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ep.2 音楽は贅沢品?

この番組は隔週水曜日22:00に更新できるように頑張ってまーす。

今回は音楽は贅沢品なのかということについて
考えていく回です。

私は普段、売れてないというか
これから売れるつもりで頑張っている音楽家?として活動しています。
すごい色んなところに?がついちゃった(笑)

その中でね、やっぱり切実な瞬間に遭遇したりもするんですよね。

経済的に続けられずに辞めていってしまう人とかもいたりします。

私も例外ではないので上手くいかないまんま
のんびりやってたら
自分もそういう場面がやってくるんじゃないかなと思います。

そんなこと(私の話)はさておき

音楽や芸術ってもともとは貴族が嗜んでいたもので
そこからどんどん庶民にも流れていきましたーって
イメージがあるんですけど、私の中で。

そういうのも含めて改めて音楽や芸術を仕事にするっていうことは
とっても贅沢なことなんじゃないかなーって
痛感させられることがあるんですよね。

一部の選ばれた人ができていることなんじゃないかなーって。

でもその反面、
音楽の起源っていうのを見ていくと

原始的な時代に石や木を叩いたことから始まった。的な説もね
耳にしたことがあるので

その説が正しければもともとは(音楽は)皆んなのもの、身近なものだったんじゃないかなーとも思います。

音楽の起源はすごく面白いので詳しい説についてはWikipediaなど見てみてください。

今回は省略します。

そんなことを考えているときにですね
20208月のForbesの記事をたまたま発見したんですよね。

それは「アートは贅沢品なのか?パンデミックが教えてくれた芸術の価値」という
平井元喜(ひらいもとき)さん、コンサート・ピアニスト、作曲家の方が書いた記事です。


こちらとても良い内容だなって感じましたね。

あと同時にお笑い芸人のインパルスの板倉さんっていらっしゃるじゃないですか。
彼のnoteがあるんですけど、「必要のない仕事」っていう記事があって
それを思い出しましたね。

ちょっとね切り口は違うんですけど
この2つの記事に何か同じようなものを感じたんですよ。私がそのときに考えていたことと。

どちらも、衣食住が揃ってないのに・・・とか、災害時や有事に・・・
「芸術なんて音楽なんてアートなんてお笑いなんていかがなもんか。」
という認識だったり、言葉?表現が出てくるんですよね。

それは彼らが思っていること、というより
世の中の認識、風潮だったりするものだと思うんですよね。

で、板倉さんはご自身がそう思っていたと記しているんですけれども
どちらかというと風潮にそう思わされたって感じなのかなって思いました。

音楽を仕事にするってことが贅沢品だなって思ってしまった私のこの状況と結構同じですよね。
この風潮に思わされていたっていう。

そういうのをですね、Forbesの記事を書いた平井さんは
コロナ禍で感じた芸術の必要性をあらゆるデータをもとに分析しているんですよね。

データをもとに分析っていうと堅い印象になってしまうんですけれども
すっごいわかりやすくて

ご自身のパナマでの体験談だったり
音楽と人間の生活がいかに密接に関わりあってきたのかっていうのも記されていて
すごく興味深い記事でした。

一方、板倉さんは東日本大震災の後の実体験をもとに
悲しいときに面白いことを考えるのは許されないことだ、自分は必要のない仕事をしている。
と苦悩したことをnoteに記しています。

余談なんですけど、実は彼のネタの世界観がすごく好きで

自分だったり世の中に皮肉的に捉えているシーンとかセリフとかが出てきて
それがすごく面白いな〜っていう、(物事を)斜めに見てる感っていうのがあって
すごく好きなんですけど

そういうのをこの記事にも感じる部分があって
彼なりの自分だったり世の中に対する厳しさとか細やかさみたいなのが
あるんだろうなーって勝手にね、感じました。

勝手ですよ、勝手。ホントに。

とても好きな芸人さんなので頑張っていつかお会いしたいですよね。
これも叶わぬ夢なんですけれども(笑)

話を戻しますけど

これはForbesの平井さんの記事にありました
一部抜粋しますが

グリュッタース独文科相は、ロックダウンと同時期に「私たちは、画家、音楽家、作家、全てのアーティストが生き残ることを望んでいる。アーティストが発する創造性やアイデアは、困難に直面している我々を勇気づけるものである」と力強く述べ、「この状況下にあって、アーティストは、生命維持に必要不可欠な存在である」と明言した。


ってあるんですよね。

これを読んでやっぱり私も芸術や音楽、お笑いもそうなんですけど
贅沢品だとか無くても生きていけるものになってしまったら嫌だなと思いました。

コロナ禍で不要不急の○○って沢山テレビとかで耳にしたと思うんですけど
あれは改めてちょっと怖い言葉なのかなって感じちゃいましたね。

生きていれば、生命が維持されていればなんでもいいかって言われるとそうじゃないと思いますし
ただ生命が維持されているだけ、それは本当に生きていると言えるのか、というか。
人間らしさみたいな。
そういうの部分を考えちゃいますよね。

本来は(芸術も)生活の一部なのに
いつしかそれを無視して、時には排除までしようとする人もいたり

例えば戦時中とかね。

(ここで追記ですが、戦争時、敵国の音楽は敵性音楽として取り締まりがあったり
その他にも落語、漫才など大衆向けの娯楽にも規制があったそうです。
とは言え、全ての音楽や芸術が許されていないわけではありませんでした。
兵隊のための慰問団などが存在し音楽家、演奏家など芸事に携わる人々がいたのは確かです。
ただそれは皆んなのものではなく国や軍や兵のためのものでした。
あと国民が許されていたものはなんだったのか、当時のことを詳細にはわかりませんが
とても辛い時代だなと思い胸が痛いです。)

わたしも贅沢品だなんて、風潮でね、思ってしまったりしてました。

板倉さんのnoteの最後にもありましたけど

ただやっている本人に自覚がないだけで、きっとどんな仕事も、見知らぬ誰かの救いになってる。

っていう一文で締めくくられています。
私もそう信じて音楽をつくって、発信していかないなと思いました。

カオスな世の中ですけど
やっぱり文化芸術、音楽。全部大切な要素なんだなって思います。

皆さんはどう思いましたか?

感想、質問フォームを作ったので気軽に送ってみてください!
話して欲しいことも募集しています!

noteの文字起こしも始めましたのでぜひチェックしてみてください!

今回はこの辺にしておきます!

以上、Wednesday YOCOの部屋でした。
また隔週。

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