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Your love's so dangerous;サノク回顧録

決心〜ホテルに着くまで

時は1月4日 水曜日までさかのぼります。このときは漠然と「サノク行きたいな~」ぐらいの考えでした。

そして明くる日の1月5日 木曜日、「サノクに行きたい!」という気持ちが大爆発し、仁川行きの飛行機を取ってしまいました(フォロワーさんが一緒に行きましょう!と言ってくださったことも私を後押ししました。ありがとうございます)。このときはペンミがあるとも露知らず、今行かないともう会えないかもしれないと本気で思っていました。
母に「明日韓国行ってくるわ!」と告げると、「ハア!?」と返されましたが、「どうせ止めても行くんやろうから気を付けて行ってきなさい」と言われました。心の広い両親に感謝します。
K-ETAやらQ-CODEやらの申請を爆速で行い、数時間で許可も下りて良かったです。みなさんはちゃんと72時間前までに申請するようにしてください。

そんなわけで1月6日 金曜日、韓国へすっ飛びました。

驚いたフォロワーさんもいたかもしれませんが、自分の突発的な行動力に自分が一番驚きました。

というわけで無事韓国に入国し、スーツケースまで受け取ったのは23時過ぎ(フライトは結局30分くらい遅れました)。次の日は朝5時から本人確認だったので、いかに早くホテルにたどり着けるかが鍵でした。
すぐに駅に行けば終電には間に合うだろうと考えていて、焦って駅に向かいました。幸い道にも迷わず電車にも間に合いそうだったのですが、ここで大問題が発生。

「現金をウォンに両替しておらず、切符が買えない」

痛恨のミス。韓国はカード社会だと聞いていたので、両替せずに韓国に行ってしまいました。かなり遅い時間だったので空港の両替所も閉まっており右往左往。両替機を探すも見つからず。
駅員さんに「Where is a money changer?」と聞くも、「改札の中に入れてあげるから、中にあるATMで下ろして」との返答。カードを2枚持っていましたが、どちらもキャッシング機能をつけていなかったので現金を下ろせませんでした。目の前が真っ暗になりましたが、仕方がないのでタクシーでホテルまで向かうことにしました。韓国のタクシーは日本に比べるとかなり安いですが、それでも深夜料金が加算されたこともあって痛い出費でした。次回以降はちゃんと現金持っていきます。

ぼったくりのタクシーもあるから気をつけろといった口コミを見ていたのでちょっと怖かったですが、タクシー乗り場のお兄さんに(ソウル行きはここ並んで)みたいなことを言われたので大人しく並びました。
幸い私が乗ったタクシーの運転手さんはとても良い人で、私が必死に「カードOK!?マスターカードOK!?」と聞くと「OKOK!大丈夫です!」と流暢な日本語で返してくれました。日本で働いていたそうな。ホテルの住所を伝えて出発すると、今まで体験したことのないスピードが出て笑ってしまいました。普通にハンドルから両手を離したり、速度超過のアラームがずっとビービー鳴ったりしていて面白かったです(私はこういうのを面白がるタイプです)。そのおかげで電車に乗るよりも早くホテルに着いたので結果的にはよかったですが(?)。後から調べましたが、黒いタクシーはちょっと高いけど安全運転みたいなのでそちらに乗るべきみたいですね。これはこれで良い経験でした。
というわけで12時半ごろホテルに着き、眠たさと興奮に挟まれながら知らぬ間に眠りにつきました。たぶん2時間くらいは寝ました。

230107 음악중심

① 入場まで

無事に4時に起き、MBC公開ホールへ。4時20分ごろ着いたのでウェイゼンニもまだちらほら。間違えて前の時間に収録をする別のアイドルの列に並びそうになりました。幸い日本人の方と話すことができて安心しました。
4時45分くらいにスタッフさんが列整理を始め、「몇번이세요?(何番ですか?)」と、数字を聞き取る/自分の番号を言う能力を頼りに順番に並びました。当たり前ですがみんな普通に教えてくれますし、こちらも普通に教えます。わからなかったら英語でも大丈夫だったと思います。とりあえず番号順に並んでいれば本人確認で飛ばされる心配もないので、順番通り並ぶことが肝でした。
あと本当に太陽も出てない時間帯なのでとんでもなく寒くて、特に足の裏がめちゃくちゃ冷たくなって、中に入れるのが先か足が使い物にならなくなるのが先かという嫌な耐久戦を密かに繰り広げていました。

本人確認はとりあえずCDとパスポートとネギ鈍器(光らせた状態)を持って、ACE会員証と自分の電話番号がすぐ出せる状態にしておくとバタバタしませんでした。名簿と照らし合わせて結構しっかりチェックされました。ここで番号のシールが渡されて「何時までにもう一度集まってください〜」と言われるのですが、時間が聞き取れなかったのでずっとその辺りをウロウロしたりその辺のベンチに座ったりしてました。寒かったです。
何時か忘れたけど再集合して列を作り直し、またしばらく待ちました。寒さと戦う時間はかなり長かったです。

② 本番

6時半過ぎくらいに建物の中に入って、6時45分ぐらいにいよいよホールの中に入りました。整理番号が早かったので問答無用でスタンディングに詰め込まれ、しっかり埋もれました。寒さでやられた足に鞭を打って背伸びをし、前の人の頭の間からなんとかステージが見える位置を獲得しました。個人的にはスタンディングじゃないほうが良かったですが、これはもう番号の早い順なのでどうしようもなかったです。
たぶんリハ1回+本番3回だったと思います。本当に想像していたよりも遥かに近いところに威神がいて、出てきた瞬間は美しすぎて「ウワー!本当にいるんだ!」と思いました。凄かったです。すべてが。
なんとか頭の間からパフォーマンスを観ましたが、なんかもうすごすぎて記憶がぶっ飛んでいます。全員本当にとんでもないぐらいかっこいいし、スタイルがいいし、ダンスがめちゃくちゃうまい。魅せるのがうまい。

あと実際に人のことを見て「王子様だ!」と思ったのはヘンドリーが初めてでした。その記憶は強烈に残っています。リアルディズニープリンス。高貴な衣装がめちゃくちゃ似合う。まじでかっこいい。
「Your love’s so dangerous」で微笑むくんさんを実際に見て、自然と叫んでました。叫んだというか悲鳴を上げました。ずっとくんさんのこともちとかくにゃとかにゃんちゃんとか呼んでたのにもう呼べなくなりました。あんなヤバい微笑みを見て、生きて帰ってきた自分が不思議で仕方ありません。
ヤンヤンはマンネだし私の方が年下なのに赤ちゃんだと思っていましたが、全然赤ちゃんじゃなかったです。めちゃくちゃかっこよかった。あとラップが本当にうまい。
テンさんはなんかもう雰囲気からして凄かったし、ダンスの気迫がやっぱりずば抜けてました。私はダンスしたことがないので専門的なことは何もわかりませんが、身体の使い方がとても上手いと思いました(何目線?)。それなのに1曲終わるとかわいい笑顔でこちらに話しかけてくれて大混乱しました。本当に同じ人か?
シャオジュンは(言ったらいけないのかもしれませんが)ものすごく華奢で儚くて消えそうでした。髪色やメイクも相まって、現実味がない感じ。ひとりだけ衣装で黒の面積が多くて、それもまた他のメンバーと違った感じが出てました。手の表現はやっぱりすごかったです。

という感じで、スタンディングで埋もれながら必死に威神を目に焼き付けました。
あと私はコロナ禍の前もそんなにライブとか行かないタイプでしたが、(もちろん全員マスク着用で)掛け声ができたのも一体感があってすごく楽しかったです。この日はこれでおしまいです。

230108 인기가요

① 入場まで

7日はそのままKWANGYAに行ったりして遊んで、夜また寝れなくて1時過ぎくらいに寝て4時に起きました。身体中が筋肉痛でした。
カカオタクシーは韓国国内発行のカードがないと予約ができず、日曜日の早朝にすぐにタクシーが来てくれるのか不安でかなり早めに呼びました。朝5時前ぐらいでしたがすぐに来てくれました。カカオタクシー万歳。渡韓の際にはぜひ使ってください(ステマではありません)。

この日はかなり早く着いたので時間に余裕があり、近くの24時間営業の無人カフェに行ってみましたが見事に満席。仕方ないので近くのセブンイレブンで小さいチョコ牛乳を買って外の椅子に座って飲んでました。同じようなウェイゼンニが何グループかいました。
MBC公開ホールは目の前の広場に整列しますが、SBS公開ホールは目の前の歩道(!)に並びました。普通にめちゃくちゃ歩道塞ぐのでびっくりしました。列が隣の建物の駐車場を塞ぐくらいまで伸びていたので、駐車場に入る車が来るたびに移動してました。こういうのが許されているのも良いところなのか、はたまた悪いところなのか、考えさせられました。

私たちが列を作り始めたくらいに反対側でも次のグループの本人確認のための準備が始まったのですが、そのグループは本人確認のスタッフさん用の椅子と机を運んでいて驚きました。こちらはスタッフさんも全員立ちっぱなしだったので、ちょっと衝撃を受けました。そのグループは某大手事務所だったので(なんかこういうところにも差が出てるなぁ)と密かに思っていました。あと1人1枚カイロも配っていて、別にそういう”物”が欲しいとかではなく、会社として朝早くから並ぶファンのことを考えているんだなぁと思いました。ちょっと愚痴みたいになってしまいましたが、朝早くからこんな寒い中ずっと外で働いてくれるスタッフさんには感謝しかありませんでした。

② 本番

何時に会場に入れたかは忘れましたが、普通にずっと待ってました。この日は番号がちょっと遅めでスタンディングではなく後方の座席に座れたので良かったです。近いのも楽しいですが、後ろからだと舞台全体を俯瞰で観られてこれはこれで楽しかったです。背景はこんな感じで作り込まれているんだ、という発見もありました。

この日はリハ1回+本番3回+ワンテイク1回でした。衣装がめちゃめちゃかっこよくて、高貴さとカジュアルさがうまくミックスされていてすごい!と思いました。ヤンヤンが骨手袋をつけていたのには全く気付きませんでした。ヘンドリーは長めのコートがめちゃくちゃ似合いますね。
この日は最後の放送だったからか結構話してくれて、あのシャオジュンのチッケムの最初の場面も生で見れました。くんさんがシャオジュンのお尻をポンってした場面があまりに信じられなくて幻覚かと思っていましたが、普通に撮られてたので信じました。シャオジュンは本当に足が細くてベレー帽も似合っててかわいかった。
やっぱり引きで見るとダンスの揃い具合がすごくて、昨日とはまた違った感動がありました。「応援よかったです!」と撮り終わるたびに言ってくれてとても嬉しかったです。回数を重ねるごとに盛り上がっていくのを肌で感じました。

あと監督(かな?)のお姉さんがずっと良い雰囲気で指示出しをしていて、ファンにも「さあ応援棒を高く上げてくださ〜い!」と優しく言ってくれたりしてすごく良いな〜と思いました。後方から見ると、カメラが何台もあってチッケム用のカメラもあって写真撮影用の大砲もあって、こんなに多くの人が撮影して1つの番組が成り立っているんだなと感じました。

最後にワンテイクカムの撮影があったのですが、「ウワ!Twitterで見たやつだ!」と普通に言いそうになりました。あのすごいカメラワークが生で見られて嬉しかったです。メンバーもカメラマンさんとぶつからないようにちょっと広がってみたりしていて、なるほどこういう感じなのかと思いました。あのカメラマンさんのおかげでこの一発撮りパフォーマンスが見れると思うと、こんなに朝早くからありがとうございますという気持ちでいっぱいになりました。振り付けとか移動とかソロパートまでも完璧に頭に入っているのすごいですよね。それも何グループも。プロの仕事でした。

最後はずっと手を振ってくれて、ファンが退場しているときに仕切りの隙間(?)から顔を出してくれました。シャオジュンは3往復ぐらいぴょこぴょこ顔を出したり引っ込めたりしていて、顔を出すたびにファンが「ウワー!」って叫ぶのでちょっと面白かったです。私も叫びました。ベレー帽だしめっちゃかわいかったです。
というわけでこの日はこれでおしまいです。

さいごに

人生初海外、人生初海外現場、人生初サノクでしたが、本当にめちゃめちゃ最高でした。SMTOWNのとき威神を初めて見て感動して号泣しましたが、今回は近すぎて逆に現実味がなくて、あまりの衝撃に涙も出ませんでした。でもとにかく楽しかったです。
どんな威神も好きですが、やっぱり舞台で輝いているところが1番好きです。これからもっとたくさん見られる機会があったらいいなと心の底から思います。威神V、私を世界中いろんなところに連れて行ってください。
事細かに書いたのでこんなに長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。最後に、韓国滞在中ずっと助けてくれた友人に感謝して、この後記を終わります。

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