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ソフトバンク孫正義CEO

こんにちは、寝ても冷めてもAI課金の中村です。今回は、ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義社長のAI戦略について詳しく掘り下げてみます。最近の決算会見や、孫社長が描くAIの未来像、そして日本の現状とその対策についても触れていきたいと思います。

ソフトバンクグループのAI戦略

ソフトバンクグループのCFOである五藤義光氏は、AI時代をリードする企業であり続けたいと強調しました。この意図は、アーム(ARM)という半導体設計会社の重要性に象徴されています。アームの技術がなければ、AIの本格的な時代において技術やサービスの進化に追いつけないと述べています。具体的には、アームの設計能力がAI技術の発展の基盤となるため、今後もアームを中核とした投資を続ける方針です。

孫正義社長の大胆な予測と呼びかけ

昨年10月のカンファレンスで孫社長はAIに関する思いを爆発させました。孫社長は、AGI(汎用人工知能)やASI(超人工知能)が10年、20年の単位で進化する未来を見据えています。彼の予測では、AGIは10年以内に人類よりも少なくとも10倍賢くなり、その次の10年には1万倍になると述べました。このような急速な進化を踏まえ、孫社長は日本が技術的に取り残されないようにと強く警告しています。

彼は、AIの進化に対して積極的に取り組む必要性を説いており、具体的な例として「人間の脳の細胞が1万分の1しかない金魚と同じような状態になる」と表現しています。これは、AIの進化がいかに速く、人間の能力を超越していくかを示唆しています。

日本のAI活用の現状

調査によると、日本の知識労働者の中で仕事にAIを活用している割合はわずか32%です。これは、中国の91%、アメリカの71%と比較しても圧倒的に低い数字です。孫社長はこの現状に危機感を抱き、「目覚めよ、日本!」と強いメッセージを送り、AIの活用を促しています。彼は、AIを活用しないことは「車や電気を使わないのと同じくらい時代遅れ」と述べています。

AI分野での投資戦略

ソフトバンクグループは、AI分野での投資を継続し、半導体や電力、データセンターなどのインフラを抑える戦略を取っています。これにより、AI時代のインフラを提供することで安定した利益を得ることを目指しています。この戦略は、かつてのゴールドラッシュ時代にスコップやジーンズを売って儲けた人々のように、AI時代におけるインフラ提供者としての立場を確立することを狙っています。

AI技術の進展と日本の未来

OpenAIのChatGPTやGoogleの新しいAIモデルが次々と発表され、AI技術の進展は目覚ましいものがあります。例えば、最新のChatGPT-4は、処理速度が大幅に向上し、人とほぼ同じ反応速度で自然な会話ができるようになっています。また、Googleの新しいAIモデルも同様に、画像、音声、テキストの生成精度が向上し、より自然なインタラクションが可能になっています。

ソフトバンクグループの戦略の具体例

ソフトバンクグループが9割以上の株を保有するイギリスの半導体設計会社アームは、好調に拡大しています。AIの企業が多数出てくる中で、半導体は必須であり、その市場を抑えることは非常に賢明であると言えるでしょう。アームの技術力を基盤に、AI時代のインフラを提供することで、ソフトバンクグループはリスクを最小限に抑えつつ、安定した利益を確保しています。

また、NVIDIAの動きについても触れ、反動体市場における競争が激化している中で、ソフトバンクがどのように戦略を立てているかを説明しています。NVIDIAはGPUの分野で圧倒的にリードしており、ソフトバンクはこれに対抗するためにアームの技術を活用しています。

日本のAI活用促進への取り組み

孫社長は、日本がAI活用において遅れを取っている現状に強い危機感を抱いており、国内の企業や労働者に対してAIの重要性を強調しています。彼は「AIを使わないのは、車や電気を使わないのと同じくらい時代遅れだ」と述べ、日本の企業や労働者に対してAIの導入を急ぐように呼びかけています。

また、森永氏は「日本人は保守的で変わろうとしない傾向があるが、外発的な要因によって変わることが多い」と述べ、外部からの影響が日本のAI活用促進に寄与する可能性を示唆しています。具体的には、少子高齢化による労働力不足がAI導入を促進する一因となると考えられています。

まとめ

孫正義社長のAIに対する情熱とビジョンは、日本の未来に対する重要なメッセージです。AI技術を駆使して新たな価値を創造するために、日本は今こそ変わる時です。技術的な遅れを取り戻し、AI時代をリードする国になるために、私たち一人ひとりがAIを理解し、活用していくことが求められています。

次回もAIに関する最新情報をお届けしますので、お楽しみに!また、AI技術を取り入れて生活をより豊かにするためのヒントも紹介していきます。引き続き、AIの明るい未来に向けて一緒に歩んでいきましょう。


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