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孤独な想いを叫んで有名になった人の行き場

誰かが読みたいことを書くべきなのか、自分が書きたいことは何なのかなどと考えすぎると一生何も書けないので、難しく考えずにふらふらと書いてみたい。

時々、どうなっているのか本人達に聞いてみたくなる。

私は本でも映画でも漫画でも音楽でも、友達が少なそうな、生きづらそうな孤独な人の言葉が好きだ。

そういうものに触れると、ほとんどの他人と繋がれず、孤独で寂しい。生きづらいのは決して自分だけではないのだと心底安心する。

そんな歌をカラオケで歌えば、私の孤独と他人の孤独がピタッとシンクロして、ふたりは仲良く街の路地裏へ消えていくのだ。それらの曲には、いつも本当にありがとうと言いたい。

しかし、時々ふと疑問に思う。とてつもない孤独な曲を作って有名になった人は、その後にたくさんのファンの前でどのような気持ちでその曲を歌うのだろうか。

孤独を謳った曲だから心に響くのに、その人は有名になってたくさんの人に知られて認められ、それまでの孤独はもう味わえない立場になってしまう。
金や名誉が手に入るだろう。かつてのような気持ちで、孤独な時に作ったザラザラとした曲達と向き合えるものなのだろうか。

私は教えてほしいんです、中島みゆきさんに。

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