見出し画像

Cohere-知られざるAI企業のフロントランナー


コヒア知られざるAI企業のフロントランナー

こんにちは、中村稔です。今日は、AI業界で急速に台頭してきている企業、コヒア(Cohere)について、徹底的に解説していきます。

設立-グーグル出身者が仕掛けた野心的プロジェクト

コヒアは2019年、カナダのトロントで設立されました。設立者の一人、エイダン・ゴメスCEOは元グーグルの研究者です。ここで注目すべきは、ゴメス氏が2017年に発表した「トランスフォーマー」という技術。これが後にChatGPTなどの生成AIの基盤となったんです。つまり、コヒアは生成AI技術の源流とも言える人物によって立ち上げられた会社なんですね。「なるほど、だからこそ注目されているのか」と、私は妙に納得してしまいました。

多言語対応とカスタマイズができると海外にアプローチしやすくなりますね!

事業内容-企業向け生成AIの裏側

コヒアの主な事業は企業向け生成AIの構築です。ここが面白いんです。

1. 情報の非公開性
企業の機密情報を扱えるんです。これって、大企業にとっては命綱ですよね。

2. カスタマイズ性 
地域や業界別にAIをカスタマイズできる。つまり、一般向けのChatGPTとは一線を画す、専門性の高いAIが作れるということ。

3. 多言語対応
100以上の言語に対応。グローバル企業にとっては、これだけでも価値があります。

4. 幅広い機能
メールの要約から確定申告まで。AIの汎用性の高さが伺えます。

正直、これらの機能を聞いたとき「えっ、こんなことまでできるの?」と驚きました。一般消費者向けのAIとは違う、企業のニーズに特化した開発をしているんですね。

とんでもない成長です(*_*)

急成長する企業価値-投資家たちの熱い視線

コヒアの成長速度には目を見張るものがあります。

・2023年6月-企業価値21~22億ドル

・2024年3月-企業価値約50億ドルを目指す

わずか9ヶ月で企業価値が倍以上になる可能性がある。これって、すごいことだと思いませんか?

特に注目したいのは投資家たちです。エヌビディア、オラクル、セールスフォース・ベンチャーズなど、IT業界の大手が名を連ねています。つまり、業界の重鎮たちがコヒアの将来性を認めているということなんです。

これは日本にもチャンスですね(^^♪

最新技術と戦略的パートナーシップ

2024年3月には新AIモデル「Command-R」をリリース。さらに、同年7月には富士通と戦略的パートナーシップを締結しました。
特に富士通とのパートナーシップは興味深いです。日本語に特化したLLM「タカネ」(仮称)の共同開発を行うそうです。これは日本のAI市場に大きな影響を与える可能性がありますね。


コヒアの真の強み-なぜ注目されているのか

ここまでコヒアについて見てきて、私なりの考察を述べさせてください。

1. 技術力
創業者の背景からも分かるように、最先端のAI技術を持っています

2. 企業ニーズへの特化
一般向けではなく、企業の具体的なニーズに応えるAIを開発しています。

3. グローバル展開
多言語対応や富士通とのパートナーシップなど、世界市場を視野に入れています

4. 信頼性 
大手IT企業からの投資は、コヒアの技術と事業モデルへの信頼の表れです。

これらの要素が組み合わさって、コヒアは「知られざるAI企業のフロントランナー」としての地位を確立しつつあるのです。


さて、私たちはどう向き合うべきか?

コヒアの急成長を見ていると、AI業界の変化の速さに改めて驚かされます。同時に、こんな疑問も浮かんできます。
これほど高度なAIが企業で使われるようになると、私たちの仕事はどう変わるのだろうか?」確かに、不安を感じる方もいるかもしれません。でも、私はこう考えます。AIは私たちの仕事を奪うものではなく、むしろ私たちの能力を拡張してくれるツールだと。
コヒアのようなAI企業の台頭は、私たちに新しい可能性を提供してくれるのではないでしょうか。AIと協働することで、これまで以上に創造的で生産性の高い仕事ができるようになる。そんな未来が、もうすぐそこまで来ているように感じます。

皆さんは、このAI革命の波をどう捉えますか?恐れるのではなく、むしろ積極的に学び、活用していく。そんな姿勢が、これからの時代を生き抜くコツになるのではないでしょうか。

それでは、AI時代の新たなビジネスチャンスに乾杯!中村稔でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?