不思議なコンプ MAGNUM-K 所感

plugin alliance MAGNUM-K

頻繁にセールしてるplugin alliance、お買い得そうだったのでとりあえずポチってみました!

このコンプ、とても不思議なコンプで、MUGNUMコンプ-Kコンプ-EQ2と、コンプ2つにEQが一個ついたチャンネルストリップ的なコンプなのです。
各セクションに関してはメーカーの説明文が詳しいかと思うのですが、プラグイン版の解説にKコンプがなんなのか載ってない?(見つけられてないだけだったらごめんなさい)感じでしたので、色々調べてみました。
所感の前に一旦解説します!

謎多きKコンプ

Kコンプは、『3khzにかかるコンプ』だそうです。
コンプをかけると、大きな音は小さく、小さな音は大きく、音を均す効果があります。
『音圧』を高める上で非常に大事な作業なのですが、そうすると『大きいと聴感上好ましくない音域』も一緒になって大きくなってくることがままあります。
(例えばボーカルの歯擦音、ギターのピッキングノイズなど)
そんな音域が3khzくらいにいることが多いので、Kコンプで抑えちゃおう、っていうのがこのMUGNUM-Kコンプの考え方のようです。
この辺も、ディエッサーがついてるチャンネルストリップの考え方に似てますね。

所感

結構いじるところがたくさんあって難しい!
玄人向けコンプだと思います。
1176みたいに、とりあえず突っ込んであとは直感的にツマミをいじればなんとなく良くなる…というようなコンプではないです。
もっと設定を細かくいじって、理想の音に近づける…頭の中に理想の音が鳴ってる人向けのコンプですね。
コンプのかかり具合は一個一個レビューするとめちゃ時間と文字数を要するので、とりあえず音質レビューだけ…

音質は、味付けなし!!って感じの音です。
特定のどっかの帯域が挿すだけで変化して気持ちいいーー!とかそういうことはありません。
この辺はマスタリングを視野に入れてる機材だからこその音質なのかなと思います。
なのでトラックに挿すだけだとなんか物足りないかもしれません。
トラックに使うなら、お気に入りのEQやサチュレーターと一緒に使うのが音作り的にはいいかもしれませんね。
air bandついてることを考えると、ドラムとかストリングスとか、高域を扱う音のバスとかに挿すといいのかもしれません。
綺麗に録れてるアコギやボーカルなんかには最高かも。

遂にair band EQを手に入れた!!

ちなみな自分はair bandが欲しくてこのコンプを入手しました。
(だってEQ買うよりも値引率高くてお買い得っぽかったから…)
air bandはとても効果的なFXですね!
もともと、air band的なことを、ずっとsoftubeのPE-1Qでやってたのですが、いうて16khz。
もっと高い帯域をいじりたい…!!
そんな思いを叶えてくれる素敵なEQです。
air bandをブーストしまくると、なんか低音の帯域も一緒に持ち上がってディストーションがかかってくるのですが、現在価格40万弱の実機のレビューに、40khzをブーストすると200-300hzも上がってくると書いてあったので、仕様のようです。
このポイントが音楽的なEQをしてくれる大きな要因なようです。
今後作る曲とかにガンガン使っていこうと思います!

最後に…

なんかこのコンプ、自分がざっと探してみた感じ、あんまりレビューや使い方が見つからなかったので記事を書いてみました。

結構面白い、使い方によっては積極的に音作りできるし、味付けなくスムーズにコンプもかけれる非常に使い勝手のいいコンプだと思いますので、もし良かったら試してみてください。

コンプ初心者には正直オススメできない複雑さではあります…

ということで引き続きよろしくお願いいたします!



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