人間、誰だって他人を傷つけしまう。

要約すれば過去の自分と現在の自分で独り懺悔するだけのnotoがやりたかった。やるしかなかった。

21の自分と14の自分の対話。


(21の自分):当時14歳だった君は幸運にも2人の人に好かれたことがあったよね。それが本物だと信じて疑わなかった、嘘なんてないと思って自分の感情に正直になった、結果的には当時の学校中から非難を喰らった、君の知らない人でも君の事を悪い意味で知っていたし、君はそれ以来人を信じる事が出来なくなった。今の僕も同じだよ。そこは変わらない。けれど僕は君と変わらず好きな人が出来たらどうやって嫌われないか考えるような捻くれ者でさ、今回の失敗も自分が好かれてるなんて信じてなかったから起きたことさ。

(14歳の自分):俺は7年後の君がまだ人間不信に陥ったままだと思ってなかったよ。俺はこの歳から大きな業を背負ったと自覚している。その上で配慮に配慮を重ねて嫌われない方法を取得したんじゃないの?君は自分を殺して笑顔を貼り付けることが上手くなったのは見ればわかる、その笑顔がいつかホンモノになれるといいね。

(21歳の自分):今回の僕は本気で人を好きになったんだ、Sさんって言うんだけど、最初会った時からその温もりを感じる雰囲気が、話した時の掛け合いが出来るテンポが僕の心を掴んだんだ。Sさんとは何度かデートだと思えるようなアプローチをとった、Sさんと付き合いたい、君は驚くと思うけどこの人なら信用出来るのかもしれないと感じれた。Sさんへの片想いは日に日に募っていった。友達にも飽きられるほどに相談した。告白するしかない。と何度も決心した。機会は幾多もあった。だけどここで人間不信が災いしたよね。この友達は振られる姿が見たいのかなって疑心暗鬼になった。勿論その人のせいじゃない、けどどうしても躊躇してしまった。何故ならSさんとはリアルでの会話は正直かなり良かったのにsnsを使った会話では余りにも塩対応だったから好かれてる確信を得られなかった。その結果、Sさんでは無い彼女が出来たんだ。

(14歳の自分):君は相変わらずぶっ飛んでるね。どうかしてる、一般から外れてるその行動になにか誇りでも感じているの?どうして。って言いたいけど大人になるにつれて何か変わっていったのかな。

(21歳の自分):何も変わってない、変わっちゃいないよ。僕は一直線に好きだと言ってくれる今の彼女にも変われるという可能性を感じた。そんな自分を信じたし僕は今の彼女と付き合って本当に良かったと思っている。でも付き合ってから暫くして友達がこっそり教えてくれたんだ。Sさんが僕と付き合うって考えていた事を。そして詳しくは教えてくれなかったけどSさんは僕が投げたアプローチにゆっくりではあるものの反応してくれてたこと、Sさんは期待していたこと。推測ではあるものの僕からの告白を待っていたこと。
それらを踏まえて今の僕は揺らいである。それと同時にSさんのことそんなに好きだったのかと驚いている。僕は一体どうしたらいいのだろう。今の彼女が出来たとSさんが知ってからの素っ気なさは凄かった。僕はまた人を傷付けた。僕の告白をしない選択で少なくとも2人傷付けた。14歳の君は7年後も同じような内容に苦しんでいる。いつかホンモノと出会えればいいな。