6/7 高円寺 club ROOTS! "irresistible urge"

act: 高木フトシ / o-the-wa / 中川謙太郎 / 玉木慎吾


扉の向こうは異世界!

高円寺にあるライブハウス。高円寺club ROOTS!にフトシさんの歌聴いてきました。

このライブハウスは地下にあります。1階の沖縄料理のお店を横切って進んで行くと正面突き当たりに重い扉があります。
開けるには少々力がいります笑
力を振り絞って。ようやく開けた扉の向こう側。少し薄暗く。地下に続く階段を降りて行くとライブハウスの入り口があります。沖縄料理のお店のワイワイした雰囲気からガラっと変わってとても異世界感があります。
ライブハウスが入ったビルは沖縄に通じるお店が入っていて。高円寺clubROOTS!も例外ではなく沖縄のアイス。ブルーシールが食べられます笑

このライブハウスの環境が沖縄を感じさせることから。フトシさんは前回のROOLSでのMCで。今年は沖縄に行けない分。ここで。8/15終戦記念日は愛と平和をぶっ放します!と。どこで歌ってもフトシさんの愛と平和の歌は普遍でしょう笑

ライブハウスの扉を開くと。地上の喧騒とは違って。。大音量で音楽の音色だけが流れてきます。ライブハウスの空間は壁や演者の背景は黒一色。照明が消えると暗闇の世界。演者にスポットライトが当たると。暗闇の中に演者が浮き上がる。その光景は幻想的で。。フトシさんの歌に没入している時は映画を観ているような感覚になります。ライブハウスにいること忘れてしまうくらいに外界とかけ離れている光景です。自分の好きなミュージシャンが音楽を奏でている。最高なひと時。心地よい空間です。
高円寺clubROOTS!でのフトシさんのステージは度々この光景が観られます。この光の演出も高木フトシの歌の世界に入り込むトリガー。絶対に欠かせません笑
音もとても綺麗で。爆音も最高!!
アンプから心地良いギターの音。歌声はライブハウス内に外に広がっていく。フトシさんの歌の世界へ誘われるのは容易です。

そんなライブハウスでのフトシさんのステージはもう期待大!!
絶対。期待を裏切らない。ライブハウスの最高な照明。音響を超えていくフトシさんのパフォーマンスは圧巻。相互の相乗効果で最高な歌を聴かせてくれます。
フトシさんが歌い出す。もうその瞬間から高木フトシの歌の世界へGOなのです。

6/7のセトリは暗めというのか。。ハードな目な選曲。1曲目はバラ色の秘密。車輪の声と続き。。これら2曲はフトシさんのライフワークである曼荼羅隔月ワンマンで今年披露された2曲です。
Dark ferris wheel。グラフィックペイン。Blind / Blind。立て続けに歌われ耳を目も釘付けになる。

高木フトシの世界に十分満喫した後のMCはフトシさんの次回予定の高円寺clubROOLS!で行われる8/15終戦記念日のワンマンライブ告知。
ざっくり。要約ですが。。フトシさんMCより。

2006年にHATEが解散。そのあとから8/15終戦記念日にワンマンをやり続けている。ここ最近は毎年。高円寺clubROOTS!で8/15にワンマンをやっている。戦争がどうしてもいやで。ずっと最初の時から何一つ。終戦なんかしていないと思っていて。第一次世界大戦からずっと戦争を続けていると。今もその弊害が色んなところで出ている。終戦記念日。。まだ続いているという思いも含めて。自分が好きなジョンレノン。ボブマーレー。。たくさんのレジェンドが歌ってきた様に。自分も自分なりの形でラブ&ピース。愛と平和を歌いたいと思っいると。。
フトシさんは8/15終戦記念日にワンマンで歌を歌う気持ちを誠実に語っていました。

最後に『ライブには来なくても良いので愛と平和を願って過ごしてくれれば良いのかなと思っています。。』と。告知なのにライブに来なくて良いと。笑
フトシさん。謙虚過ぎる。ここは素直に「聴きに来てくださいで良い」と思う。。笑笑

そして。このMCを挟んでからのso。hallelujah。と締めくくられました。

hallelujahよりlyrics抜粋
冷たくなる 冷たくなってゆく手を 
握り締めてほしい 
救われたい 救われたい思いを 
抱き続けてほしい 
from you from you hallelujah...
         [lyrics 高木フトシ]

hallelujahとは神への賛美、あるいは喜び・感謝を示す叫び(Google調べ)と。
ゆえに時には喜びを表す言葉と記載されていました。フトシさんのhallelujahの歌詞からは喜びを感じられないです。絶望感しかない。絶望からの神への祈り。祈りを込めてのhallelujah。
想像の域ですが。。絶望の果てに。希望を持つことや。祈ることを忘れてしまったり。。辞めてしまう状況もあるのかしれない。フトシさんはこう言う状況にある人の身に立って。。hallelujahを歌に込めて祈りを神に捧げているのかな。。と思いをめぐらせてしまいます。
あくまでも主観です。

実際にhallelujahと唱える場面はわかりませんが。。このhallelujahは悲しみが満ち満ちています。
フトシさんが本来のhallelujahの意味を持って。そんな歌が歌える日がくれば良いぁ。。。などと思ってしまいます。

余談ですけど。歌唱中にギターの弦の押さえるところを間違ってしまったところがありました。フトシさん曰く。歌ってて悲しくなってしまったと。。ゆえにギターへの集中キレ間違えてしまったと。。
この歌を歌いながらどんな景色が見えてるんだろうか??こんな気持ちで。毎回。歌ってて。こんな気持ちで。毎回。歌っててしんどいだろなと思ってしまう。。泣
フトシさんのこの歌への思いは聴いている側に伝わってきて流涙無くして聴けないのです。

去年。フトシさんは8/15に自分の歌を聴いて「もっと戦争のこと考えろ」強要しているわけじゃないって言っていたことを覚えています。もちろんそう思ってはいないです笑
8/15終戦記念日。日本人にとって忘れてはいけない日であると思います。過去に日本も戦争をしていたと言う事実があります。ですが。今。世界のどこかで戦争が起こっているけども。どこか自分とは遠い世界と思ってしまっている感は否めないです。
だから。フトシさんの歌をきっかけに「戦争」とか「愛と平和」を考えるってのも良いのではないでしょうか。。。聴いた人。人それぞれの「戦争」「愛と平和」の思いはあると思いますが。。この日は「愛と平和」の共通のワードの下に集まって。その時間をフトシさんの歌を通してみんなが1つの方向を見るって言うのも良いと思います。

love&peace be with you


hallelujah              lyrics by 高木フトシ

そっと 目を 閉じているように
そっと 髪を 梳く

何も見えなくなって
そう 絶望 感じてた
わかっていたはずの 
そう 絶望 そう思った

もっと 早く 気づいてれば
こんな ことに ならずにすんだ

何も覚えていない
そう 絶望 感じてた
逃げてたわけじゃない
そう 絶望 ただ それも 

冷たくなる 冷たくなってゆく手を
握りしめてほしい
救われたい 救われたい思いを
抱き続けてほしい

from you   from you

hallelujah...

冬に 咲く花を 探して
陽の あたる場所はもう

どこにも見当たらない
そう 笑顔 失くした
いまさら 涙あふれて
そう 希望は まだそこに

冷たくなる 冷たくなってゆく手を
握りしめてほしい
救われたい 救われたい思いを
抱き続けてほしい

from you   from you

hallelujah...

hallelujah...


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