6/26 池袋 CHOP 高木フトシ ワンマン - 導く、雨-

髙木フトシワンマン ー導く、雨ー
act:髙木フトシ

池袋手切といったら爆音!と頭に浮かぶ。弾き語りライブの概念をぶち壊す髙木フトシのライブ。爆音は通常運転。弾き語りの進化系と言っても過言ではない。ギター3本フルセット。髙木フトシのライブパフォーマンスは圧巻!!

ワンマンタイトルー導く、雨ー。WHATの歌詞の一節から。ワンマン幕開けはこのWHAT。ここからMCなしのノンストップ。本編3曲残して初めてのMC。前回ライブのMCでライブハウスの意気込みが凄いと言っていた通り。。照明と。音響と。聴いている者が髙木フトシの世界観にどっぷりハマるように。段々と引き込まれるように。。

聴きどころは沢山あったけど。。車輪の声が頭から離れない。フトシさんの歌に合わせて情景が浮かんでくる。
途中。ギターの音がなくなり。フトシさんの声だけになった時。より感情的に。。 
     
ガラスが割れる音の鼓動
吹き飛ぶ夜の この惨状を
まだ気付けない 車輪の声

見て見ぬフリをし続けたんだ
背を向けたまま 走り去ったんだ
星に願い 祈るだけで

円を描く 円を描く
      
      「車輪の声-lyrics抜粋-」

イベントと違いワンマンは約2時間をフトシさんひとりギターを弾いて歌い続ける。陰と陽の歌が繋がっていく。聴く側の集中を切らせないセットリスト。あっと言う間にライブ終わりに近づいていた。

ワンマン始まってからの1回目のMC。
フトシさんがやらかしたダブルブッキングで分かった手刀の髙木フトシ愛の話しから。。沖縄で歌うことを断念した話し。
本当は6/23慰霊の日に沖縄で歌いたかったと。諸事情で断念。この日のためのワンマンだと言う。この池袋手刀から歌いたい歌を沖縄へ。
人を殺めることのない世界。その世界が普通になればいいと願いを込めて。。so。
夜空。blind/blind。

髙木フトシ。ワンマンセットリスト全曲歌い切る。
最後には声が擦れていた。これ以上叫んだら声がなくなるだろうと予想がつく。
声をなくしての歌であっても。。その場にいた全ての人が納得の髙木フトシのステージだった。

本編歌い切ってフトシさんがギターを置いてステージから去るとアンコールの拍手が始まる。鳴り止まない拍手。
少し経って。。アンコールの拍手に応じフトシさんはステージに戻ってきた。
MCを挟んでアンコールの歌へ。
爆音でslide。。ではなく。。声がだいぶ本編で消費してしまったらしく。。ガットギターに持ち替えギターの爆音なし仕様の静かなslideへ。ガットギターを抱えて歌い出すと声が。。出ず。。出ず。。泣。。
考え改め。。爆音でslideとギターを持ち替え「用意はいいか!」と。客席に「俺の歌ないけどいいか笑。歌えよ!笑」と煽る。ギターの爆音。お客みんな手を挙げてフトシさんに答える。
爆音に掻き消されるフトシさんの擦れる歌声。最後の力を振り絞ってガラガラの声ででslideを叫ぶ。叫ぶ。歌い切ることを諦めずに潰れた声で叫ぶ姿が尊く美しい。
これは髙木フトシが100%以上の力を発揮した結果によるもの。約2時間。自分の歌を歌い切ったフトシさんにお疲れ様の拍手を。
ライブが終わった後は納得の拍手でみんな笑顔だった。笑



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