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これから

人形作りについて
球体関節人形を作り始めて約3年ちょっとが経ちました。
去年くらいから発表の場を広げたくて公募展などに何度か出品してきました。

沢山の方に見て頂く事で色々な意見が聞けるし、
自分では気づかない事に気付けるので、今後も許せる限り展示の場を広げたいと思っている。

そんな中、先日ある所で私の人形について感想を貰う機会があり、
頂いた感想が、「丁寧で繊細に作られているが、個性に乏しくインパクトに欠ける」との事だった。

正直ズシンと来た。
個性が無いのは自分でもわかっている。
そうだよね、そうなんですよ。と。
一瞬落ち込みはしたけど、いや待てよ、
丁寧で繊細には作れているらしい事に嬉しくなった。
それは私が今まで制作に努めてきた目標だったから。
奇抜な作品を作る前に先ずは丁寧な仕事ができる事を目指していたから。

技術に自信が無くてまだまだ改善しなきゃならない所があって、
とにかく正統派な作品を沢山作って腕を磨こうとしてきた。
絵でいうところのデッサン力を磨く。
今も頑張り中なんだけど。
その点はまぁまぁ出来る様になってはいたって事ですよね。
だから次に進む時が来たのかなと。

創作の世界では個性、独自性、奇抜な感性が求められていて、
それが重宝されるらしい事は分かっている。

果たして自分に魅力的な作品作りに必要な感性があるのかどうかはさておき、
温存していた色んなイメージを表に出して行こう。
いつか作りたいと思っていたイメージのメモは沢山ある。
これからは自分にしか作れない個性のある作品作りをして行かなくちゃならないんだと、今またスタート地点に立った出来事でした。

だから、時には色々な評価、辛辣な意見を貰う事も必要なんだと思います。
今自分がどの程度の場所に立っているのか?
自分一人で黙々と作っていてもわからない事ってあるよね。

まだまだ精進いたします。

月代葉

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