見出し画像

ARCANA PROJECTワンマンツアー「迎えにゆくよ」感想戦

ARCANA PROJECTのワンマンツアー、「迎えにゆくよ」が完結しました。グループ史上最多の公演数で回った今回のツアーは、これまでのライブとは一転してメンバーの近さやフロアを巻き込んだ熱気を感じるライブでした。そんなツアーの感想を記していきたいと思います。


1.距離感がグッと縮んだ開幕

(全公演共通)
1.キミトナラ
2.とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか
3.ときめく夜は私から
4.カンパネラ響く空で

今回のツアーについて、直前配信にて「今まではアルカナの世界観をパッケージにしてお届けするショーのようなワンマンだったけど、今回はアルカナと観客で作り上げるライブに近い感じ」「初めての声出しワンマン(Eureka‼︎)を経て、より一体感を感じられるライブにしたい」と話していた。
その宣言通りのライブを予感させる開幕キミトナラ。LOVEってこと!とかオレンジリウム追焚きとかグッとくるところの多いこの曲。なんとなくだけど、アルカナちゃんとファンが紡いできた絆の象徴的な曲だと思っていて、それを一曲目に持ってきていきなり距離感をガッと縮めにきたなっていう感じがした。
新曲のときめく夜は私からはフラッグフリフリ曲、あおにゃんがフラッグ先導していたのがうたのおねえさん感あって好き←
そのフラッグを持ったままカンパネラ歌い出して決めポーズするのかっこよすぎるって🫶ポーズがめっちゃ決まってた。

2.アルカナらしい世界観を構築する中盤

(東京・愛知)
5.メビウス
6.夢で世界を変えるなら
7.星影のファンタジア
8.迷わないConquest
9.快晴のエスタリスタ
 
(大阪、静岡)
5.メビウス
6.ユリイカ
7.天運ヘキサグラム
8.Ace Of Pentacles
9.慟哭のトルメンタ

最初のMCで衣装紹介や今回のライブコンセプト?(愛の交換、ぶつけ合い)の話題を挟んでからの中盤パートに突入。
アルカナの音楽の世界を楽しんでくださいというMCから始まったこのパートは、新曲のメビウスを起点にして、アルカナらしい叙情的な曲多めで世界観を創り出していた。こういうコンセプチュアルなアルカナも大好きなので、ライブ感強めの今ツアーでも見れたの嬉しかった。
このパートは会場によってセトリが2パターンに分かれた。東京と愛知は1stアルバム「創世記」の正位置盤曲、大阪と静岡は逆位置盤曲が多めにセトリに組み込まれてる、対照的なセトリになっていた。その対比を象徴するエスタリスタとトルメンタがやっぱりよかった。特に静岡のトルメンタ、うーちゃんの気迫がとにかくすごかった。

余談だけど、ツアー完走後に公式から全公演のプレイリストが公開されたのですが、この正位置逆位置でサムネが違うの、こだわりが感じられてすごい好きです。こういう運営の細かさもこのグループが信頼できる理由の一つなんだよな。

3.熱狂の声出しパート

(全公演共通)
10.ACE of WANDS
11.恋衣
12.革命的レイメイ
13.ナニモノローグ
14.厭世的ストレングス

次のMCではまだまだ声出すますか!って感じの煽りがあった。途中ご当地ネタ(551、さわやかetc)が入れられててツアーって感じがして嬉しいよね。
愛知公演であおにゃんが「エビフライをえびふりゃーって言う人ー!」ってコールに誰1人レスポンスしなかったのが面白かったのと、静岡公演でのしおぴのマイクなしのクソデカ大声での煽りにいい意味でびっくりした。

ここから本編ラストまで一気に駆け抜ける。
このツアーの肝となるパート。アルカナの曲の中でも声を出すところがある、疾走感ある盛り上がる曲をここに一気に固めてきた。革命的レイメイのシンガロングはフロア含めてかなり仕上がってきた。アウトロのところでひかるちゃんが声出し煽ってからのアリガトッ!の破壊力があまりにもあまりにも……だったので、ぜひ全人類あれをくらってほしい。
ACE of WANDS→恋衣→革命的レイメイとナニモノローグ→厭世的ストレングスの前曲の最後で次の曲のフォーメーションになる振り付けも熱すぎる。バンドで言うとアウトロ→次の曲のイントロに繋いでいく感じのやつ。大好物。
あと、うーちゃんの「君と明日を見に行こう」の曲振りから始まるナニモノローグがめちゃくちゃ好き。この歌詞にまつわるエピソード聞いてからさらに好きになってる。

(全公演共通)
15.アイレ

アイレの意味の一つである「翼」で何度でも「迎えにゆくよ」、というツアータイトルに繋がるMCからの本編最後の曲。

東京公演のアイレがYouTubeに上がっていますけど見ましたこれ??やばくないですか?このツアーのためのシンガロングたっぷりバージョンのアイレ。
基本音源でのライブだから、まさかこのツアーのための特別な間奏が来るとは思わないじゃん。
アイレ自体が力強い愛の歌なのもあって、会場のボルテージはどの公演でも最高潮。散々声出しして最後の最後にこのシンガロングだったの喉壊れるかと思ったけど、そんなことお構いなしに声を出し続けた。出したいと思わせるような特別な間奏であり、特別な熱気であり、何よりも声を出したいと思わせる5人の熱いパフォーマンスだった。
メンバーが感極まる公演もあったのもわかる、特別なアイレだった。

4.アンコール

(全公演共通)
En1.たゆたえ、七色

アンコールはさざなみの音からのたゆたえ、七色で開幕した。1月のあおにゃんのでんぱ組卒業公演と全く同じ演出。あの日と地続きの今は、選んだ道を自分の力で正解にする最中なんだよなーと思いながら聴いていた。幾度となく特別な景色を見せてくれたこの曲、次はどんな景色を見せてくれるんかな。

(東京)
En2.ユリイカ 
(大阪)
En2.きっと、その未来にたどり着くから
(愛知)
En2.Dawn of the Future 
(静岡)
En2. the Sunlight

そして最後の曲。このパートのみ全公演曲が違った。それぞれの曲の歌詞に準えたMCの後にくるエモ曲で締められるライブはいい余韻が毎公演残っていた。
大阪終わった瞬間に、「この流れ、絶対名古屋Dawnで静岡Sunlightじゃん!!」って仲良いオタクで話してて解釈一致すぎたし、本当にそのセトリ持ってきてくれたアルカナちゃんが信頼でしかない。一曲一曲の意味を考えて大切にしてくれるグループなんだよなー。

感想

これまでのストーリーテラー的側面の強かったアルカナのワンマンライブの強みを一旦手放した今回のツアー。東京公演こそどんな感じのライブになるんだろうというドキドキがあったけど、メリハリの効いたセットリストに力のこもったパフォーマンスで、ARCANA PROJECTが熱気あふれるライブもできることを証明したと思う。グループとしての武器が増えた感ある。
ツアーの醍醐味である、回を追うごとにライブが成熟していき、メンバーの成長が感じられるいいツアーだった。特に東京と静岡ではフロアとの距離の縮め方とか思いのぶつけ方とかが全然違うなって感じがした。
ご当地ネタもツアーの醍醐味で楽しかったけど、大阪公演のあおにゃんの関西弁がどこから直したらいいのかレベルでダメだったのでそれも書き残しておきます(小声)
なによりも彼女たちの充実感を感じることができたのが嬉しかった。
近い未来に嬉しいお知らせがあるとのことなので、期待して待ちたいと思います🤭

4公演全部最高に楽しかった!!ARCANA PROJECTのことがもっと大好きになるツアーだった!!

ツアーのプレイリストはこちら


全通の証。ひかるちゃんのイラスト良すぎる


東京公演、ひかるちゃんにこの後怒られたやつ


大阪公演、さすがにあおにゃんかわいすぎん?


名古屋公演、春のハーフツイン祭り


静岡公演、ハナちゃん「the Sunlightでしたね😏」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?