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『月と紫陽花』 感想

優さんとJIJIさんの二人展に行ってきました( ◜¬◝ )
(優さんのファンなので優さんの絵の感想です…)

タイトル通り月と紫陽花がコンセプトだったのですが、
大切そうに抱きしめていたり、やわらかく慈しんでいたり、紫陽花に滲ませるように涙を流していたりと、穏やかな感情が描かれた作品が多かったのが印象的でした…!

(やわらかく慈しんでいた、と感じた作品が『protect you』でした   優しくて泣きそうでしたね   SNSには載っていないので、興味ある方は是非オンライン展示へ…!)


優さんの視点で、優さんの世界で、月と紫陽花がどんな風に見えているのかを体感できて幸せでしたね…、ずっとあの空間にいたかった…!
澄んだ感情と澱んだ感情、それを丁寧に掬いあげて絵の具で溶いて、紙に滲ませていく工程が目に浮かんで、それがあまりにも神聖で、この心のまま生きていいんだ、ありのままの感情が美しいんだと思いました   赦された気持ちになったんだな〜

穏やかな感情が描かれた作品が多い中で一際目立っていた作品が『Love or hate』でした

少女の顔を蝕むように咲く紫陽花の青と、背後に佇む薔薇の桃色の対比、それぞれが少女の白を侵食する様子が美しくて悲しかった、純潔な少女も愛や憎しみに染まっていくのが残酷だった
紫陽花と薔薇のどちらが愛でどちらが憎しみか判別できないのも少し怖かった
こちらを真っ直ぐに見つめる少女の瞳、柔らかいお洋服、無造作な髪の、まだ染まっていない白が無機質で憂鬱そうだったのも印象的だった…!


atelier眞空さんにお邪魔したのは1年半振りだったのですが、変わらず落ち着く空間でした໒꒱· ゚
昔ながらの住宅街の奥に佇むアトリエで、大阪らしからぬ閑静でレトロな道のりも会場へのわくわくを募らせてくれます
1年半前に会った野良猫さんにまた会えたのもうれしかったな〜!邂逅!

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