#42 お寺で子ども向けイベントをやってみた
先日、お寺で未就学児・小学生を対象にしたイベントを開催しました。
企画から運営まで、たくさんの学びがあったのでnoteにまとめます。
今回参加してくださった親子7組のお客さまのうち、
ほとんどがお寺とは無縁。
それでも、「お寺のことを子どもたちに知ってほしい」
という私の想いに共感して参加して下さいました。
企画から集客・運営まで、ほぼ私一人で担当し、
お寺にあるリソースで出来るので経費は数百円。
他のお寺でも再現できるように
できるだけ具体的にまとめました。
イベントの背景
お寺は、お葬式や法事のイメージが強く、
関わる方は高齢者が圧倒的に多い。
そして、核家族化が進んだ現代では、家での継承がされにくい。
お寺とは縁のない若い世代とつながるために何が出来るのか、
いつも考えていました。
目的・ゴール
子どもたちにお寺や仏さまに親しんでもらうこと。
何となく「落ち着くなぁ」とか、
「また行ってみたい」「もっと知りたい」
という感想を持って帰ってもらうこと。
こだわったポイント
①お寺でしか出来ないことをやる
子ども対象だからといって、
「お菓子で釣る」みたいなことはしませんでした。
他では出来ない、お寺だからこそ出来ること。
「お菓子を配るだけ」、「みんなで楽しいゲームをするだけ」なら
地域の子ども会などで十分です。
お寺でのゆっくり静かに流れる時間、
お香の匂い、
仏さまにお供えをするという体験。
これらを素直な子どもたちに届けたかったのです。
②子どもを飽きさせない工夫
私のつまらない話など聞いてくれないはず。
子どもたち自身の頭で考えること、
手を動かすこと、
色や匂いを感じること、
心に静かに向き合うこと。
子どもたちが自分のあらゆる感覚を使う時間を長く取りました。
③最低限守ってほしいルールは率直に伝える
子どものためのイベントなので、
うるさくなったり、走り回ったりは全然OK。
でも、「内陣には入らないように」と1つだけルールを伝えました。
「何やっても良いよ!」「自由だよ!」ではなくて、
ケジメを伝えておくことも大事です。
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