですよ
・最後のEDの時にニカって笑う御前、満点を超えましたありがとうございました

とりとめもない話

物語が悪となったのは源氏物語より先の平安時代というツイートを見てほへぇって思いました。→https://intojapanwaraku.com/culture/119145/
でもこの美しい物語(=地獄)を読むことができたり感想を言えたり、自分だったら個のキャラがいいなぁ。なんて分かち合えるのはいいもの。
現実がつらい地獄のように感じる人ならば物語はさらに美しく美化されるでしょうし。
あの名もなきファンは現実を生きるのが苦しい中物語が次々と出てくるのを楽しみにして生きていたヲタクに近いのかなぁと思ったり。(ヲタクあるある楽しみがないと生きてけない、楽しみがあるならその先までは生きる)
…熱心すぎるのはよくないとは思うんですが。純粋さゆえの狂気というか…。
あと源氏物語大体の流れは知っていても源氏供養は知らなかったので「すえみつせんせーそう来たか!」という感じ。
今回の刀ステ私的にはとても楽しめたので日程さえ合えば何回かいきたかったなぁー、もっと御前見たかった。

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