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肉糞くっきー!の空想そうそうストーリー

旅に食に人に空 いいじゃない

¥500 / 月

カブト蒸し

嘘のような話が舞い込んできた ありえない あってはならない 天然記念物を食せる ソレは

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K2O

高知県にやってきた。 たわいも無い唯の町。 もう少しアレなら 村という扱いでもいいかな ってぐらいの栄え具合。 コレでメインなのかってくらいの道 ギリ二車線の道沿いにある店。 店の名前はK2O 看板は小さい 古民家をそのままって感じで 暖簾と看板が無ければ 店だとは思えない ギリやっているのかなってくらいの 灯りが入り口のドアの奥から 薄くオレンジに光っている 扉をあけ店内へ すると意外や意外。

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時ヲ刻ミシいくら

時ヲ刻ミシいくら ワタシがもっとも苦手なのが 『新進気鋭系のフレンチ』 気わ衒えば良しとする風潮には飽き飽きなのだ。 そんなモノはこの世から 無くなってもらって大いに結構 昔ながらの町中華や定食屋 そんなのがあれば十分なのである。 そんな中 ある友人に紹介されたフレンチ 聞けば、まさにワタシが 最も嫌うタイプの店 自宅から徒歩で15分ほど 店に到着 『はぁ』と一つため息をつき入店 店内はまぁシックである 壁紙は黒で家具や食器棚、扉も黒 ん?どっちだろう…

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フェラーリでアワビをいただく

フェラーリとアワビ ここは六本木。裕福な人々で溢れる街 日本のみならず海外の人間もたむろう街 そんな東京のど真ん中、六本木で豪華を超越するアワビを食わす店があるといい、私は人づてに予約をとった コレが6年前の話 つまり6年待ちの店 雑多なビルや店が立ち並ぶ場所を少し抜けるとなんとも静かな住宅街。 とはいえ余裕で5億はゆうに超えるであろう家々のほんの隙間にポツンと細長い建物 飾りっ気はなく只々、打ちっぱなしのコンクリート 高さは三階建で狭い入り口の奥にエレベー

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