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3月16日(土)は「手話劇!夏の夜の夢」再放送を見る。

 NHK土曜ドラマ「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」原作:丸山正樹さんを見てから、シリーズ化されている原作を続けて読みました。
 今まで手話は、日本語をそのまま手話としている「日本語対応手話」が聴覚障がい者の方たちのコミュニケーションの方法だと思っていたのですが、それは聴者や中途で聴覚を失った人や音を聞き取ることができる人のためであること。生まれながら失聴されている方は「日本手話」が、第一言語であること。よってそれがひとつの言語として確立しているといったことを知り、手話が日本語とは異なる「言語」であるという「認識」ができたのです。つまり、口の動きを読んだり、筆談をしたりはろう者の方にとっては負担の大きいものであることなど。

  実は私はシリーズ2作目からしか読んでいないのですが、2作目の「龍の耳を君に」がとても好きです。


 そんな時、ハートネットTV“ともにつくる”のつくりかた「手話劇!夏の夜の夢」舞台裏1の再放送を見ました。

 聴者である役者さんとろう者の役者さん(番組内の手話が日本手話なのかどうかはわりません)が、声に出すセリフと手話で芝居の稽古をする過程は聴者とろう者間の表現の違いを如実に映し出していました。
 セリフをそのまま手話にするのでは、ろう者の方たちには伝わらない、シェークスピアの格調高いセリフをどのように手話で表現するのか、聴者側の演技と合わせてみたときにより理解してもらうためにはどうしたらよいか、などが稽古を重ねながらお芝居が少しづつ作られていきます。
 その中には意図しなかったけれど、ろう者の方を傷つけてしまう発言もあったり。それに気が付かれた古舘寛治さんは、さすが社会問題や人権問題に積極的に取り組まれている方の気づきでした。

 この「舞台裏2」(下に放送スケジュールあり)が3月13日(水)20:00~20:29(Eテレ)で放送されますし、何よりも本番「手話劇!夏の夜の夢」 をとても楽しみにしています。


■ハートネットTV
“ともにつくる”のつくりかた ~「手話劇!夏の夜の夢」制作舞台裏~

<前編>
本放送:3月6日(水) 20:00~20:29(Eテレ)NHKプラスにて同時・見逃し配信
再放送:3月17日(日)00:45~01:14(Eテレ)※土曜深夜24:45~

<後編>
本放送:3月13日(水)20:00~20:29(Eテレ)NHKプラスにて同時・見逃し配信
再放送:3月24日(日)00:45~01:14(Eテレ)※土曜深夜24:45~


■「手話劇!夏の夜の夢」 1月3日に放送した本編を再放送
再放送:3月16日(土)14:00~15:00(Eテレ)

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