大学って何のために行くんだろう?

大学って何のために行くんだろう?

2019年の大学進学率はおよそ54%と、全国の高校生の半分以上が大学に行くこの時代、大学に行くということは最早当たり前で、「何のために?」なんて考えるまでもないことと思う人も多いかもしれません。

でも実際何のために皆様は大学に行くのでしょうか。
勉強の為?就職の為?あるいは遊びの為?
人それぞれ考えていることは違うと思います。でも、はっきりとした理由を持って大学に行こうとしている人は少ないのではないでしょうか。

「大学は学びの場で、学生の本分は学ぶことだ!」
お硬い先生などはそのようなことを言うかもしれません。しかし私はこれはある種本質を突いているなと思うのです。
学生の本分は学ぶこと。確かにそう思います。
では具体的に大学生は何を学ぶのか?大切なのはそこです。

大学生になると、それまでの学生生活より飛躍的にできることが増えます。
交友関係も、行動範囲も広がり、様々な価値観に触れることができます。
そしてそこには沢山の学びがあります。勿論大学の授業内でも。
自分は何が好きなのか、何が苦手なのか。どんな時に嬉しくて、どんな時に悲しいのか。何をやっている時が一番楽しくて、何をやっている時が一番つらいのか。たくさんの自分自身のことについて知る機会でもあります。
この4年間で何を学ぶかは人それぞれです。ですが、確実に入学する前と卒業する前とでは違った自分になっているはずです。

私はこのように、大学生とは自分自身のことを知り、その後の人生について考えることができる期間だと思っています。
実際に私も大学に入ってからの3年間で様々なことを学び、それによって自分の将来についても考えることができ、そして何より入学時とは全く違う人間になっているとも思っています。

それってあなたの話ですよね?結局何のために大学に行くの?

このようなことを思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、結局のところ大学に行く理由なんて人それぞれです。
ただひとつ大切なことは、目的を持って大学に行くことではなく、大学に通ったことで自分はこれを得ることができたと言えるものを見つけることだと私は考えています。

今はまだ「大学って何のために行くんだろう?」のままで良いと思います。純粋に新しい生活を楽しんで欲しいと願っています。
ですが、4年後に大学を卒業する時、「自分にとって大学は○○のためのものだった」と言えるようになってください。

それでは良い学生生活を!