7/26 下北沢 Laguna /Laguna 16th Anniversary "Feel"


act: 高木フトシ / 三輪和也 / リールー

 この日のイベントはバンドと弾き語りの構成。転換中にステージ床を見るとステージ床にはぽたぽたと汗??の跡??がある。会場内が異常に熱気を帯びている。外気と同じくらいに暑い。観客席から「暑い暑い」という言葉だけが連呼されている。最前列の観客は自前のハンディー扇風機でセッティング中の髙木フトシに風を送っている風景が見える。ここでライブハウスのエアコンが故障していると彼によって知らせれる。それはさすがに暑いはず!!である。灼熱のライブハウス!と表現して良いだろう!!
 セッティングが終わった髙木フトシが椅子に着席する。「見た目はどうでもいい笑」と言い。。彼は新宿神音会の手ぬぐいを頭に巻いた。この鉢巻スタイルのままギターを構え歌い始める。この暑さの中でのパフォーマンス。。観客はもちろんのこと演者である彼は「大丈夫なのか??」と心配せずにはいられない。心配をよそにギターの音が鳴がなる。会場の暑さなどライブには関係ない。髙木フトシの歌世界へ誘われる。この日も変わらず髙木フトシの歌がそこにあった。

            photo by akatsuki

 この日のセットリストは『Lagunaだからガット1本』とブログで宣言していた通りエフェクターのピコピコ音なし。静かにblind/blindで始まった。このライブハウスでの選曲はあまり歌われない曲。髙木フトシのレア曲が歌われる印象がある。この日は比較的最近歌われている曲とNirvanaのカバー曲。聴き慣れた曲のセットリストであった。それはブレない髙木フトシの貫きが感じらる。動より静と言った印象の曲が続く。MCは会場の暑さもあり、彼が「大丈夫?」と観客を気にかける言葉が多く聞かれた。MCの度に「暑さ」の話題がトレンド入りしていた。この様な環境であるためか。。MCはいつもより若干テンション高めの髙木フトシが面白かった。暑さ以外の話題として。この日の共演者・三輪和也と意気投合し、1日彼と過ごしていたと楽しそうに語っていた。そしてお互いに共演を熱望していたと。
 約50分の本編が終わった。アンコールせずにいられない内容の髙木フトシのライブパフォーマンス。観客からのアンコールの拍手。彼は立ち去らず。。観客のアンコールに応える。アンコール曲は311の震災があった時に作った曲と説明し福島の星空を思い浮かべながら作ったという。彼は歌うことしか出来ないと言い。。大雨被害の山形の方に届いたら良いなと。Star fall。Lagunaの狭いステージに星空がどこまでも広がってゆく。。彼がこの歌を歌うと満点の星空が見えてくる不思議。満点の星空がキラキラと輝き、ライブハウスに星が降り注ぐ。そんな錯覚してしまう。彼の思いを乗せた歌は、絶対に山形に届いたでしょう。。
 激暑という最悪な環境での髙木フトシのライブが終わった。始まる前、あんなに暑かったというのに、いつの間にか暑さに慣れたのか?。。いつしか激暑の環境も気にならなくなっていた。髙木フトシの歌に没入出来た約50分だった。

灼熱のステージ!

次回。髙木フトシライブ。8/3下北沢440。音沙汰良好。

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