どうせ気を使うなら大切な人に。

昨日は町田で飲んだ。

町田のカラオケバーに行こうということになり、その店が開くまで友達行きつけの韓国料理屋で飲むことになった。

町田のキテセヨ?という韓国料理屋だったのだけれど、店内がすごいオシャだった。オシャであろうとする意志をすごく感じる店だった。

オシャ過ぎて写真を撮るのを忘れた。

そんで友だちと飲もうってなったら、飲み放題がありますと言われた。古来より、飲み放題があるときは必ずや飲み放題にするべしという言い伝えがある。

僕たちは古来からの慣習に従うことにした。伝統を受け継ぐものとして、努めを果たしたのである。

その飲み放題プランに、チャミスルとジョウンデーが入っていた。なんてことだ。チャミスルが飲み放題だと?そんな店がこの世に存在していたなんて。

僕は小躍りしながらチャミスルを注文した。チャミスル飲み放題なんて最高やん、などとイキりながら、チャミスルを飲んでいった。

1本目のビンが空になる頃に、様子がおかしいことに気づき始める。あれ?ちょっと待って?チャミスル飲み放題って、、きついかも、、、

思ってたより飲めない。なんなら1本目開けた時点でまあまあ酔ってる。あれ?これやられてる?チャミスル飲み放題!とか言いながら、これ単品で頼んだほうが安かった、、?

しかしそんなことはないと思い直し、酒と話に集中する。Dくんの仕事の話だ。先月部下からDさんの進め方についていけなくて、部下一同ちょっと困ってますって話をされたらしい。そしてDくんとしてはそれがちょっとショックで、反省し、最近Daigoさんオススメの本を読んでメンタル強化しているらしい。

なんていう本だったんだろう。今になってすごい興味出てきた。僕のめちゃくちゃ好きな話題なのに、本のタイトルを聞いた記憶がない。本の話でタイトルを聞かないなんてことが今まであっただろうか。こりゃ結構酔ってたらしいな。

そんでチャミスルも無事3本目が空いた頃、さてそろそろ噂のカラオケバーに行きますかとなる。

そこそこ酔ってる。もしこのまま帰っていいなら帰りたいな、と思うぐらいには酔っていたと思う。

カラオケバーにつく。まず入口の階段の傾斜のするどさに驚く。

これ酔っ払ってベロベロで適当なテンションでお店出たら絶対転ぶ。転ぶどころか階段の下まで転がり落ちる。ほんで絶対死ぬ。

お店に入る前に1度死の恐怖を感じさせる店。それが町田のカラオケバーである。怖い。入る前からすでに怖い。

しかしせっかく来たのだからと、勇気を振り絞ってお店のドアを開ける。するとカウンターに10席、ボックス席が3つで12席、合わせて22席ぐらいの店内には、先客が3名。

イケメンのお兄さんと「ギャル」としか表現しようがないようなギャルが店員として迎えてくれる。非常にフレンドリーで気さくな店員さんである。

まず注文しようってなる。この時点でひとボケ入れる。どんなボケを入れたか覚えていないが、ややウケだった気がする。その瞬間からギャルがタメ語になってたから、つかみとしては上々であったようだ。

とりあえず歌おうということになる。先に席にいた3名に話しかける。同世代であることがわかる。同世代の歌を歌おうということになる。

アジカンとかを入れる。歌う。歌うっていうか叫ぶ。歌うというより踊る。

横のお兄さんたちが歌う。それに合いの手を入れる。踊る。合いの手。踊る。祭りみたいだな、なんて思いながら頭を振る。

Dくんがみんなでテキーラ飲もうって言い出す。テキーラが来る。飲む。踊る。合いの手。新しく来たお兄さん2人が歌う。どんな人かもわからないけど、とりあえず歌いながら肩を組む。飲む。歌う。踊る。合いの手、、


終了。終わったときに、俺は一体何をしにこの店に来たんだろうと思う。なんか接待しに来たみたいになってる。

キャバクラに行ったときのことを思い出す。カラオケでゲイに絡まれて、ずっと話を聞いてたときのことを思い出す。

今度これをするときは、必ずや自分のためにやろうと心に誓う。

というか、僕が飲み会を好きな理由は、友だちが楽しそうにしているのを見るのが好きなんだな、と改めて思う。人を笑わせるのが楽しいのと一緒の原理だ。

そんな夜でした。カラオケバーは悪くないが、結局周りのお客さんや店員さんに気を使って疲れた。そんなことなら大切な友だちにもっと気を使いたい。

そう思った夜でした。あとその飲み終わりに友だちに連れられて、再度1軒目の韓国料理屋にスンドゥブを食べに行ったのだけれど、まず飲み終わりに飯食いに行くのなんなんっていうのと、そこでまた酒頼むのなんなんっていうのと、あとスンドゥブってなんなん。

僕苦手な料理ってめったにないのだけれど、アサリの味噌汁が嫌いなの思い出した。ほんで貝類全般全然好きじゃないのも思い出した。今度から嫌いな食べ物聞かれたら貝類って答えよう。

とりあえず僕は自分が周りに気を使うことを楽しめるような居酒屋を作る。

現場からは以上です。

@yohjihonda fdy.incというアパレルブランドの代表をしています。@fdy_inc SenveroOnDemandという飲み会を企画しています。