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【サイケデリック学・瑜伽行唯識学探究記】12715-12718:2024年5月19日(土)

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タイトル一覧

12715. 第33回のシロシビン・セッションに向けて

12716. 今朝方の夢

12717. 英語の発話能力と筋肉/連想力と文脈を意識した発話訓練

12718. 能動性と創意工夫味満ちた学習

12715. 第33回のシロシビン・セッションに向けて  

     

時刻は午前7時を迎えた。今、キッチン側の木に止まっている小鳥がとても美しい鳴き声を上げている。昨日と同様に今日もまた過ごしやすい気温なのだが、早朝には二重窓の内側の窓を開けて、冷たい空気を取り入れている。外側の窓まで開けてしまうと、虫が入ってきたり、部屋の温度を下げ過ぎてしまったりするので、内側の窓だけ開けるのがちょうどいい。今の気温は14度であるから、部屋の温度を快適なところまで下げてくれるにはちょうどいい。今、晴れ渡る青空を拝むことができているが、ちぎれ雲が空にポツポツと浮かんでいる。ここからどうやら雲が全くなくなり、見事な快晴の1日となるようだ。それでいて今日の最高気温は21度なので、とても過ごしやすい気候となる。そのような見事な晴れの日の今日は、正午過ぎから第33回のシロシビン・セッションを行う。前回は電動グラインダーを用いてシロシビン・マッシュルームを粉末にし、それにレモン汁、ヘンプパウダー、蜂蜜を加えることで大変飲みやすくなった。カカオパウダーを加えていたこれまでの飲み物よりも美味しく飲めるようになったし、電動グライダーのおかげでマッシュルームを噛んで咀嚼する必要もなくなった。そして特筆するべきは、シロシビン・マッシュルームを粉末状にしたことによって、そこにレモン汁を加えることを通じてシロシビンやシロシンに変換される速度と度合いが上がり、相当大きな効力を発揮したことである。前回の体験は過去一番強烈なものだったように思う。なので前回の服用量の5.3gよりも少ない服用量を今回試してみようと思う。当初の予定通り、今日は約1gほど服用量を下げてみて、4gを摂取してみようと思う。両者でどれだけ体験の質が変わるのかは興味深い。テレンス・マッケナが提唱した「英雄の服用量」は、乾燥させたシロシビン・マッシュルームを5gを要求する。これまでは大抵この服用量を試していたのが、電動グラインダーで細かくすることの力を確かめてみる意味でも、今日は一旦服用量を4gまで下げてみたい。服用量を下げることによって体験の深さが落ちたと感じたのであれば、次回からはまた5gを超す量を摂取していく。このあたりはどこか筋力トレーニングにおける負荷量の調整と似ている。その時の体調や目的に応じて服用量を調節できるようになっていくことは、今後のシロシビン・セッションという瑜伽行の実践を長きに渡って従事するためにも大切なことだと思う。フローニンゲン:2024/5/19(日)07:17

12716. 今朝方の夢

今日のオランダは、Whitsunというキリスト教の祝日である。別名「聖霊降臨祭」とも呼ばれる。そんな祝日を祝うかのように、小鳥たちが清澄な鳴き声を朝の世界に響かせている。そして、朝日が美しく燦然と輝いている。今日も雲ひとつない快晴に恵まれるとのことで、それでいて気温は21度までしか上がらないので、祝日を祝うにはもってこいなのではないかと思う。そんな祝日に第33回のシロシビン・セッションを行えることはとても有り難い。聖なる祝日の力を借りて、今日のセッションもまた意味のあるものになることを確信している。

聖霊降臨祭の朝に見ていた夢。それはどのようなものだっただろうか。夢の中で私は、見慣れない外国の町の駅にいた。その町は炭鉱業でかつて栄えていたらしかったが、今はもうその名残はほとんどなく、観光業で町の経済を成り立たせているようだった。炭鉱業の名残を唯一残しているように思えたのは列車が走る線路で、線路はかつて炭鉱業を行うための滑車を走らせていた場所に引かれたものだと思われた。そんな線路が走る無人駅で小中高時代のある友人(YU)と一緒に列車を待っていた。しばらくしてトロッコ列車のような一両編成の小さな列車がやって来た。その列車には運転手がおらず、無人で走っているようだった。その列車に乗り込もうとした時に、奥手にあるもう1本の線路にやって来る列車に乗るべきなのか、今目の前にやって来た列車に乗るべきなのか一瞬迷った。改めてスマホを確認すると、今目の前に止まっている列車ではなく、向こうの線路にやって来る列車に乗る必要があるように思えたので、友人に待ったをかけて、目の前に列車に乗ることはやめた。結果的にはどちらの列車に乗っても目的の大きな駅に辿り着けることがわかったので、次にどちらかの線路にやって来た列車に乗り込もうということになった。ところがこの無人駅にやって来る列車の本数は限りなく少ないので、ここで静かに待って過ごすよりも、空を飛んで次の目的地である大きな駅に向かおうということになった。私たちには空を飛べる能力があったので、少し助走をつけて一気に空に飛び立とうとすると、2人とも空を飛ぶエネルギーがなく、体は宙に浮かずに地面に着いたままだった。どうやら町の観光でエネルギーを使い切ってしまったようだったので、やはりこのまま静かに列車がやって来るのを待つのが賢明に思えた。列車に乗ることさえできれば、次の大きな駅からは列車の本数が多いので、無事に最終目的地に辿り着けるだろうと思った。そのような夢を見ていた。フローニンゲン:2024/5/19(日)07:39

12717. 英語の発話能力と筋肉/連想力と文脈を意識した発話訓練 

日曜日の穏やかな朝。聖霊降臨祭に当たる今日の日曜日はいつもの日曜日以上に穏やかである。そんな中、今日もまた英語のスピーキング能力の向上実践を朝から取り組んでいた。この日記を書き終えたら、唯識学の研究活動の一環としての古文書の読解に取り掛かりたい。

英語のスピーキング能力の向上実践と筋力トレーニングを佳境して考えていると、英語のスピーキング能力を向上させるためには、舌の神経と筋肉を鍛えることが重要になって来ることに気づく。自分の中にある語彙やイディオムを発話する際にはまさに舌を使わなければならず、スピーキングの実践を通じて舌の神経や筋肉を鍛えていくことを通じて、より瞬発的な発話が可能になると言えそうである。もちろん舌だけではなく、口の中や口の周りの神経や筋肉を合わせて鍛えていくことが重要であるし、会話においては自分の話している音や相手の話している音を汲み取る能力も求められるため、耳の神経と筋肉を鍛える必要がある。スピーキング能力の向上においては、唯識学の言葉で言えば、舌識と耳識を鍛錬する必要があるのだ。何度も同じ単語やイディオムを自分がそれらを活用するコンテクストを想定しながら発話していくことを通じて、徐々にそれらの筋肉が鍛えられていき、何にも考えずとも、そして口籠もることなく自然に言葉が口から出て来るようになって来るだろう。スピーキング能力の向上実践は一種の筋力トレーニングと見立てて日々の実践を楽しんでいこうと思う。

それ以外にも、短期記憶の活用とイメージの活用について考えていた。双方の力を高めることを意識したスピーキング訓練を心掛けていくと、なお一層のこと表現の習得が容易になり、発話も容易になるだろう。短期記憶の力を高めながら、さらには単語やイディオムをイメージ化する力を高めれば高めるだけ、相手の言葉を頭で考えることに脳の容量を奪われることなく理解が速やかになり、そこから自分のレスポンスを返していくことができる。発話訓練において、言葉からイメージを膨らませる連想トレーニングも意識して行っていこうと思う。

最後に、自分の場合は、大学などのアカデミックな世界に関するコンテクストを想定してスピーキング能力を向上させていくことが重要であるということだ。より具体的には、唯識学の講義や学会発表をしているコンテクストを設定してしまってもいいだろう。それくらいにコンテクストを限定し、逆にそのコンテクストにおいてはもはやネイティブを超えるぐらいの単語力や表現力を獲得していきたいと思う。コンテクストを絞れば絞るだけ、その実現可能性が高まるはずである。今使っている学習教材の表現をその限定したコンテクストの中で用いるであろう単語に入れ替えて例文を作り直していき、自分に馴染んだ例文をひたすら繰り返し発話していこうと思う。それをすれば、自分が実際に活用するであろう場面に即した形で単語や文法項目を体で覚えていくことができる。学習教材の2周目以降ではそのような例文をどんどん作っていきたい。さらに具体的には、日本の法相唯識学にコンテクストを限定し、良遍などの具体的な学僧の名前を出しながら例文を作っていこう。発達心理学者のカート・フィッシャーが述べるように、英語のスピーキング能力も文脈依存性を持つのである。その点を忘れてはならず、自分にとって重要な文脈を設定し、文脈を限定すればするだけ、その文脈に即したスピーキング能力は向上するであろう。フローニンゲン:2024/5/19(日)09:36

12718. 能動性と創意工夫味満ちた学習 

ある具体的なコンテクストを想定し、そのコンテクストに身を置いていることを想像しながら、まるで役者が演技するかのように英語のスピーキング能力を高めていく鍛錬に励むのは実に創造的で楽しいものであるということに気づく。その自覚と実感が増せば増すだけ、日々のスピーキング能力の向上実践は有意義なものになり、発話能力が着実に向上していく。頭のみならず、想像力と全身をフルに働かせることによって、その実践は能動的なものになり、能動的な学習によってさらに力がついてくる。楽しさの感情に基づいて学習を進めていくため、更なる工夫を思いつきやすく、改善点を発見する力も着実に高まり、発見された改善点に対してまた創造的な解決策を適用するという好循環が生まれていることは喜ばしいことである。

今日もまた良遍の著作物の原典を読み進めていた。最近は驚くほどに訓読文の読解力が向上しており、旧字体の漢字にも慣れてきて、辞書を引く回数が減ってきた。それによってどんどんと文章を前に読み進めることができている。全集に収められている良遍の全ての作品を一読したら、他の学僧の著作物に取り掛かるのではなく、もう一度良遍の全ての著作物を読み返していきたいと思う。その時には初読の時以上に精読を心掛けていく。より意味を汲み取りながら、思い込みでわかったと思っている言葉はないかを洗っていき、あやふやな意味の語彙はきちんと辞書で調べるようにしたい。訓読文のルールも身体に染み込んで来ていてそれが読解速度を上げているのは間違いないが、日本人が発案した訓読ルールを適用せずとも漢文のまま意味が汲み取れるのではないかという気がしている。ここからは将来の漢文読解に向けて、訓読文のルールに則らない形で、まさに英語を頭から順に読んで意味を汲み取っていくかのように、訓読文を漢文としてそのまま理解していくことを実現させていきたいと思う。そうすれば、唯識学に関する中国の文献も読み解けるようになっていけるだろう。そうした事柄を見据えて、日々の訓読文の読解を毎日地道に続けていきたい。ここでもスピーキング能力の向上実践と同じく、決して惰性で取り組んではならず、今よりも高い読解力を獲得できるように絶えず頭を働かせ、絶えず能動的な学習をしていきたいと思う。意識的な取り組み、そして能動性と創意工夫が学習効果を引き上げる最大のドライバーになる。フローニンゲン:2024/5/19(日)11:02

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